ハイドロキノン

(効果・使い方・注意点)

ハイドロキノンは、メラニンの生成を抑え、シミやそばかすを防ぐ働き(※2)を持つ整肌成分です。その優れた特徴から、美肌を目指す方のためのスキンケア成分として広く知られています。しかし、デリケートな成分でもあるため、正しい知識を持って使用することが大切です。このページでは、ハイドロキノンの効果・仕組み・使用時の注意点・他のケアとの違いまでを、できるだけ中立的に解説します。

※2 メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ

ハイドロキノンとは(基本情報)

ハイドロキノンは、メラニン色素の生成を抑えてシミやそばかすを防ぐ(※2)ための整肌成分です。もともとは写真の現像などにも使われてきた物質ですが、皮膚のコンディションを整える優れた作用が確認され、スキンケアやドクターズコスメの領域で美白(※2)目的に用いられるようになりました。

最大の特徴は、シミやそばかすのもととなるメラニンの生成プロセスに働きかけ、先回りのケアができる点にあります。一般の化粧品にも広く配合されている成分ですが、ANS.で取り扱うドクターズコスメのように、医師のアドバイスのもとでご自身の肌質や目的に合った濃度のスキンケア製品を選ぶことが、効率的な美肌作りへの近道となります。

※2 メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ

ハイドロキノンの基本情報

シミ・そばかす予防への効果

ハイドロキノンは、日焼けによるシミ・そばかすを防ぎ、透明感のある健やかな肌印象を目指すために用いられます。

シミ・そばかすの予防ケア

紫外線を浴びることで生じる老人性色素斑や、そばかす、ニキビ跡などの炎症の後に残る色素沈着に対して、新たなメラニンの生成をピンポイントで抑え、未来のシミ・そばかすをしっかりと防ぎます。気になる部分に重ねて部分的にアプローチしやすいのが特徴です。

肝斑(かんぱん)のあるお肌への使用

左右対称に広がるぼんやりとした肝斑でお悩みのお肌にもご使用いただけますが、肝斑のあるデリケートなお肌は刺激に対して非常に弱いという性質があります。そのため、ハイドロキノンを配合したスキンケアを使用する際は、トラネキサム酸などの内服ケア(※4)と組み合わせ、お肌を内側と外側の両面から優しくいたわることが推奨されます。ご自身の肌に合うかどうか、まずは医師のアドバイスを受けると安心です。

※4 医薬品の処方

効果が出る仕組み(作用機序)

ハイドロキノンがお肌にアプローチする鍵は、メラニンを作る細胞「メラノサイト」の働きにあります。

お肌が紫外線などの刺激を受けると、肌内部で「チロシナーゼ」という酵素が活性化し、メラニン色素が過剰に作り出されます。ハイドロキノンは、このチロシナーゼの働きをブロックすることで、新たなメラニンが作られるのを防ぎます。

内服ケア(※4)が「全身の巡りから、メラニンが作られる手前の指令に働きかける」のに対し、外用のハイドロキノンは「気になるところへダイレクトに重ね、その場でのメラニン生成を抑える」という役割を担います。アプローチする場所や方法が異なるため、内側からのケアと、外側からのスキンケアを適切に組み合わせるアプローチがよく選ばれています。

※4 医薬品の処方

メラニン生成の仕組みとアプローチの比較

健やかな肌を目指すまでの期間・経過

ハイドロキノンを配合したスキンケアは、使用した翌日にすぐ変化が現れるようなものではありません。お肌の生まれ変わり(ターンオーバー)のサイクルに合わせて、じっくりとコンディションを整えていくのが基本です。

時期の目安 あらわれ方の目安
〜1ヶ月ごろ お肌への慣らし期間です。デリケートな成分であるため、一時的に赤みや乾燥などの反応が出やすい時期でもあります。お肌の様子を見極めながら丁寧に使用していきます。
2〜3ヶ月ごろ お肌のキメが整い、すっきりとした健やかな肌印象を実感し始める方が多い時期です。
中長期(目安:3ヶ月に一度の休薬) ハイドロキノンは長期間にわたり漫然と連続使用すると、肌が慣れて効果を感じづらくなったり、思わぬ肌トラブルを招いたりすることがあります。ANS.では、お肌の健康を第一に考え、3ヶ月に一度は「休薬期間(ハイドロキノンを使用しない期間)」を設けることをおすすめしています。

正しい使い方・塗り方

ハイドロキノン配合製品は、一般的に1日1回、夜のスキンケアの際に、気になる部分へピンポイントで塗布するのが基本です。自己判断で量や回数を増やさず、アドバイスされた使用方法を守ることが大切です。

ピンポイントで塗る 広範囲に塗り広げすぎず、気になる部分にだけ優しく重ねてください。
日中の紫外線対策(必須) ハイドロキノンを塗ったお肌は、紫外線の影響を非常に受けやすくなっています。日中は日焼け止めを必ず塗り、徹底した紫外線対策を行ってください。また、朝は前夜に塗布したハイドロキノンを洗顔で綺麗に洗い流してください。
適切な保管方法 ハイドロキノンは光や空気で酸化しやすく、デリケートな成分です。直射日光や高温多湿を避け、涼しい冷暗所で保管し、開封後は早めに使い切るようにしてください。

使用時の注意点・肌トラブル(副作用)

ハイドロキノンは優れたスキンケア成分である反面、お肌のコンディションや使い方によっては肌トラブルを起こすことがあります。使用前に、起こりうるお肌の反応を正しく理解しておきましょう。

一時的な刺激症状

使い始めの時期を中心に、赤み、かゆみ、ヒリヒリ感、乾燥、軽度の皮むけといった刺激症状(A反応など)が出ることがあります。多くはお肌が慣れることで落ち着いていきますが、症状が強い場合や続く場合は、一度使用を中断してください。

色の抜けすぎ(白斑)のリスク

非常に稀なケースですが、推奨される期間を超えて広範囲に長期連用したり、不適切な高濃度製品を使い続けたりした場合に、塗った部分の色が不自然に抜けてしまう「白斑」が生じるリスクが指摘されています。これを防ぐためにも、適切な濃度を選び、3ヶ月に一度の休薬ルールなどを守って正しく使用することが極めて重要です。

使用を中止し相談すべき症状

強い赤みや腫れ、水ぶくれ、強いかゆみ、または塗った部分の色が不自然に抜けてきたと感じた場合は、すぐに使用を中止し、すみやかに医師やANS.の「HADA相談室」までご相談ください。

使ってはいけない人・注意が必要な人

ハイドロキノン配合製品は、全ての方の肌に合うわけではありません。以下に当てはまる方は、ご使用を避けるか、事前に医師へ相談のうえ慎重にご使用ください。

ハイドロキノン製品でかぶれた経験がある方
過去にハイドロキノン配合の製品でアレルギー(接触皮膚炎)を起こしたことがある方は、ご使用をお控えください。

お肌に傷や湿疹、強い炎症がある方
症状を悪化させるおそれがあるため、お肌が健やかな状態に回復するまで使用を避けてください。

妊娠中・授乳中の方
ANS.HQクリームは、しっかりと保湿をしていただいた上で、妊娠中・授乳中の方でもご使用いただけます。ただし、併用されやすいトレチノイン(ATRAクリーム等)は妊娠中の使用ができませんので、該当する方は必ず事前に医師へ申告してください。

トレチノインや内服ケアとの組み合わせ

ハイドロキノンは、作用の異なる成分やケアと組み合わせることで、より効率的にお肌を整えることができます。

代表的な組み合わせが、ターンオーバーを促す外用成分である「トレチノイン」です。トレチノインがお肌の生まれ変わりを促してメラニンの排出をスムーズにし、ハイドロキノンがメラニンの生成を抑えて先回りの予防をすることで、「作らせない」と「送り出す」の効率的なダブルアプローチが叶います。

さらに、内側からのアプローチとしてトラネキサム酸やビタミンCなどの内服薬と組み合わせ、トータルケアを行う方法もよく選ばれています。組み合わせることでお肌への刺激が一時的に強まることもあるため、お肌の様子を見ながら、専門スタッフによるアドバイスのもとで取り入れるのが安心です。

レーザーや他のケアとの違いと使い分け

スキンケア、内服薬、美容医療(レーザー等)は、それぞれお肌へのアプローチ方法や特徴が異なります。

ケアの種類 アプローチ 得意なお悩み 特徴
外用ケア(ハイドロキノン等) 塗布した部分のメラニン生成を直接防ぐ 日焼けによる局所的なシミ・そばかす・ニキビ跡の予防 自宅で手軽に続けられますが、じっくりと時間をかけてお肌を整えます。
内服ケア(トラネキサム酸等※4) メラニンが作られる手前の指令に、体の内側から働きかける 肝斑(かんぱん)・顔全体的なくすみ 顔全体や全身に作用します。外用スキンケアと併用されることが多いです。
レーザー治療(美容医療) すでに肌表面に現れているメラニン色素に直接作用する 輪郭のはっきりした老人性色素斑など 即効性が期待できる反面、肝斑のあるお肌に照射すると刺激で悪化することがあり注意が必要です。

※4 医薬品の処方

ANS.でのハイドロキノン製品のお取り扱い

ANS.では、医師が皆様のお肌の状態やこれまでのスキンケア習慣をチャット診察等で詳しくお伺いしたうえで、ご自身の肌悩みに最も適したスキンケア製品やインナーケア(内服薬等)の組み合わせをご提案しています。

お届けするハイドロキノン配合のドクターズコスメ「ANS.HQクリーム」は、ご自宅にいながらオンライン診療を通じて簡単にお求めいただけます。

お届けする製品 ANS.HQクリーム(ハイドロキノン5%配合・整肌成分)
費用 定期便価格:¥2,970(税込)/ 単回価格:¥3,300(税込)
ご相談窓口 使用中に赤みや乾燥などの不安な変化を感じた際は、いつでも「HADA相談室」にて医師やスキンアドバイザーに無料でチャット相談が可能です。

処方の流れ・料金

ANS.のオンライン診療を利用すれば、スマートフォンのチャットを使って、お仕事や家事の合間にお肌の相談や、適したスキンケア製品・お薬のご提案を受けることができます。

面倒な通院の手間をかけることなく、ご自宅にお肌に合わせたセットをお届けしますので、忙しい方でも無理なく美肌習慣を継続していただけます。料金やご利用手順の詳細は、案内ページをご確認ください。

Let’s try!

医師があなたの肌悩みに合わせた
スキンケアをお選びします。

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よくある質問

01.
効果を感じるまでどのくらいかかりますか?
お肌の状態や生まれ変わりのサイクルによって個人差がありますが、お肌のキメや印象に嬉しい変化を実感する目安として、2〜3ヶ月程度の継続をおすすめしています。即効性を求めるものではなく、毎日コツコツと丁寧なスキンケアを続けることが美肌への近道です。

02.
ハイドロキノンは肌に危険と聞いたことがありますが、大丈夫ですか?
正しい濃度や使用方法、適切な使用期間を守って医師の管理のもとで使用すれば、過度に心配する必要はありません。ただし、自己判断で極端に高濃度の製品を長期間・広範囲に使い続けたりすると、白斑などのリスクが生じるおそれがあります。ANS.ではお肌の安全を守るため、3ヶ月に一度の適切な休薬サイクルを設けてお届けしていますので、安心してお使いいただけます。

03.
朝や昼に使っても大丈夫ですか?
ハイドロキノンは光に非常にデリケートな成分であるため、原則として夜のみの使用を推奨しています。朝の洗顔時には前夜に塗ったハイドロキノンをきれいに洗い流し、日中は日焼け止めによる紫外線対策を徹底してください。

04.
妊娠中や授乳中でもハイドロキノンは使用できますか?
ANS.HQクリームはお肌をしっかりと保湿していただいたうえで、妊娠中・授乳中の方でも問題なくご使用いただけます。ただし、併用されることの多いトレチノイン(ATRAクリーム)は妊娠中の使用ができませんので、診察時に必ず医師へ現在の状況をお伝えください。

05.
市販のハイドロキノン配合クリームとは何が違うのですか?
一般に市販されている化粧品は、成分の配合濃度が非常に低く抑えられているものが大半です。医療機関や提携専門オンライン診療(ドクターズコスメ)でご紹介するハイドロキノン製品は、医師の的確な肌診断のもと、お一人おひとりの肌状態に合わせた適切な濃度(5%など)を正しくご使用いただける点が異なります。

監修者情報

竹村 昌敏

ANS.監修医

2008年高知医科大学医学部卒業。初期研修後都内の大学病院麻酔科入局。その後、整形外科へ転科。2015年から医療×ITのスタートアップに参画し医療監修を務める。医療×IT分野の執筆多数。医療×ITを美容医療に導入するべくANS.の立ち上げに参画。