この記事を読んでいるあなたは今、上記のように考えているかもしれません。

結論を先にお伝えすると、毛穴の白いニョロニョロの正体は古くなった角栓が排出されずに毛穴に詰まったものです。治すには正しいクレンジングと洗顔・保湿が重要なほか、どうしても気になるという方は皮膚科で診察してもらうことがおすすめです。

以下では、毛穴のニョロニョロの原因や取る方法について詳しく解説するのでぜひ参考にしてください。

毛穴の白いニョロニョロの正体は古くなった角栓

毛穴から突き出して見える白いニョロニョロの正体は、古くなった角栓が排出されずに毛穴に詰まったものです。

角栓は毛穴の中で皮脂や角質が混ざって詰まった物体です。

毛穴に詰まった角栓には、黒い点のように見えるものと、白くニョロニョロとしたものと2つの主な種類があります。

黒頭粉は、毛穴に詰まった脂質や角質が酸化して黒く見えるもので、主に顔のTゾーン（額、鼻、顎）など、皮脂分泌が比較的多い部位に見られます。

白はまだ酸化が起きていない状態の詰まった角栓です。毛穴の拡大や肌のざらつきの原因となるだけでなく、白頭粉を放置していると、ニキビができるリスクが高まります。

毛穴のニョロニョロの原因

毛穴のニョロニョロはなぜできるのでしょうか。その理由を詳しく解説していきます。

• 過剰な皮脂分泌
• ターンオーバーの乱れ
• メイクの汚れが残っている
• 乾燥
• 毛穴の開き

過剰な皮脂分泌

毛穴のニョロニョロ（白頭粉）の原因の1つめは、過剰な皮脂分泌です。

皮脂が多い状態では、ターンオーバーによって皮脂が排出しきれず、毛穴に皮脂が残り、詰まります。すると汚れがさらに溜まって、毛穴のニョロニョロ（白頭粉）となって目立ってしまうのです。

10代はホルモンの影響により、皮脂分泌が多く角栓ができやすい時期なので、白頭粉が気になる方が多く見られます。

また糖分や脂質の多い食事も皮脂の過剰分泌を招くことがあります。食生活に注意することも大切です。

ターンオーバーの乱れ

肌のターンオーバーの乱れも、毛穴のニョロニョロの原因となります。

肌のターンオーバーが遅くなると、古くなった皮脂や角質が排出されず毛穴に蓄積されます。こうして顔に残った皮脂や角質が酸化して角栓が作られます。

逆にターンオーバーが早まることも毛穴のニョロニョロの原因となります。肌のターンオーバーが早まると、バリア機能の弱い肌が作られて乾燥しやすくなります。乾燥から余分な皮脂分泌を招き、角栓がつくられる場合があります。

また、肌が乾燥すると周辺の皮膚が硬くなり、毛穴が詰まりやすくなることも角栓の原因となります。

メイクの汚れが残っている

メイクが十分に落としきれないと、肌に残った油分やメイク成分が角栓の原因となります。

洗顔やクレンジングが不十分な場合、メイクやスキンケアが肌に残ります。残った油と肌の自然な皮脂が混ざると酸化して角栓ができる可能性が高まります。

またメイクや油分が毛穴に詰まると、正常なターンオーバーが妨げられます。古い角質が蓄積され、これが肌の自然な皮脂と混ざって酸化し、さらに角栓ができやすくなります。

乾燥

乾燥も毛穴のニョロニョロの原因となります。

乾燥した肌は水分不足を補おうとして皮脂分泌が増加します。すると皮脂の排出が間に合わず毛穴にたまり、角栓の原因となります。

また、肌が乾燥するとターンオーバーが早まり、肌が育ちきれないまま保水機能が不十分な肌が作られてさらに乾燥し、肌が硬くなりさらなる皮脂分泌を招くという悪循環に陥ります。

毛穴の開き

毛穴が開いていると角質や皮脂がたまりやすくなり、角栓の原因となります。

毛穴の開きは、毛穴の口の部分が広がり、肌表面に大きな穴が見える状態で、毛穴周りの組織が弱くなり、収縮しきれなくなることによって生じます。

毛穴が開くことで、肌表面の皮脂や角質が毛穴にたまりやすくなります。これが角栓の形成を促進し、ニョロニョロとした白頭粉が生じる原因の一つです。

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毛穴の白いニョロニョロを指で押し出すのはNG！鼻パックもだめ

毛穴の白いニョロニョロをセルフケアする時、指で押し出すのはおすすめできません。毛穴に詰まった角栓を指で押し出すと、指やつめの雑菌が毛穴に入り炎症を起こす可能性があります。

指で強く圧迫すると、毛穴や皮膚が傷つき毛穴が開きっぱなしになる可能性もあります。

また指での押し出しや力づくのケアは、皮脂膜を傷つけ、皮膚のバリア機能が低下します。皮脂膜が剥がれると、肌が乾燥しやすくなり角栓が詰まりやすい肌になってしまいます。

鼻パックも同様に、強い引っ張りや成分による刺激が肌に負担をかけるリスクの高い方法です。繰り返し鼻パックをすると、将来的に毛穴が大きく開いた肌になる可能性があります。

毛穴のニョロニョロを改善する方法

毛穴のニョロニョロを改善する方法を3つ解説します。

• 正しいクレンジングと洗顔
• 保湿も大切
• 蒸しタオルとオイルでオフ

肌に負担をかけないよう、無理なく取り入れてみてください。

正しいクレンジングと洗顔

毛穴のニョロニョロを改善するためには、正しいクレンジングと洗顔が大切です。

クレンジングの際には、肌をこすることなく、優しくマッサージするようにしてください。強い摩擦は肌を傷つけ、毛穴の状態を悪化させる可能性があります。クレンジング剤は必要な分だけを使います。過度な使用は肌を乾燥させ、逆に皮脂分泌を促進してしまうことがあります。

メイクや汚れを効果的に落とすには、乳化クレンジングがおすすめです。クレンジングを肌全体に馴染ませ、水滴の付いた指でクレンジング剤を乳化させる方法です。乳化する時に汚れがクレンジング剤に混ざって、すぐに洗い流すよりも汚れが落ちやすくなります。

洗顔はぬるま湯を使用して行い、クレンジング剤や残留した油分をしっかりと洗い流します。お湯は38℃位が適温です。熱いお湯は皮脂を取りすぎてしまい、乾燥肌を招きます。

保湿も大切

毛穴のニョロニョロがたまりにくい肌を作るためには、保湿も大切です。

化粧水は保湿成分が豊富で、肌の水分をしっかり保持するものを選ぶと良いです。ヒアルロン酸やセラミドなどの保湿成分が含まれた化粧水を使用することで、毛穴周辺の肌をふっくらと保ちます。

毛穴が気になる場合は、収れん作用のある化粧水を利用すると良いでしょう。収れん作用がある成分は、毛穴を引き締める効果があります。ハーブエキスやアルコールフリーの収れん化粧水を選ぶと、肌にやさしく毛穴の引き締めが期待できます。

化粧水の後は乳液やクリームで蓋をして、肌表面に膜を作り乾燥を防ぎましょう。

油分が気になる場合は、軽めのテクスチャーの保湿アイテムから、しっかりと潤いを与えるものまで、肌状態に合わせて選ぶと良いでしょう。

蒸しタオルとオイルでオフ

毛穴のニョロニョロを改善するには、週1回の専用ケアもおすすめです。

温かい蒸しタオルやスチーマーを使用して、顔を5分程度温めます。これにより毛穴が開き、汚れや角栓が柔らかくなりやすくなります。

オリーブオイルやベビーオイルを含ませた綿棒を使用して、気になる部分に丁寧に塗布します。用意できれば、ホホバオイルは毛穴の中の汚れや角栓となじみやすく、取り除きやすくなるのでおすすめです。

綿棒で優しくクルクルと角栓部分をなでて、オイルを馴染ませます。オイルがよくなじんだらティッシュで油分をオフします。その後洗顔して、オイルを完全に落とします。

洗顔後は化粧水で肌を引き締め、クリームで保湿して終了です。

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毛穴のニョロニョロに効果が期待できる医薬品

毛穴のニョロニョロ改善が期待できる処方薬を紹介します。

• アダパレン
• ハイチオール
• ビタミンC

アダパレン

有効成分	効果
アダパレン	角化細胞の分化抑制作用 毛穴つまりの改善 ニキビの初期段階（白ニキビ、黒ニキビ）への効果 ピーリング作用（角栓や毛穴の黒ずみに対する効果）

アダパレンは、毛穴の詰まりを解消する処方薬です。

角化細胞の分化を調整する作用や毛穴つまりを改善する効果があり、毛穴に詰まった皮脂や角栓の排出をサポートします。多少のピーリング作用が期待できるので、白いニョロニョロだけでなく毛穴の黒ずみによるいちご鼻の改善も可能です。

アダパレンはディフェリンのジェネリック医薬品であり、ディフェリンと同様の主成分が含まれています。ジェネリック医薬品は先発品と比較して通常安価で手に入りやすいです。

ハイチオール

有効成分	効果
L-システイン	ターンオーバーの正常化 代謝の促進 抗酸化作用

ハイチオールは、美肌に複数の効果を発揮するL-システインを主成分とする薬です。

皮膚のターンオーバーを正常化し、古くなった角質が適切に剥がれ落ちるよう促進することで毛穴が詰まりにくくなります。

また、ターンオーバーを促進するので皮脂や角質の排出を促します。

さらに抗酸化作用があり、酸化ストレスから肌を守ることで、シミやそばかすの形成を防ぎ、クリアで健康な肌を促進します。

L-システインは食品からの摂取が難しい成分なので、薬での摂取がおすすめです。

ビタミンC

有効成分	効果
ビタミンC	コラーゲンの生成促進 ターンオーバーの促進 活性酸素除去

ビタミンCは美肌に欠かせない栄養素で、食品からも摂れますがより効果的に使いたい場合は内服薬がおすすめです。

肌のターンオーバーを促す効果があるので古い角質が外に押し出されます。

過剰な皮脂分泌を抑えてくれるので、毛穴の黒ずみ、開きを予防します。

またコラーゲン生成効果により肌が内側からふっくらし、落ちくぼんだ毛穴が埋まって角栓の詰まりにくい肌になる効果も期待できます。

ビタミンCを利用する際には、安定した形のビタミンC誘導体や適切な濃度の製品を選ぶことが大切です。

まとめ　毛穴の白いニョロニョロは柔らかくして溶かし出す！医薬品ならオンライン診療で

毛穴のニョニョロを指で押し出した経験がある方は多いのではないでしょうか。ニョロニョロは適切にケアしないと傷跡や炎症などさらなる肌トラブルを引き起こします。

皮膚科を受診すれば、適切な薬を処方してくれて効率よく対処できますよ。

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