ANS.のインタビュー連載『美容医療のプロに聞く、いま注目の美容法』では、美容医療のプロフェッショナルである医師に、いま注目している美容法について取材。ユーザー様の肌悩みのアンサーの一つとなるような情報をお届けします。

irodoriスキンクリニック 平野彩乃先生

注目は肌育治療！目の下の小ジワケアも可能に

____平野先生が注目している美容施術を教えてください。

肌育治療のジャルプロです。
肌育治療とは、お顔の形を変えるのではなく、肌質そのものを良くすることで、さまざまなお悩みにアプローチする治療のことです。​​

ジャルプロは非架橋ヒアルロン酸やアミノ酸を含む製剤​​で、コラーゲンの増生や成長因子の生成を促して、肌にハリや潤いを与えてくれます。

____先生ご自身もジャルプロを打たれたことはありますか？

結構、前から打っています。目の下の小ジワに対して、1回でも効果を感じられるのでジャルプロがイチオシです。
10日前後で1回を1クール（4回）受けて頂くと、より効果を感じて頂けるかなと思います。

目の下の小ジワだけでなく、目の下の皮膚が薄くなって青グマが気になる方もジャルプロを受けて頂くと目の下がふっくらするので、青グマが目立たなくなりますよ。

30代を過ぎたらボトックスは必要経費

____30代以降の方で、この施術や治療はぜひ受けてほしいというものはありますか？

お肌の状態やお悩みによってもおすすめしたいものが変わるのですが、続けやすいものですと、IPLやトーニング、フラクショナルなどがおすすめです。

あと、30代にはいってくると細かい表情ジワもでてくるので、ボトックスは必要経費とよく言いますが、続けておくと5年後10年後の肌が違ってくると思います。

____ANS.のユーザー様には産後のシミや肝斑に悩まれている方が多いのですが、妊娠中や出産後でも取り入れられるケアはありますか？

妊娠中でも使えるものですと、ビタミンCを配合したちょっといい美容液、産後の授乳が落ち着いてきたらレチノールを配合したコスメを取り入れるのがおすすめです。

____授乳中でも受けられる施術やおすすめのケアがあれば教えてください。

施術でいうと、ピーリングやエレクトロポレーションは安心して受けて頂けると思います。内服薬はビタミンCをしっかり摂って頂きたいですね。

スキンケアは、妊娠中や授乳中でも、パルミチン酸レチノールであれば問題なくご使用頂けるので、パルミチン酸レチノールを肌に入れておくとハリ弾力を保てるのでいいと思います。

ビタミンCと飲む日焼け止めは毎日欠かさず

____平野先生ご自身がキレイを保つために気をつけていることや、続けているケアがあれば教えてください。

基本的にズボラなので（笑）あまり面倒なことはしないし、続けられないんです。
ただ、洗顔のときもスキンケアのときも、とにかく肌を擦らないことだけは気をつけています。

患者さまにも、肌の上を滑らせるのではなく押し込むようにケアをしてくださいと、いつも
お伝えをしています。何か特別なことをやるというよりは、まずは普段の習慣を見直すことが大切なのかなと思います。

____飲んでいるサプリメントや内服薬などはありますか？

WakasapriのビタミンCは毎日必ず摂るようにしていますし、プラセンタのサプリも気に入って摂っています。あと、一年中U・Vlock（ユーブロック）という飲む日焼け止めも一年を通して飲んでいます。

内服薬は、ずっと飲んでいるわけではないのですが、疲れているときや吹き出物ができたときなど、肌の調子が傾いているなと感じたらトラネキサム酸やハイチオール、リボフラビン（ビタミンB2）などを飲んでいます。

____ビタミンCは肌に塗るのも、インナーケアとして摂取するのもいいんですね！

そうですね！ただ、ビタミンCは一気に摂っても尿として排出されてしまうので、こまめに摂取してくださいね。あと、内服薬やサプリメントはとにかく自分が続けやすいものを選ぶこともポイントですよ。

産後のシミ治療をきっかけに美容皮膚科医に

____平野先生が美容皮膚科医を選ばれた理由を教えてください。

私はもともと眼科医だったのですが、妊娠・出産を機に美容皮膚科医に転身しました。

眼科医として勤務して3年目くらいのときに妊娠したのですが、妊娠中にすごくシミが増えてしまったんです。これは何とかしなくてはと思い、産後に近くの美容皮膚科を受診して​​ピコレーザーを受けたのですが、シミがすごく綺麗になくなって。それに感動して美容皮膚科医になることを決めました。

私自身が抱えていたようなお悩みを相談してくださる患者さまも多くいらっしゃって、「わかるわかる」と共感しあったりする時間も楽しいですし、アドバイスが参考になりましたと言って頂けたりするとうれしく思います。

あとやはり、患者さまがご自身の変化に喜んで下さっているのを見ると、とてもやりがいのある仕事だなと感じます。

平野彩乃先生のInstagramはこちら @dr_ayano_h1105

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