ニキビ

メンズニキビの原因は髭剃りと皮脂?できやすい人の特徴と正しいケア・治療法を解説


  • 男のニキビはなぜ治りにくいの?
  • 髭剃りでニキビが悪化するって本当?
  • 繰り返すメンズニキビを根本から治したい

この記事を読んでいるあなたは今、上記のように考えているかもしれません。

そこでこの記事では、メンズニキビの男性特有の原因と、できやすい人の特徴、正しいケア・治療法について解説します。

女性向けの情報ではしっくりこなかった男性のニキビの悩みを根本から見直せる内容ですので、繰り返すニキビに悩んでいる人はぜひ参考にしてください。

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メンズニキビの特徴とは?女性のニキビとの違い

メンズニキビの特徴とは?女性のニキビとの違い

ニキビができる基本的なメカニズムは、男性も女性も同じです。毛穴の詰まり、皮脂の過剰分泌、アクネ菌の増殖という3つの要素が重なって発症します。

しかし、男性の肌には女性と異なる特徴があり、これがニキビのできやすさや治りにくさに影響していると考えられています。

なお、この記事では顔にできるニキビについて解説します。胸や背中など体にできるブツブツは、ニキビによく似た「マラセチア毛包炎」というカビ(真菌)が原因の皮膚疾患である可能性があり、ニキビとは治療法が異なります。体の症状が気になる場合は、皮膚科で診断を受けましょう。

皮脂の分泌量が女性の2〜3倍と多い

男性の肌は、男性ホルモンの影響で皮脂の分泌量が多く、女性の2〜3倍程度あるとされています。

ニキビの原因菌であるアクネ菌は皮脂を栄養にして増殖するため、皮脂の多い男性の肌はアクネ菌にとって繁殖しやすい環境です。

また、女性の皮脂分泌が20歳前後をピークに減少していくのに対し、男性は中高年になっても皮脂量があまり変わらないと言われています。大人になってもニキビに悩む男性が多いのは、この皮脂量の多さが背景にあります。

肌の水分量が少なく乾燥しやすい

意外に思われるかもしれませんが、男性の肌は水分量が女性より少なく、乾燥しやすい状態にあります。

皮脂が多いため一見潤っているように見えますが、そのテカリは油分によるもので、肌内部の水分は不足しがちです。この状態はインナードライとも呼ばれます。

肌が乾燥するとバリア機能が低下して外部刺激に敏感になるほか、乾燥から肌を守ろうとしてさらに皮脂分泌が活発になるという悪循環に陥ります。

メンズニキビが治りにくいと言われる理由

メンズニキビが治りにくいと言われるのは、皮脂の多さと乾燥に加えて、次のような要因が重なるためです。

  • 毎日の髭剃りで肌に刺激が加わり続ける
  • スキンケアの習慣がなく、保湿や紫外線対策が不足しがち
  • ニキビができても放置してしまい、炎症が悪化してから対処する

つまり、ニキビができやすい肌質でありながら、ケアが追いついていないケースが多いのです。逆に言えば、男性特有の原因を理解して正しく対処すれば、改善が期待できます。

メンズニキビの男性特有の原因

続いて、メンズニキビを引き起こす男性特有の原因を詳しく見ていきましょう。

男性ホルモンによる皮脂の過剰分泌

男性ホルモン(アンドロゲン)には、皮脂の分泌を促す働きと、毛穴周りの角質を厚くする働きがあります。

皮脂が増えて毛穴の出口が角質で狭くなれば、皮脂が排出されにくくなり、毛穴詰まりが起こりやすくなります。詰まった毛穴の中でアクネ菌が増殖すると、炎症を起こしてニキビへと進行します。

男性ホルモンの影響を受けやすい口周りや顎、フェイスラインは、髭が生える部位であると同時に、ニキビができやすい部位でもあります。

髭剃りによる肌への刺激

毎日の髭剃りは、肌の表面の角質層を少しずつ削り取り、バリア機能を低下させる原因になります。

バリア機能が低下した肌は、雑菌や外部刺激の影響を受けやすく、炎症を起こしやすい状態です。すでにニキビがある部位に刃が当たれば、ニキビを傷つけて悪化させたり、ニキビ痕として残りやすくなったりする可能性もあります。

髭剃りの詳しい注意点は、後述のシェービングのポイントで解説します。

スキンケア習慣がなく保湿が不足しがち

男性は女性に比べてスキンケアの習慣がない人が多く、洗顔後に何もつけないまま過ごしているケースも少なくありません。

前述のとおり、男性の肌はもともと水分量が少なく乾燥しやすいため、保湿をしないと乾燥がさらに進み、皮脂の過剰分泌やターンオーバーの乱れを招きます。

べたつきが気になる男性ほど保湿を避けがちですが、実はその皮脂こそ水分不足のサインかもしれません。

紫外線対策の不足

日焼け止めを日常的に使う男性は、女性に比べて少ない傾向にあります。

紫外線は肌の水分を奪って乾燥やバリア機能の低下を招くほか、角質を厚くして毛穴詰まりを起こしやすくします。また、ニキビの炎症部位に紫外線が当たると、色素沈着によるニキビ痕につながる恐れもあります。

通勤や外回りなど日常的に紫外線を浴びる機会が多い人は、ニキビ予防の観点からも紫外線対策が大切です。

髭剃りがニキビを悪化させる?肌に負担をかけないシェービングのポイント

髭剃りがニキビを悪化させる?肌に負担をかけないシェービングのポイント

髭剃りは男性の身だしなみとして欠かせない一方、やり方次第でニキビを悪化させる要因になります。肌への負担を減らすために、以下のポイントを意識しましょう。

  • シェービング剤を必ず使い、刃の滑りを良くする
  • カミソリより肌への負担が少ない電気シェーバーを検討する
  • 刃は清潔に保ち、古くなったら交換する
  • 逆剃りは深剃りできる反面、肌への負担が大きいため最小限にする
  • ニキビがある部位は刃を直接当てないように避けて剃る
  • 髭剃り後は化粧水や乳液で保湿する

特に見落とされがちなのが、刃の衛生状態です。カミソリを浴室に置きっぱなしにしていると雑菌が繁殖しやすく、その状態で肌を傷つければ炎症の原因になります。使用後は水気を切って乾燥した場所に保管しましょう。

ニキビができやすい人・治らない人の特徴

メンズニキビができやすい人、治りにくい人には、次のような共通点があります。

  • 脂っこい食事や甘いもの、炭水化物中心の食生活が多い
  • 睡眠不足や夜更かしなど生活リズムが乱れている
  • 仕事などで慢性的にストレスを抱えている
  • 洗顔をゴシゴシと強い力で行っている
  • 洗顔後に保湿をしていない
  • 喫煙の習慣がある
  • ニキビを触ったり潰したりする癖がある
  • 枕カバーやタオルをあまり交換していない

当てはまる項目が多いほど、ニキビができやすく治りにくい生活を送っている可能性があります。

心当たりのある項目から一つずつ見直していくことが、ニキビを繰り返さない肌への第一歩です。

年代別に見るメンズニキビの原因の違い

メンズニキビは、年代によって主な原因が異なります。自分の年代に合った原因を知ることで、適切な対策が取りやすくなります。

10代|ホルモンバランスの変化による思春期ニキビ

10代のニキビは、第二次性徴期に男性ホルモンの分泌が活発になり、皮脂が過剰に分泌されることが主な原因です。

皮脂の多いおでこや鼻などのTゾーンを中心に発症しやすいのが特徴で、ホルモンバランスが安定する20歳前後には落ち着いていくケースが多いとされています。

ただし、間違ったケアで炎症を悪化させるとニキビ痕が残る恐れがあるため、正しいケアが欠かせません。思春期ニキビの詳しい対処法は「思春期ニキビはいつか治る?原因・正しいケアと繰り返さないための対処法を解説」の記事で解説しています。

20〜30代|生活習慣の乱れと髭剃りダメージ

20〜30代のニキビは、仕事の忙しさによる食生活の乱れや睡眠不足、ストレスなど、生活習慣の影響が大きくなります。

また、毎日の髭剃りによる肌ダメージが蓄積しやすい年代でもあります。口周りや顎、フェイスラインなど、髭剃りの刺激と男性ホルモンの影響が重なる部位に繰り返しできるのが特徴です。

思春期ニキビと違って自然に治まるものではないため、生活習慣の見直しと正しいケア、必要に応じた治療が求められます。

40代以降|ターンオーバーの乱れと乾燥

40代以降になると、加齢によって肌のターンオーバーの周期が長くなり、古い角質が毛穴に溜まりやすくなります。

また、肌の水分量はさらに減少していくため、乾燥による皮脂の過剰分泌やバリア機能の低下も起こりやすくなります。

男性は中高年でも皮脂量があまり減らないため、ターンオーバーの乱れと皮脂の多さが重なり、ニキビや吹き出物ができやすい状態が続きます。保湿を中心としたスキンケアの重要性が、より高まる年代と言えるでしょう。

ニキビの種類別|適切な予防方法とケア方法

ニキビは進行度によって状態が異なり、適したケアも変わります。ここでは種類別の予防方法とケア方法を解説します。

白ニキビ・黒ニキビ|毛穴詰まりを防ぐ

白ニキビは毛穴に皮脂が詰まった初期段階のニキビで、黒ニキビは詰まった皮脂が酸化して黒く見える状態です。

この段階ではまだ炎症が起きていないため、毛穴詰まりを解消するケアが中心になります。朝晩の正しい洗顔で余分な皮脂や角質を落とし、保湿でターンオーバーを整えましょう。

気になっても指や器具で無理に押し出すのはNGです。肌を傷つけて炎症を起こし、赤ニキビへ進行させる原因になります。

赤ニキビ|触らず炎症を悪化させない

赤ニキビは、毛穴の中でアクネ菌が増殖し、炎症を起こした状態です。

この段階になると、洗顔や保湿などのセルフケアだけで治すのは難しくなります。触ったり髭剃りの刃を当てたりして刺激を与えると、炎症が悪化してニキビ痕につながる恐れがあります。

炎症を抑える治療が必要になるため、繰り返す赤ニキビに悩んでいる場合は、医療機関への相談を検討しましょう。

黄ニキビ|潰さず早めに治療する

黄ニキビは、赤ニキビがさらに悪化して膿が溜まった状態で、ニキビの中でも重症度の高い段階です。

膿が見えると潰したくなりますが、自分で潰すと肌の深部まで傷つき、クレーター状のニキビ痕が残るリスクが高まります。

黄ニキビまで進行したら、できるだけ早く医療機関を受診し、適切な治療を受けることをおすすめします。

メンズニキビを繰り返さないためのセルフケア

メンズニキビを繰り返さないためのセルフケア

ニキビを繰り返さないためには、毎日のセルフケアの積み重ねが欠かせません。今日から実践できる3つのポイントを紹介します。

洗顔は朝晩2回、泡で優しく洗う

皮脂の多い男性の肌には、朝晩2回の洗顔が基本です。ただし、洗いすぎや強い摩擦は必要な皮脂まで奪い、乾燥や角質の肥厚を招くため逆効果です。

洗顔料はしっかり泡立て、泡をクッションにして肌をこすらないように洗いましょう。すすぎは体温程度のぬるま湯で、髪の生え際やフェイスラインまで丁寧に行います。

熱いお湯は皮脂を落としすぎるため避け、タオルで拭くときも押し当てるようにして摩擦を減らしましょう。

男性こそ化粧水と乳液で保湿する

洗顔後の肌は水分が蒸発しやすい状態です。化粧水で水分を補い、乳液で油分の膜を作って水分を閉じ込めるまでがワンセットと考えましょう。

べたつきが気になる人は、さっぱりタイプの化粧水やジェルタイプの乳液を選ぶと続けやすくなります。

なお、化粧水や乳液はあくまで肌の乾燥を防ぎ、健やかに保つためのものです。すでにできてしまったニキビを治す効果はないため、炎症のあるニキビには治療という選択肢を検討しましょう。

食生活・睡眠・ストレスを見直す

肌は生活習慣を映す鏡です。脂質や糖質の多い食事は皮脂の分泌を増やすため、ラーメンや丼もの単品で済ませがちな人は、野菜やタンパク質もバランスよく摂るように意識しましょう。皮脂のコントロールに関わるビタミンB群や、肌の健康を支えるビタミンCなども積極的に摂りたい栄養素です。

また、睡眠中は肌のターンオーバーを支える成長ホルモンが分泌されます。夜更かしやスマホの見すぎを控え、質の良い睡眠を確保しましょう。

ストレスはホルモンバランスを乱し、皮脂の分泌を増やす一因になります。運動や趣味の時間を作り、上手に発散することも大切です。

セルフケアで改善しないメンズニキビは処方薬による治療がおすすめ

セルフケアを2〜3ヶ月続けても改善が見られない場合や、赤ニキビ・黄ニキビを繰り返している場合は、医療機関での治療を検討しましょう。

ニキビは皮膚の病気であり、医療機関では症状に合わせた処方薬による治療が受けられます。

ANS.magazineでは美肌ケアの参考としてお薬の情報を掲載しております。ANS.で取り扱いのあるお薬や在庫状況については、別途お問い合わせください。

外用薬|毛穴詰まりや炎症にアプローチ

ニキビ治療の外用薬には、主に次のような種類があります。

  • アダパレン:毛穴の詰まりを改善し、白ニキビ・黒ニキビの段階から進行を防ぐ
  • 過酸化ベンゾイル(ベピオなど):アクネ菌の増殖を抑えるとともに、ピーリング作用で毛穴詰まりを改善する
  • 抗菌薬(クリンダマイシンなど):アクネ菌を抑え、炎症を起こした赤ニキビの改善が期待できる

市販の塗り薬と異なり、処方薬は医師が肌の状態を診たうえで、症状の段階に合ったものを選んでもらえるのが大きなメリットです。

内服薬|体の内側からニキビを改善

外用薬とあわせて、内服薬が処方されることもあります。

  • ビタミンB2・B6製剤:皮脂の分泌を整え、肌のターンオーバーをサポートする
  • ビタミンC製剤:抗酸化作用により、炎症後の色素沈着の予防が期待できる
  • 抗菌薬:炎症の強いニキビに対して、体の内側からアクネ菌の増殖を抑える

皮脂の分泌が多い男性の肌質には、外側からのケアと内側からのアプローチを組み合わせることで、ニキビを繰り返しにくい肌づくりが期待できます。

メンズニキビの治療ならオンライン診療のANS.がおすすめ

メンズニキビは、皮脂の多さや髭剃りの刺激など男性特有の要因が重なって、できやすく治りにくい傾向があります。セルフケアで改善しない場合は、医師による的確な診断と処方薬による治療で、早期の改善が見込めるでしょう。

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記事の監修者
竹村 昌敏
ANS.監修医 2008年高知医科大学医学部卒業。初期研修後都内の大学病院麻酔科入局。 その後、整形外科へ転科。2015年から医療×ITのスタートアップに参画し医療監修を務める。医療×IT分野の執筆多数。 医療×ITを美容医療に導入するべくANS.の立ち上げに参画。

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