2008年高知医科大学医学部卒業。初期研修後都内の大学病院麻酔科入局。
その後、整形外科へ転科。2015年から医療×ITのスタートアップに参画し医療監修を務める。医療×IT分野の執筆多数。 医療×ITを美容医療に導入するべくANS.の立ち上げに参画。ANS.クリニック院長。
- 皮膚科でビタミン剤をもらえる?
- 特定のビタミン剤を指定することは可能?
この記事を読むあなたは、そう悩んでいるかもしれません。
結論、自分が希望するビタミン剤をピンポイントで処方してもらうには、自費のオンライン診療がおすすめです。
この記事では、皮膚科でビタミン剤をもらう方法について詳しく解説します。おすすめのビタミン剤も紹介するので、美肌治療や肌質改善にビタミン剤を取り入れたい方は、ぜひご覧ください。
ビタミン剤が肌に与える効果とは
ビタミン剤は、肌の健康や美容にさまざまな効果をもたらすビタミン類が配合された飲み薬です。
ビタミン剤には、たとえば以下のような効果が見込めます。
ビタミン | 主な効果 |
---|---|
ビタミンC | 抗酸化、コラーゲン合成促進、メラニン生成抑制 |
ビタミンE | 抗酸化、保湿 |
ビタミンB3(ナイアシン) | メラニン生成抑制 |
ビタミンB群 | 保湿 |
ビタミンCは「活性酸素を抑制し、肌の老化やシミ、シワを防ぐ」「コラーゲン合成を促進し、肌の弾力性やハリを維持」「メラニン生成を抑え、シミや色ムラを軽減」といった効果があります。
ビタミンEは活性酸素を抑制し、細胞のダメージを防ぐうえ、保湿効果があり、乾燥や荒れを防ぐことができます。
ビタミンB3(ナイアシン)はメラニンの生成を抑制し、シミや色ムラを軽減します。
ビタミンB群は肌の保湿をサポートし、乾燥や荒れを防ぎます。
皮膚科でビタミン剤を処方してもらう方法は2つ
ビタミン剤は、皮膚科で処方薬として受け取れます。皮膚科での入手方法は主に2つあります。
- 皮膚科を受診する
- オンライン診療を利用する
①皮膚科を受診する
ニキビや皮膚の炎症などの症状がある場合、専門的な診断と治療が必要です。皮膚科医は、症状の原因を特定し、最適な治療法を提案してくれます。ビタミン剤はその一部として処方が可能です。
治療の一環としてビタミン剤が処方されるかどうかは、医師の判断に依存します。そのため保険診療の場合、自分が希望するビタミン剤を入手できるかどうかの確証はありません。
自費診療の美肌治療なら、好きなビタミン剤を希望することも可能です(医師の診断によって希望どおりの処方が受けられない場合もあります)。
自費診療を希望する場合は、受診する皮膚科が自費診療を取り扱っているかを確認しましょう。
②オンライン診療を利用する
オンライン診療は、パソコンやスマートフォンを使って遠隔で医師の診察を受けられるサービスです。
オンライン診療では、疾患治療に加え、美容目的や肌質改善、肌トラブル予防のための薬も処方してもらうことが可能です。特に自費診療を取り扱っているサービスでは、健康上問題がなければ、希望に応じたビタミン剤を入手できます。
美容目的での薬の相談も気軽にできるため、ビタミン剤をピンポイントで欲している方にはオンライン診療がおすすめです。
皮膚科でビタミン剤が処方された場合は保険適用になる?
ビタミン剤を処方してもらう際の、保険適用について解説します。
- 治療目的は保険適用
- 美容目的は自費診療
保険適用(治療目的)
疾患の治療を目的とする場合、ビタミン剤も保険適用で処方されます。厚生労働省の規定により、保険診療は日常生活に影響を与える病気の治療を目的とした医療費に適用されているためです。
ビタミン剤が保険適用となるケースは、たとえば以下のような不調です。
- 栄養不足や吸収障害によるビタミン欠乏症
- 特定の疾患に対する補助療法
- 特定の疾患に伴う栄養補給
ビタミンB6は、口内炎、湿疹、ニキビなどの治療に使用されます。また、ビタミンCはケガや火傷の炎症による色素沈着に対して処方されることがあります。
自費診療(美容目的)
美容目的や肌質の改善、疾患にならないための予防のためのビタミン剤については、保険適用外です。保険制度の「治療目的」という基準に合致しないためです。
たとえば以下の目的でビタミン剤を処方する場合、自費診療となります。
- シワ改善
- 肌のハリ改善
- 肌質改善
- 美白効果
- 予防目的
- 健康維持
- 病気予防
自費診療の場合、費用はクリニックによって異なります。治療前に、診察料や処方薬の費用をクリニックに確認しましょう。
皮膚科でもらえるビタミン剤
皮膚科でもらえるビタミン剤で代表的な4つを、ご紹介します。
- ビタミンC
- ユベラ
- ビオチン
- ピドキサール
ビタミンC
配合されているビタミン | ビタミンC |
効果 | ハリ・弾力アップ シミの予防・改善 シワの予防・改善 |
副作用 | 腹痛、下痢 |
ビタミンCは強力な抗酸化作用を持ち、美容効果が非常に高いビタミンです。コラーゲンの生成を助けることで、肌の弾力性を向上させ、シワやたるみを防ぎます。
また、メラニンの生成を抑制するため、美白効果があり、シミやそばかすの予防・改善に役立つ成分です。紫外線ダメージを軽減し、肌を健康に保つための修復を促進します。
ユベラ
配合されているビタミン | ビタミンE |
効果 | シミ・肝斑・ニキビ跡の改善 シワ・たるみ・シミの改善 |
副作用 | 便秘、胃部不快感、下痢、発疹など |
ユベラは、ビタミンEを主成分とする薬剤です。強力な抗酸化作用を持ち、美容効果としては、細胞の酸化を防ぐことで肌の老化を遅らせる効果が期待できます。
血行促進作用もあるので、健康な肌色を保つ事にも役立ちます。肌の乾燥を防ぎ、柔軟性やハリを維持するため、総合的な肌質改善に効果的です。
ビオチン
配合されているビタミン | ビタミンB7 |
効果 | 肌や髪、爪の健康 疲労回復 皮膚炎や口内炎の改善 |
副作用 | 下痢、食欲不振、吐き気など |
ビオチン(ビタミンB7)は、肌、髪、爪の健康を維持するのに重要な役割を果たす成分です。肌に対する美容効果として、皮膚の炎症を抑え、乾燥やフケ、湿疹などのトラブルを軽減します。
脂肪やアミノ酸の代謝を助けるため、皮膚細胞の再生を促進し、肌の健康と美しさを維持します。また、髪の成長を促進し、爪の強化にも役立つため、美容全般において重要なビタミンです。
ピドキサール
配合されているビタミン | ビタミンB6 |
効果 | 毛穴の詰まり改善 ニキビ改善 |
副作用 | 発疹、悪心、食欲不振など |
ピドキサールはビタミンB6を含む薬剤で、皮膚や粘膜、神経の健康を維持します。美容効果としては、皮膚の炎症を抑える作用があることから、ニキビや湿疹、口内炎の改善に有効です。
皮膚の代謝を促進し、健康的な肌の状態を保つため、肌のトーンを均一にする効果も。さらに、皮脂分泌のバランスを整えることで、にきびの予防や脂性肌の改善にも役立ちます。
ビタミン剤を処方できるオンライン診療3選
オンライン診療なら、希望のビタミン剤を入手できる可能性が高まります。ビタミン剤が処方されるおすすめのオンライン診療を、厳選して3つご紹介します。
- ANS.はオーダーメイド処方が可能
- DMMオンラインクリニックはコスパが良い
- クリニックフォアは対面診療もできる
ANS.(アンス)はオーダーメイド処方が可能
画像:ANS.
ANS.の完全オーダーメイド美肌プログラムは、肌悩みや理想を一人ひとりヒアリングし、個別の診療と処方を行います。それぞれの肌状態やニーズに合わせた内服薬や外用薬を提案し、理想の肌に導くオンライン診療です。
チャットで医師とのオンライン診療が可能で、いつでもどこでも気軽に利用できます。医師の診察時間は1年365日の9:00-22:00で、忙しい方や美容クリニックに通いたくない方に便利です。チャットは24時間相談を受け付けています。
DMMオンラインクリニックはコスパが良い
DMMオンラインクリニックは、1日あたりの費用が24円(税込26円)からと手ごろな価格で、気軽に始められます。処方後はすぐに配送が手配され、最短で当日に処方薬を受け取れる点も嬉しいポイントです。診療は最短10分で、さくっとビタミン剤を処方してもらえるオンラインクリニックです。
クリニックフォアは対面診療もできる
画像:クリニックフォア
クリニックフォアグループは、オンライン診療から来院まで幅広い診療を提供するクリニックです。国内7院展開し、提携医療機関との連携も充実しているので、オンラインだけだと不安な方は、対面診療と組み合わせた治療も可能です。
オンライン診療では、アプリ不要でPCやスマホから簡単に利用可能で、美肌治療も含めた幅広いメニューが提供されています。
【無料】スマホで簡単に肌診断!
自分の肌タイプが分からない!そんな方に向けてANS.(アンス)では肌トラブルの原因と治療ポイントが分かる肌診断を行っています。
肌診断は無料で、薬の購入を決めた時に初めて料金が発生します。自分の肌悩みに合ったビタミン剤を知りたい方はANS.の肌診断を利用してみてください。
ANS.は、「伴走型の肌治療」を提供しています。治療を始めた後でも、いつでもチャットで肌の悩みを相談できます。
相談は、医師から研修を受けた肌治療のプロである「スキンアドバイザー」が対応。処方薬のことだけでなく、食生活や生活習慣、化粧品の選び方などについてもアドバイスします。
また、副作用が心配な場合や治療の効果に疑問がある場合も、気軽に相談できます。
ANS.のビタミン剤を用いた美肌治療の症例写真
【まとめ】ビタミン剤を皮膚科でもらうにはオンライン診療がおすすめ
皮膚科でもらえるビタミン剤を試してみたい方は、オンライン診療がおすすめです。予約や待ち時間の手間がないので、急な肌トラブルや日常的な肌の健康管理に適しています。
特に、ビタミン剤は健康維持や肌トラブルの予防に効果がありますので、早めに処方してもらえるのが魅力です。
オーダーメイド処方のANS.なら、自分が希望するビタミン剤も入手しやすいですよ。
そもそもANS.とは?
『ANS.』は、日々忙しい現代人に向けて、手軽で便利なオンライン診療を行っている伴走型のオンライン美肌治療サービスです。
スマホが1台だけで、診察から処方、処方薬の配達までが完結。予約不要で診察を受けられるので、隙間時間でも利用できます。
診察は、チャット形式で気軽に相談可能。自分のタイミングで落ち着いて相談ができます。
ANS.には、決まったセットやプランなどはありません。一人ひとりに合わせた完全オーダーメイドの処方を医師が行っています。
なお、お薬は1種類から配送可能で、定期しばりはありません。いつでも解約できます。
また、HADA相談室ではお薬の処方についてはもちろん、スキンケアの指導も行えます。
薬は最短翌日に、自宅や最寄りのコンビニで受け取れます。肌診断は無料なので、ぜひお気軽にお試しください。
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