2008年高知医科大学医学部卒業。初期研修後都内の大学病院麻酔科入局。
その後、整形外科へ転科。2015年から医療×ITのスタートアップに参画し医療監修を務める。医療×IT分野の執筆多数。 医療×ITを美容医療に導入するべくANS.の立ち上げに参画。ANS.クリニック院長。
毎日一生懸命お手入れしても改善しない、ボコボコ毛穴にお悩みのあなた!!
そのお悩み、頑張りすぎたセルフケアが逆効果となっているかも!?
そこで今回は、様々な毛穴悩みとその原因、クリニックでの最新毛穴治療法のポイントをお伝えします。
そして、ぼこぼこ毛穴改善におすすめの治療法をご紹介するので、毛穴悩みを卒業して陶器のようななめらかな肌を目指す人は、ぜひご覧ください。
ボコボコ毛穴の治療にはお肌への優しさが重要
毛穴のボコボコや目立つ毛穴に悩んで、あれこれ自己流で試してみたけれど、なかなか改善しないという方も多いと思います。
実は毛穴悩みを改善しようとするあまり…
- 過剰に洗いすぎるお手入れのし過ぎ
- 毛穴パックやプッシャーなどで無理やり汚れを押し出そうとする
- 毛穴の目立ちでくすんだお肌の過度なマッサージ
などの間違ったセルフケアが刺激となって、毛穴悩みが改善しないだけでなく、シミやシワなどの他の肌トラブルの原因となってしまうこともあるのです。
ボコボコ毛穴を改善するために最も大切なのは、肌に負担をかけないセルフケアと、汚れを丁寧に取り去る技術です。
セルフケアでのお手入れに不安を抱えていたり、改善の兆しが見えないと悩んでいる方は、一度クリニックでの毛穴治療を試されることがおすすめです。
肌への刺激や、負担のないお手入れの大切さと効果を実感できれば、普段のセルフケアに対する考え方もガラッと変わるはずです。
まずは毛穴悩みには、どのようなタイプのものが多いのか、その悩みの原因について紐解いていきましょう。
ご自分のお悩みが、どのタイプに当てはまるかも考えながら読み進めてみてください。
肌のボコボコを治すには?様々なタイプの毛穴悩みと原因について
お肌がぼこぼこして見える毛穴悩み。ひとことで毛穴悩みと言ってもそのタイプは様々です。
お悩みでよく聞かれるものとして…
- すり鉢毛穴
- 鼻の毛穴(開き・黒ずみ)
- おでこの毛穴
- 頬などのお肌の毛穴
- たるみ毛穴
などが挙げられます。
お悩みごとに見た目や形状は違いますが、共通して言えることは「刺激がお肌への負担となって更に悪化し、新たなお悩みの原因となる」ということです。
ここから、それぞれの毛穴悩みの原因について解説していきますので、普段の生活やセルフケアの中で当てはまるものがないかどうか、チェックしてみてくださいね。
すり鉢毛穴
すり鉢毛穴とは、毛の出口部分が、すり鉢状に削れた形で広がったままになっていることにより、開きっぱなしになって毛穴が目立つ状態のことを指します。
鼻周辺や頬の辺りによく見られる症状です。
このすり鉢毛穴の主な原因には…
- 毛穴の詰まりの放置
- 皮脂の過剰分泌
- 肌のターンオーバーの乱れ
などが考えられます。
お手入れが行き届かず、毛穴の中に詰まったままとなった汚れや角質(角栓)によって皮脂が過剰に分泌されるようになると、毛穴の出口を塞いでいる汚れや角質を壊すために分解酵素が分泌されます。
この角質(角栓)が分解される際に出る「不飽和脂肪酸」が、毛穴の毛の出口周辺の皮膚を炎症させ、皮膚を溶かしてしまいます。
その溶けた部分がすり鉢状になって毛穴が大きく広がり、毛穴目立ちの原因となるのです。
また、それだけではなく、開いたままの毛穴には皮脂や汚れが詰まりやすく、ニキビや吹き出物、汚れの酸化による黒ずみを引き起こします。
不飽和脂肪酸が毛穴周辺の皮膚に炎症を起こし、毛穴周りの角質層が厚くなったり、不全角化が起こることもあります。
このように、毛穴周りの皮膚が盛り上がり、すり減った部分と盛り上がった部分の凹凸ができることにより、更に毛穴が目立ちやすくなってぼこぼこ肌やボコボコ毛穴となるのです。
お肌の生まれ変わりのターンオーバーは、約28日周期です。
炎症により早まったターンオーバーによって、未熟なままのバリア機能の整わないお肌がむき出しになることで、更なる炎症を生むことにもなりかねません。
すり鉢毛穴の改善、予防には…
- 皮脂の分泌を抑え、炎症を起こさせない
- 肌のターンオーバーの乱れの原因となる寝不足や食生活の乱れの改善
- 炎症につながる摩擦や日焼けなどの刺激を与えない
これらの対策が考えられます。
刺激を極力避け、毛穴に詰まった汚れや角質を取り除くことで、皮膚を溶かす不飽和脂肪酸を発生させないようにすることが重要です。
鼻の毛穴
お肌の毛穴の悩みとして最も多いのが、鼻の毛穴悩みではないでしょうか?
毛穴がボコボコ目立つ…
黒ずんで見える…
などなど、早いと高校生辺りから、毛穴パックなどを何度も繰り返されている方もいらっしゃいますよね。
「いちご鼻」などとかわいらしい名前で呼ばれることもありますが、お顔の中心である鼻先の毛穴目立ちはどうしても気になってしまいますよね。
鼻の毛穴の目立ちの主な原因には…
- 毛穴に詰まった汚れや角栓の酸化
- 毛穴に汚れが詰まったままの状態であることによる毛穴の開き
- 毛穴の汚れを取ろうと刺激を与えることによる、毛穴の縁の色素沈着
などが挙げられます。
肌のターンオーバーは、肌表面だけでなく、毛穴の中でも同じように行われています。
お肌の生まれ変わりによって剥がれた古い角質が、皮脂と混ざり毛穴に詰まると角栓となります。
日々のお手入れで取りきれず、毛穴の中の角栓が酸化することによって、いわゆる「いちご鼻」の状態になります。
その黒ずみを改善しようと、爪やプッシャー、スクラブや毛穴パックで汚れを押し出そうとして刺激が過度に加わることで、シミの原因にもなるメラニンが作り出されるのです。
このメラニンは黒ずみを悪化させるだけでなく、刺激によって角質層が厚くなることで、更なる毛穴詰まりを引き起こすことにも繋がります。
鼻の毛穴を気にして、毛穴を埋めるように塗り込むファンデーションやコンシーラーも、鼻の毛穴の悩みを助長する要因となってしまいます。
刺激になり毛穴が開くことはもちろん、塗り込んだメイクを取り除き切れないことで汚れが蓄積し、黒ずみやニキビなどの炎症を起こすことにもなりかねません。
鼻の毛穴悩みの改善には…
- 刺激を与えず毛穴の奥の汚れまで落とす
- 無理に毛穴詰まりを押し出そうとしない
- 毎日のメイクはしっかり落とす
- 皮脂の過剰分泌や、肌のターンオーバーを乱す原因となる生活の改善
これらの対策が考えられます。
目立つから気になって、どうしても手っ取り早く手で押し出したくなってしまう…といったように、ニキビをつぶしたくなるのと同じで、気持ちはよくよくわかるのですが…。
刺激を与える間違ったお手入れは、より毛穴を詰まりやすくする悪循環を引き起こすだけで、絶対にNGなお手入れです。
今すぐやめましょう。
おでこの毛穴
お顔の中でも、広範囲を占めるおでこ。
その毛穴のボコボコや、黒ずみにお悩みの方も多くいらっしゃいます。
おでこの毛穴目立ちの原因には…
- 保湿不足、紫外線による皮脂の過剰分泌
- 皮脂と角質が混ざった角栓の黒ずみ
- 皮脂の過剰分泌による毛穴の開き
全て皮脂と関係してきます。
おでこは、お顔のTゾーンと呼ばれる部分に該当する、皮脂の分泌の多い部分です。
これは、皮脂腺の多さが関係しています。
皮脂を分泌する皮脂腺は毛穴と繋がっているため、毛穴から皮脂が出ていきます。
保湿が足りないことで、お肌が潤いを求めて皮脂をもっと分泌させようとして、過剰な皮脂が分泌されることで毛穴がひろがり、目立つようになります。
紫外線の浴びすぎも、肌がダメージを受け乾燥するので、皮脂の過剰分泌へと繋がります。
また、みなさんのご想像の通り、おでこは紫外線の当たりやすい場所でもあります。
オゾン層の破壊によって、紫外線の量がどんどん増加している今、「ちょっとくらいだから平気」と紫外線対策を怠ることで、紫外線悩みが深刻化してしまいます。
オイリー肌の方に多いのが、
「肌がべたつくのが嫌だから保湿のお手入れをしない」
というもの。
お肌がオイリーなのは潤いすぎているのではなく、逆に乾燥のし過ぎで肌が補おうと皮脂を分泌するため、かえってべたべたになるというパターンがほとんどです。
おでこの吹き出物のお悩みも、同じように保湿が足りていない場合が多く見られます。
おでこの皮脂と、ターンオーバーによって剥がれた角質が合わさって毛穴に詰まることで、黒いボコボコ毛穴の原因にもなり、顔全体がくすんで見えてしまうのです。
おでこの毛穴の悩みの改善には…
- 優しく丁寧な洗顔とクレンジング
- 洗顔後の保湿をしっかりと行う
- 紫外線対策を怠らない
このようなことに気をつけましょう。
広くて洗いやすいパーツであるからこそ、丁寧なお手入れができていないという場合もあります。
マスク生活でも表に出るおでこ。ボコボコ毛穴の悩みを改善して、お顔全体の印象も明るくアップデートしていきたいものです。
頬などのお肌の毛穴
お顔のお肌の透明感を失わせる、頬のボコボコ毛穴。
毛穴の開きや黒ずみは、お顔の印象をくすんで疲れたものへと変えてしまいます。
頑張ってメイクで隠そうとしても、時間が経つとよれたり剥がれたり、更に悪目立ちしてしまうなんてこともあります。
頬などのお肌の毛穴が目立つ原因には…
- 乾燥による水分量の低下による毛穴の広がり
- 乾燥によって引き起こされた、皮脂の過剰分泌による毛穴の詰まり
- セルフケアによる刺激や、メイク残りによる毛穴の詰まり
- 紫外線が肌のターンオーバーを乱すことによって、角質が厚みを増すことによる毛穴の詰まりや開き
などが考えられます。
乾燥すると、お肌の水分量が下がり、毛穴の開きに繋がります。
毛穴が目立つ=汚れ
と、とらえてゴシゴシ洗う事だけに重きを置いて保湿を怠ると、逆に毛穴が目立つという結果になることがあります。
また、乾燥は皮脂の過剰分泌を促し、毛穴つまりの原因にもなります。
しっかりと汚れを取ることは大切なことですが、その段階で刺激を極力避けること、取り去った後はしっかりと保湿をしてあげることがとても重要です。
頬のボコボコ毛穴が目立つことによって、くすんだ印象になったお肌を何とかしようと自己流でマッサージをし過ぎることも、実は毛穴が目立つ原因となる刺激になることがあります。
また、カバー力のあるファンデーションで毛穴を埋めることも、メイク汚れが残って酸化を引き起こし、黒ずんだボコボコ毛穴を作り出してしまう原因になりかねません。
セルフケアやメイクに時間をかけて、一生懸命毛穴対策したはずが、逆に悪化させてしまうというのはとても悲しいことです。
紫外線は、お顔の中でもおでこ、鼻、頬などの高い部分に当たりやすくなってしまいます。
紫外線の刺激が肌のターンオーバーを乱し、角質層が厚みを帯びることで毛穴に詰まって毛穴の開きに繋がるため、頬の毛穴に対しても紫外線対策は重要になってきます。
頬などのお肌の毛穴の悩みの改善には…
- 刺激を与えず汚れをしっかり落とす洗顔
- メイクをクレンジングで優しくしっかりと落とす
- クレンジングしても残ってしまうようなメイクは避ける
- 洗った後はしっかりと保湿する
- マッサージなどのセルフケアをやりすぎない
- 紫外線対策を行う
これらの対策が考えられます。
お顔の中央で目立つ部分なので、メイクで隠したくなってしまいますが、毎日塗り込むその努力がボコボコ毛穴の悩みを加速させてしまうかもしれません。
是非見直してみてください。
たるみ毛穴
加齢とともに、お肌も重力に逆らえなくなっていった結果増えるのが、たるみ毛穴のお悩みです。
たるみ毛穴の原因には…
- 加齢による肌弾力の低下
- 過剰な皮脂分泌による毛穴の開きや詰まり
- 乾燥による毛穴周りのへこみ
そう、加齢だけではないのです!!
加齢によって、お肌の水分保持力や弾力が失われていく過程でお肌全体が下がり、それに引っ張られて毛穴が開いたように見えてしまいます。
その形から「しずく毛穴」「涙毛穴」それらが繋がった「帯状毛穴」と呼ばれることもあります。
たるみ毛穴が目立つ原因は加齢だけではなく、刺激を与える間違ったお手入れや、肌のターンオーバーを乱す生活習慣によって引き起こされるのです。
皮脂の過剰分泌によって、皮脂と角質が合わさった角栓が詰まることで、毛穴の詰まりや開き、黒ずみが更に目立つようになります。
また、乾燥によって角質が水分不足になり、毛穴の周りがへこんで影ができ、肌表面にしわができてたるみ毛穴が作られることもあります。
周りがへこんで、ボコボコ毛穴に見える状態は「みかん毛穴」とも呼ばれています。
たるみ毛穴の悩みの改善には…
- 刺激を与えない洗顔と保湿のお手入れ
- お肌のたるみへのアプローチができる治療やセルフケア
- お肌のターンオーバーを整える生活習慣
などが考えられます。
たるんだ毛穴を目立たせないためには、皮脂の分泌量を正常にしたり、洗顔や保湿などの日々のお手入れの見直しが大切です。
たるみ毛穴を作り出す元となる、加齢でたるんだお肌へのアプローチは、毛穴悩みにプラスαで考えてみることもおすすめです。
お肌に弾力を与えるコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などの成分を含むお手入れや治療法によって、肌本来の力を取り戻させてあげることが、加齢によるたるみ毛穴を改善することに繋がるでしょう。
鼻の毛穴のボコボコも解決!?レーザー治療のメリットとデメリット
様々なタイプの毛穴悩みと原因を知って、刺激の少ないお手入れや毛穴の汚れを取り去ることの大切さを、おわかりいただけたかと思います。
セルフケアで改善を目指すことも大切ですが、間違った方向に進めてしまって取り返しの付かないことになる前に、クリニックでのお手入れを試してみたい!と思う人もいるでしょう。
そこで、毛穴悩みを解決する治療法として一番におすすめされるのは、レーザー治療ではないかと思います。
レーザー治療では、レーザーを肌に照射することで無数の小さな穴をあけ、肌が再生しようとする力を引き出して肌のターンオーバーを整えます。
肌再生を促すものや、肌の奥の真皮にまでレーザーを照射することで皮膚組織を刺激し、肌の新陳代謝やコラーゲンの生成を促すのです。
「レーザーの刺激を利用して肌本来の力を目覚めさせる」とイメージするとわかりやすいかと思います。
鼻の毛穴やおでこの毛穴、ボコボコ毛穴をとにかく改善したいとやみくもに治療に踏み込む前に、毛穴悩みを改善するためのレーザー治療の、メリットとデメリットをしっかりと頭に入れておきましょう。
そして、他の最新治療法とも比べながら、納得できるお肌に優しい治療を賢く選択しましょう。
次の章ではレーザー治療のメリットやデメリットについて詳しく解説していきます。
メリット
毛穴治療としてオーソドックスとされるレーザー治療には、以下のようなメリットがあります。
- 肌のターンオーバーを促し、様々な毛穴悩みを根本から解決に導く
- 真皮層まで届いて美肌効果やシミ・シワへの効果が期待できる
レーザーの熱や刺激によって、お肌の奥の真皮が収縮し、美肌やお肌の生まれ変わりに欠かせないコラーゲンの生成を促します。
それによって、肌表面の凹凸を均一化し、ボコボコ毛穴を改善するのです。
レーザーを当てることで、肌のターンオーバーを正常な状態へと導き、毛穴目立ちや毛穴の黒ずみ、たるみ毛穴の改善にも効果が期待できます。
肌の深部にアプローチすることで、お肌の張りや弾力、美肌を保つためのコラーゲンの生成を刺激します。
毛穴悩みを改善へと導くため、表面的で一次的なセルフケアとは違い、効果の持続性が高いこともメリットといえます。
毛穴の悩みの解決とともに、肌本来の力を取り戻すことでシミ・シワ・たるみ・くすみなど、様々な肌悩みも同時に解決することができます。
デメリット
大きなメリットがある反面、気になるデメリットもちらほら…
- 痛みを感じることがある
- 色素沈着を起こす場合がある
- ダウンタイムがある
- 治療後しばらくは紫外線の影響を受けやすい
- 治療後一定期間メイクができない
- 数回の施術が必要で間に数週間間を空ける必要がある
麻酔有りと無しの治療方法がありますが、パチッと弾くような痛みがあり、人によってはかなり痛みを感じるようです。
ダウンタイムとして腫れや赤み、痛みが数日間続くことがあります。
また、レーザー照射によって敏感になっているお肌にはメイクや日焼けは厳禁です。
レーザーを照射した部分が、かさぶたとなって剥がれ落ちていきますが、無理に剝がして刺激すると色素沈着を起こし、逆にシミの原因となってしまいます。
どんな毛穴悩みにも言えることですが、当ててすぐ即効性を感じられるものではありません。
また、回数を重ねる必要があって、間にお休み期間も必要なので、治療を終えるまでにはトータルでそれなりの期間を要します。
レーザーの刺激を利用した治療ですので、当然一番気をつけなければならないデメリットは「お肌への負担」です。照射部分はかなり敏感になっていますので、
- 紫外線対策を怠たる
- ついつい気になって触ってしまう
- セルフケア化粧品などで上から刺激を与えてしまう
などの、施術後の生活で気をつけるポイントを守らないと、改善どころか悪い方向へ傾く可能性もあります。
とても細かい単位の穴を開けることのできるピコレーザーなど、お肌への負担を極力減らしたレーザー治療も開発されていますが、それでも負担は0ではありません。
これらのデメリットを念頭に置いて、毛穴悩みの改善のための治療法を選んでいきましょう。
すり鉢毛穴も治る!?ボコボコ毛穴の最新治療法を紹介
近年、美肌やお肌のアンチエイジングのクリニック治療は、目まぐるしく進化を遂げています。
主流だったレーザー治療だけでなく、新たな治療法がリリースされて、SNSなどでも話題となっています。
ここからは、気になるクリニックでの毛穴悩み改善のための、最新治療をご紹介していきたいと思います。
注目すべきは「いかにお肌に優しく負担が少なく効果を得られるか」という点です。
毛穴に効果があっても、刺激の負担が他の肌悩みに繋がるようでは意味がないですよね。
気になる最新治療をさっそくチェックしていきましょう。
ピーリング
ピーリングは、お肌に塗布した薬剤が角質層から表皮まで浸透し、肌のターンオーバーを整えます。
肌再生の活性化やお肌のくすみ、毛穴の開きや角栓の詰まり、皮脂の過剰分泌を抑えて毛穴悩みを改善していく方法です。
肌のターンオーバーが乱れることで、肌の表面に古い角質が残り、その層が厚くなって毛穴が詰まりやすくなります。
そのため、皮脂と古い角質が混ざることで角栓となり、毛穴を詰まらせてしまうのですが、このような毛穴悩みに大変効果的な治療方法です。
表皮の角質を剥がす作用のある薬剤を塗布するため、薬剤が付いている間や、施術後に軽く刺激を感じることがあります。
クリニックでは、個々に合わせた薬剤の種類や濃度を調節して治療してくれるので、お肌への刺激は最小限にとどめることができます。
レーザーのような腫れや痛みといったダウンタイムはなく、赤みが出た場合も数日で落ち着くことがほとんどです。
一週間ほどは紫外線に気をつけたり日焼け止めを塗ったりなどの対策は必要となりますが、こすらないようにということだけ守れば、すぐにメイクも入浴も洗顔も可能です。
市販されているピーリングジェルなどと比べても、刺激が少なく毛穴悩みの改善を期待できます。
毛穴洗浄
毛穴洗浄とは、超音波を当てて毛穴汚れを浮かせて、毛穴の奥から毛穴汚れを取り去る方法です。
1回の施術でも、黒ずみの改善や毛穴の引き締まりなど効果を実感しやすいのが特徴で、洗浄後の鎮静や保湿までセットになっているので安心して受けることができます。
過剰なお手入れや、自己流の毛穴パックによる刺激によって悪化するぼこぼこした毛穴の黒ずみや開きは、その刺激後のアフターケアがされていないことで余計に毛穴目立ちを悪化させます。
クリニックでの毛穴洗浄は、刺激の少ない方法で汚れを取り除き、保湿で毛穴を引き締めるところまで行ってくれるのです。
毛穴が開きっぱなしになる心配もなく、毛穴が目立たないかつ、肌トラブルの起きにくい状態にお肌を整えることが可能です。
イオン導入
イオン導入とは、電気の力で皮膚のイオンバランスを調整し、肌の奥へ美容成分を浸透させていく方法です。
ビタミンC、プラセンタ、トラネキサム酸、グリシルグリシンなどの有効成分を浸透させることにより、美肌へと導き毛穴悩みを改善します。
今までご紹介してきた治療法と違い、汚れを取り去ることではなく、お肌を整え栄養で満ちた状態を作り出すことに特化しています。
毛穴の汚れを取ったり、余分な角質を取り去る他の治療と組み合わせることで、より毛穴悩みへの効果を実感することができます。
お肌へ刺激となる要素は一切ないので、美肌になりたい全ての方へおすすめできる治療法であり、お肌のメンテナンスとして定期的に受けると美肌キープに効果的です。
家庭用のイオン導入美顔器との違いは、その出力にあります。
また、ご家庭ではイオン導入に向かないアイテムを使用した場合のリスクも考えられますが、クリニックではイオン導入に最適な有効成分を適度な出力で浸透しやすい状態で導入することができますので、安心して受けることができます。
ダーマペン
近年、SNSやYouTubeでも話題のダーマペン。
衝撃的な画像をご覧になったことのある方も多いのではないでしょうか?
ダーマペンとは、とても細い針で、目に見えないほどの小さな穴を皮膚に開けることによって傷を付け、肌本来の自然治癒力を高める治療法です。
皮膚に傷ができることで、それを修復しようと肌内部の線維芽細胞が活性化されます。
この線維芽細胞は、お肌の弾力に欠かせないコラーゲンやエラスチンのもととなるお母さん細胞です。
その線維芽細胞の活性化を促すことで、コラーゲンやエラスチンが増産され、皮膚のハリや弾力が増します。
さらに、肌のターンオーバーが整うことで、毛穴の開きやシワなどの肌トラブルも目立たなくなります。
治療後数日間ダウンタイムで赤みなどが出ることがあり、危険な治療に思えますが、使う針はとても細く、治療の際に少し出血が起こったとしても治療後の鎮静の時点で収まりますのでご安心ください。
肌への刺激を利用する点は、レーザーと似ていますが、違いは熱を利用しないことです。
それによってレーザー治療よりも刺激を抑えられる仕組みになっています。
クリニックでのボコボコ毛穴治療はどのくらい持つの?
クリニックで受けられる上記の毛穴治療は、それぞれ決められた期間を置きながら複数回重ねていくことで、より効果を感じやすくなっていきます。
十分な回数の治療を終えた時点からの、ボコボコ毛穴に対する効果の持続期間について調べたところ、ダーマペンについては6か月以上の効果の持続が認められるということです。
その他の治療は月1、2回のメンテナンスによって、より良い状態を保つことができるとのことでした。
セルフケアでの汚れ残りや紫外線などの外部からの刺激、ターンオーバーを乱す生活習慣の乱れなど、私達のお肌の毛穴は毎日様々な要因によってボコボコ毛穴への危機にさらされています。
毎日洗顔や保湿のお手入れが必要なのと同じように、クリニックでの治療も月1、2回のメンテナンスとして定期的に通えることがベストです。
定期的に通うことで、セルフケアの改善点や無意識な刺激に気付くきっかけになるので、より毛穴の目立たない美肌を保ちやすくなるでしょう。
ボコボコ毛穴の治療は誰でも受けられる?
ボコボコ毛穴の悩みは、早ければ高校生くらいの思春期から抱え始めます。
クリニックでの治療はどんな毛穴悩みの方でも受けられるのか?それぞれの治療法について調べてみました。
治療法 | 受けられない方 |
レーザー | 妊娠中,光過敏症,ケロイド体質,アトピー性皮膚炎,1か月以内に強い日焼けをしたもしくはする予定がある |
ピーリング | 妊娠中や授乳中,自己免疫疾患,アトピー性皮膚炎,ケロイド体質,治療を受けたい部分に傷がある |
毛穴洗浄 | 妊娠中,ペースメーカーを付けている,強い肌荒れや炎症,刺青・アートメイク |
イオン導入 | 妊娠中,ペースメーカーを付けている,心臓病,不整脈,湿疹やかぶれがひどい状態 |
クリニックによって使う機材が異なるため、上記の表はあくまで参考程度にご覧いただき、心配な場合は治療を検討しているクリニックに必ず問い合わせるようにしてください。
高校生など、20歳未満の場合は保護者の承諾が必要になります。
同伴が必要な場合、クリニックによって必要なものが異なりますので、ホームページを確認するか、電話やメールでの問い合わせを行ってください。
治療の合間も意識したい!ボコボコ毛穴へのセルフケアのポイント
クリニックでの治療でせっかく改善されたボコボコ毛穴も、間違ったセルフケアを行ってしまったら台無しです!
毛穴治療の成果をより持続させ、毛穴の目立たないツルツル美肌を目指すために意識したい、ご自宅でのセルフケアのポイントがこちらです。
- 優しく丁寧にクレンジング・洗顔を行う
- 保湿をしっかりと行う
- 規則正しい生活や食習慣
- お肌の休息日を作る
とにかく一番大切なのは、お肌への刺激や負担になるお手入れを避けることです。
クレンジングは、ポイントメイクリムーバーなどを使うと、刺激を抑えることができます。
洗顔はしっかり泡立てて、きめ細かい泡で洗うことで刺激が少なく、毛穴の汚れまで優しく洗い流すことができます。
毛穴の詰まりや黒ずみなど、多くの毛穴悩みの原因となる皮脂の過剰分泌を防ぐために、洗顔して清潔にしたお肌をたっぷり保湿してあげましょう。
肌のターンオーバーを整えるためには、寝不足や乱れた食生活の改善など、体の内側からのケアも非常に大切です。
お肌にトラブルが発生した時は、目に見えない部分にも原因が潜んでいるかもしれません。ご自分の生活を見直してみてください。
ボコボコ毛穴を隠そうと塗り込むファンデーションやコンシーラーは、確実に毛穴への負担になっています。
帰宅したらすぐにメイクを落とす、薄化粧やノーメイクの日を意識的に設けるなど、お肌の負担を減らす努力をすることも毛穴悩みの改善のためには効果的です。
毛穴悩みの改善には医薬品もおすすめ
ボコボコ毛穴や開き毛穴などの毛穴悩みには、医薬品での治療もおすすめです。
医薬品には、内服薬や外用薬があり、ひとりひとりの毛穴の状態に合わせて医師が処方します。
毛穴悩みの根本的な解決につながりやすいため、最短で悩みが解決できて、症状を繰り返しにくいのです。
実は、クリニックへ足を運ばなくても、オンライン診療を利用すれば、ボコボコ毛穴を自宅で治療することができます。
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