美容医療のプロに聞く、いま注目の美容法：HAAB×DREAM BEAUTY CLINIC 田中優太先生

ANS.のインタビュー連載『美容医療のプロに聞く、いま注目の美容法』では、美容医療のプロフェッショナルである医師に、いま注目している美容法について取材。ユーザー様の肌悩みのアンサーの一つとなるような情報をお届けします。

今回お話を伺ったのは「HAAB×DREAM BEAUTY CLINIC 統括院長田中優太先生」です。

HAAB×DREAM BEAUTY CLINIC 田中優太先生

HAAB×DREAM BEAUTY CLINIC 田中優太先生

自分の肌に合ったホームケアを見つけることが大切

____田中先生が美肌のためにされているケアや、美容で心がけていることがあれば教えてください。

お風呂に入るのが好きで、毎日朝晩の2回、湯船に浸かっています。汗をかくと毛穴の汚れが落ちやすくなるので、お風呂で定期的にデトックスしています。
汗をかいたあとは、クレンジングや洗顔など基本のスキンケアをしっかりしてあげることも大切ですね。

____基本のスキンケアはどういったことを心がけるといいのでしょうか？

自分の肌に合ったホームケアのアイテムを選ぶことが大切だと思います。ただ、そのスキンケアを見つけるのってすごく難しいんですよね。生まれ持った肌質や、いまの肌状態が違うため、全員におすすめできるものはないんです。
手当たり次第いろんなスキンケアに手を出すのも大変だと思うので、美容皮膚科などで肌解析をしてもらうと確実だと思います。

____肌質によって、スキンケアを変えたほうがいいということですね。

そうですね。さらに言うと、乾燥肌の人が2人いたとしても、同じスキンケアが合うとは限りません。最終的にはその人に合ったスキンケアを見つけなければならないので、まずは一般的な乾燥肌に合うとされるものを使ってみて、合うもの合わないものを取捨選択しながらカスタマイズしていくイメージです。

ある程度自分に合うスキンケアがわかってきたら、攻めのスキンケアや美容医療など、より美しくなるためにするべきことが見えてくると思いますよ。

ビタミンCだけじゃもったいない！ビタミンDも併せて内服

____美肌のために、普段から飲んでいる内服薬などはありますか？

ビタミンCとビタミンDは毎日飲んでいます。ビタミンCが肌にいいことは、おそらく多くの人が知っていることかと思うのですが、ビタミンDもおすすめです。

ビタミンCはシミやくすみを防いだり、肌のハリツヤをアップさせてくれる効果があります
。そしてビタミンDは、肌のバリア機能を高めてくれたり、免疫力を向上してくれたりと、美にも健康にもいい成分です。

今はビタミンCとDが一緒になった内服薬も増えてきたので、せっかくなら一緒に摂るのが効率的かなと思っています。

エクソソームで、肌も体も若々しく。

____田中先生が最近注目されている美容法やケアはありますか？

最近は、エクソソームに注目しています。エクソソームとは、肌の生まれ変わりやエネルギーの生成など、細胞と細胞が情報を伝達するときに必要な物質です。
体内でも作れるのですが、加齢によって生成量が減ってしまうため、外からエクソソームを補うことが大切です。肌を元気にしてくれるだけでなく、体力や記憶力の向上など、全体的な若返りを実感できます。

僕自身もエクソソームを定期的に取り入れていて、毎日点鼻薬で取り入れているほか、週に1回ほど点滴もしています。あとは、ピーリングをした後、肌にエクソソームを塗布することもあります。

____エクソソームは取り入れ方がいろいろあるのですね。取り入れ方によってどのような違いがあるのでしょうか。

最もおすすめしたいのがエクソソーム点滴で、全身にしっかりと効いてくれます。エクソソームで全身を若返らせたいという人は、2〜3週間に1度くらい打つといいかなと思いますね。

次におすすめなのが点鼻薬です。鼻から取り入れると脳にダイレクトに効果があるので、思考がクリアになったり、集中力や記憶力がアップしたりと、パフォーマンスの向上にも繋がります。仕事や勉強を頑張りたい時におすすめです。

肌から取り入れると線維芽細胞を活性化してくれるので、肌のうるおい感アップや、ニキビの炎症を抑える効果が期待できます。肌の変化を感じたい方は、肌に直接塗布するのがおすすめですよ。

____取り入れ方で、期待できる効果が大きく変わるのですね！エクソソームは、どのような方におすすめですか？

線維芽細胞の活性化は、20歳くらいがピークです。3大美容成分と呼ばれるコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸はすべて線維芽細胞で作られており、線維芽細胞の非活性化はニキビやシミ、たるみなどさまざまな肌トラブルに繋がります。そのため、線維芽細胞の値が落ちてくる20歳以上の人には例外なくおすすめですね。