ANS.のインタビュー連載『美容医療のプロに聞く、いま注目の美容法』では、美容医療のプロフェッショナルである医師に、いま注目している美容法について取材。ユーザー様の肌悩みのアンサーの一つとなるような情報をお届けします。
今回お話を伺ったのは「ライネビューティークリニック 院長 高柳純先生」です。
ライネビューティークリニック 高柳純先生
継続するためには、工夫が必要。
____高柳先生は普段、内服薬などを飲まれていますか？飲んでいるものがあれば教えてください。
ビタミンB、ビタミンC、ビタミンD、亜鉛、プロテインを摂っています。
以前、栄養採血をして自分の身体にどの栄養素が足りていないのかを検査したときに、いまあげたものが不足していることが分かりました。それ以来、これらの栄養素をしっかり摂るように心がけています。
私に限らず、亜鉛や鉄分などが足りてない女性は多いといわれているので、サプリメントや内服薬で補ってあげるといいですよ。
____内側からのケアもしっかりされているんですね！色々と飲まれていますが、飲み忘れないように工夫されていることなどありますか？
例えば、いつも使うコップやお箸のそばにお薬を置いておくとか、毎日必ず使うものと一緒にセットしておくと飲み忘れにくくなりますよ。
まつげ美容液も毎日塗らなくちゃと思いつつ、忘れてしまうことが多いアイテムだと思うのですが、私の場合、毎日つかう化粧水にまつげ美容液をくくりつけているんです（笑）
そうすれば塗るのを忘れることがないんです。習慣化するために、そういった工夫をするといいですよ。
シミ・肝斑治療はピーリングを上手に取り入れる
____ANS.のユーザー様にはシミ・肝斑のお悩みを抱えている方が多くいます。高柳先生がおすすめするシミ・肝斑治療を教えてください。
シミ・肝斑の治療は、トラネキサム酸で肝斑を沈めながら、肌に溜まったメラニンを排出してシミを改善していくことが大切です。
大きくて目立つシミにはIPLなどのレーザーがよいと思いますが、細かいシミに対しては刺激がレーザーほど強くないコラーゲンピーリングやサリチル酸ピーリングなど、ピーリングを取り入れることでターンオーバーを促して、自然に排出させるケアがおすすめです。
ハード系のピーリングは肌への刺激となり、肝斑を増やす原因になってしまうので、避けてくださいね。どのピーリングを使用するかは医師と相談してください。
また、肝斑やシミ治療は、ホームケアも大切です。トラネキサム酸、ビタミンC、ビタミンA、システアミン、ハイドロキノンといったシミ肝斑におすすめの成分を普段のケアに上手にとり入れることで、より効果実感がはやくなりますよ。ホームケアで使用するアイテムにもぜひご相談ください。
続けることで肌質も改善！注目は肌育治療の「ボライト」
____高柳先生がいま注目している美容法を教えてください。
肌育治療の「ボライト」です。ボライトは新しいヒアルロン酸製剤のひとつ。真皮層にヒアルロン酸を注入することで、肌にうるおいやハリツヤを与えて、自然なアンチエイジングを可能にしてくれます。
ボライトと同じように真皮層にヒアルロン酸を注入する「水光注射」は有名ですよね。
水光注射もとてもいい施術なのですが、使用されているヒアルロン酸の吸収がはやいため、定期的に通わなければいけないところが弱点でした。
その点、ボライトは9ヶ月くらい持続するので1年に1回ほど受けていただくだけでよいのがとても魅力だと思っています。
____1年に1回くらいのペースであれば、無理なく続けられそうな気がします！
しかも、ボライトの魅力は、肌にハリツヤを出せるだけではないんです。
エイジングによって足りなくなったヒアルロン酸を補填することで、肌のバリア機能を正常化させることができたり、肌のうるおいをキープする力を高めたりする効果もあります。
当院に通ってくださっている患者さんで、1年に1回ボライトを受けられている方は、肌荒れがしづらくなったり、うるおいのキープ力が上がっていたりと、明らかに肌質が改善されています。足りなくなったものを補うというだけでなく、肌質から変えていくことができるのもボライトの魅力です。
当院では、ボライトを他の施術と組み合わせて、アンチエイジングのご提案をしています。
例えば、目元のシワが気になる場合、ボトックスのみでシワを目立たなくさせようとすると、量を注入しなくてはいけないため表情がなくなってしまい不自然になります。
そうならないために、ボトックスの量を不自然にならない程度に注入し、それでもシワが入る部分にはボライトを注入する方法をとったりもします。表情がなくならず、かつ自然にシワを目立たなくさせることができますよ。
誰かにとっての理想の医師になりたかった
____高柳先生が美容医療の道を選ばれた理由を教えてください。
昔から美容が好きで、クリニックに行って美容施術を受けるのが好きでした。でも、素敵な看護師さんには出会えても、理想の医師に出会ったことはないなということに気づいて。
だから、患者さんにとって運命の出会いだと思えるような医師になりたいと思い、いまの道に進みました。「何か困ったことや悩みがあるときは、この先生に頼ろう！」と思ってもらえるような、駆け込み寺のようなクリニックを目指したいですし、誰かにとっての理想の医師を目指せたらと思っています。
高柳純先生のInstagramはこちら @dr.jun_takayanagi
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