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美容医療のプロに聞く、いま注目の美容法:自由が丘ウェルエイジングビューティークリニック 福田知佐子先生

ANS.のインタビュー連載『美容医療のプロに聞く、いま注目の美容法』では、美容医療のプロフェッショナルである医師に、いま注目している美容法について取材。ユーザー様の肌悩みのアンサーの一つとなるような情報をお届けします。

今回お話を伺ったのは「自由が丘ウェルエイジングビューティークリニック 院長 福田知佐子先生」

自由が丘ウェルエイジングビューティークリニック 福田知佐子先生

たるみの改善には全層へのアプローチが必要

___福田先生ご自身が、美容や健康面で気をつけていることを教えてください。

月並みな回答になってしまいますが、日焼け止めと飲み薬、あとピーリングやトーニングを定期的に受けています。
健康面で気をつけていることは、食事を腹八分目にすること、よく歩くことです。あまり特別なことはしていないですね(笑)。美容も健康も基本的なことをコツコツ続けています。

___福田先生は顔のたるみ改善がお得意かと思いますが、日常でできるたるみケアはありますか?

たるみはセルフケアで改善するのはなかなか難しい肌悩みですが、唯一セルフケアできるのは“顔の使い方”です。
例えば、口角を上げるように意識をするとか、フェイスラインを綺麗にしたければ食いしばりがないように顔周りの緊張をほぐしてあげるとか。そういったことを意識するのが大切だと思います。

____以前、友人に写真を撮ってもらったとき、笑ったつもりが笑えなかったことがありました。きっと、顔の筋肉をちゃんと使えていないんですね(反省)。スキンケアのポイントはありますか?

スキンケアにレチノール(ビタミンA)を取り入れるといいと思います。
レチノールには、肌表面のたるみをケアしてくれる効果があります。毎日使うことで肌に蓄積されていき、ハリツヤのある肌を育ててくれるので、たるみが気になる方にはおすすめの成分です。

____レチノールはたるみに有効的なんですね!さっそく取り入れたいと思います。

そうですね。ただ、たるみは肌表面でなく脂肪層や筋肉層、骨まで関係しているので全層へのアプローチが必要です。
特に女性は骨が痩せやすいので、ウォーキングをしたり食事に気をつけたりして、骨をできるだけ健康的な状態でキープすることも大切ですね。

____たるみ改善の美容施術には、どういったものがあるのでしょうか。

ダウンタイムをどれくらい取れるのかなどにもよりますが、マイルドな治療でいうと、ハイフと成長因子をいれるエレクトロポレーションがおすすめです。

続いて、ヒアルロン酸による治療です。リフトアップするように注入をすることで顔全体を引き上げる効果があります。

よりしっかりと効果を出したいのであれば、糸リフトがおすすめです。糸リフトは当院が得意としている施術の一つで、患者様のお顔の状態や肌質に合わせて適切な糸を使用し、しっかりとリフトアップさせていきます。

たるみ治療と一言でいってもさまざまなアプローチ方法があるので、ご相談にいらしてくださいね!

肝斑は正直。飲み薬をきちんと飲むと肌の調子が変わる!

____たるみの次に多いお悩みはなんでしょうか?

シミ・肝斑のお悩みでいらっしゃる方が多いですね。シミ・肝斑治療にはトーニング、ピコスポット、ピーリング、エレクトロポレーションなどがあります。

あと、高濃度ビタミンC点滴もおすすめです。肌がつるんとしたりキメが整ったりと、体感があるのでリピーターが多い施術です。

___内側からのケアも大切ということですね!シミ・肝斑の治療を受けた後に気をつけることなどはありますか?

肝斑はとにかく擦らないこと、刺激を与えないことです。洗顔のときは泡で優しく洗ったり、化粧水をつけるときは押さえ込むように優しく塗布をしたりと、日々のケアで刺激を与えないことを意識することが大切です。
あと、日焼け止めを毎日塗ることと、飲み薬を飲むこともポイントですね。

___飲み薬も効果的なのですね。飲み薬はどういったものを処方されているのでしょうか。

当院では飲み薬のセットを2種類用意しています。基本のセットは、シナール、L-システイン(ハイチオール)、ユベラで、それとトラネキサム酸です。種類と量は患者様ごとにカスタマイズできるようにしています。

シミの中でも肝斑はとても正直なので、飲み薬を毎日きちんと飲んでいると肌の調子がいいですね。私もトラネキサム酸とL-システイン、シナールを飲むようにしています。

___夏にシミ・肝斑のレーザー治療をするのはあまりよくないと聞いたのですが、その辺りはいかがでしょうか。

当院ではしみ取りレーザーのピコスポットは夏にはおすすめしていません。レーザーを当てた後の肌に紫外線が当たるというのは本当に良くないんです。7月〜8月の紫外線はとても強力なので、たとえ日焼止めや日傘などでガードしたとしてもおすすめはできないですね。一方で、肝斑に対するトーニング治療は肌の状況によりますが、紫外線対策をしているお客様ですと、できることも多いです。

紫外線の強い夏はしっかり日焼け止めを塗る、飲み薬を飲む、あとエレクトロポレーションなどの紫外線による影響がない施術を受けて悪化を防ぎ、秋からまたレーザー系の治療を再開するのもいいと思いますよ。

患者様が心地よく歳を重ねるためのお手伝いをしたい

___福田先生が美容医療の道に進まれた理由やきっかけを教えてください。

私は元々整形外科医として働いていたのですが、働く中で形成外科と関わることも多かったんですね。特に一緒に切断指の再接着の仕事をしていました。形成外科は傷跡を綺麗に治したり、指の再建をしたりと、とても繊細な手術を行う科なんですが、すごく魅力的だなと思ったんです。

私は手先が器用な方なので、自分の得意を生かせるのではないかと思って見学に行き、転科を決めました。

___なぜ、ウェルエイジングをクリニックのコンセプトにされたのでしょうか。

私を頼って通ってくださる患者様は、自分と同世代の40代から少し年上の50代の方が多いのですが、患者様からは「福田先生のおかげで、歳をとるのが怖くなくなりました」と言っていただけることが多かったんです。
だから自分が開業するにあたって、そういった年代の方々のお役に立ちたいなと思ったのでクリニックの名前とコンセプトに入れました。

当院に通ってくれる患者様の多くは、20代や30代の頃の顔に戻りたい、若返りたいというのではなく、老化の進行を緩やかにして、美しく歳をとりたいという方が多いんです。

アンチエイジングではなくウェルエイジングを目指したい方のためになれたらと思い、コンセプトを決めました。

___クリニックに通う患者様と今後どのように向き合われていきたいですか?

個人クリニックのいいところは、患者様一人ひとりに対してゆっくり時間をとることができること、要望にあわせて自由に治療をカスタマイズしてご提案できることだと思っています。
当院の名前の通り、通ってくださる患者様が心地よく歳を重ねるためのお手伝いができればと思っています。

福田知佐子先生のInstagramはこちら @dr_chisako

自由が丘ウェルエイジングビューティークリニック

〒152-0035
東京都目黒区自由が丘2-11-21 Newno自由が丘4階
問い合わせ:03-6421-4073

 

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