ANS.のインタビュー連載『美容医療のプロに聞く、いま注目の美容法』では、美容医療のプロフェッショナルである医師に、いま注目している美容法について取材。ユーザー様の肌悩みのアンサーの一つとなるような情報をお届けします。
今回お話を伺ったのは「アーモンドクリニック 院長 中山樹先生」です。
アーモンドクリニック 中山樹先生
運動と水分補給を軸に、基礎から見直す
____中山先生が美しくあるために何か意識されていることはありますか?
基本的なことですが、お水をたくさん飲むことが大切です。
年齢を重ねれば重ねるほど体内の水分は不足しがちですし、慢性的に水分が足りていない人が多いように思います。
水分が足りないとデトックス作用も働きづらくなってしまうので、こまめにとっておきたいですね。
また、運動は毎日するようにしています。
2日に1回のランニングと毎日の筋トレは欠かしていません。
____運動が大事とわかっていても、なかなか続かず…。続けるためのコツなどはありますか?
「運動するぞ!」と意気込んでやるのではなく、隙間時間を使うくらいでいいと思います。
仕事の休憩時間にちょっと動いてみたり、歯磨きしながらスクワットしてみたり。
暇だなと思っている時間を、ほんの少し運動に使うだけで体が変わるはずです!
____中山先生の美肌は、内側から作られているんですね…!
ニキビがほとんどできない肌質を保てているのは、もしかしたらお水や運動のおかげかもしれませんね。
ちなみにニキビができやすい人は、顔を洗いすぎていないかをチェックするといいと思います。洗顔のしすぎは必要な皮脂を落とす原因となります。
そうすると肌が本能的に皮脂を過剰分泌して、よりニキビができやすい環境を作ってしまうんです。
洗顔は1日1〜2回で十分なので、それ以上洗っている方は気をつけてください。
また、スクラブ入りの洗顔料も肌が弱い方にとっては刺激になりやすいので、使用を控えた方がいいですね。
____正しい洗顔方法は、何度でもおさらいしておきたいですね。中山先生は、普段内服薬などは飲まれていますか?
毎日ではないのですが、トラネキサム酸、ビタミンC、ビタミンEを摂取しています。
どれもシミや肝斑に対する明確なエビデンスがある成分なので、取り入れておきたいですね。
この3点セットは、今はシミやくすみといった肌トラブルがあまり気になっていないという方でも、予防のために飲んでおくのがおすすめです。
特に肝斑はメイクの摩擦などから起きる肌の炎症から引き起こされると言われているので、メイクを頻繁にする方は積極的に飲んでおくといいと思います。
____なるほど。ニキビが気になっている時は、どのような内服薬がおすすめですか?
僕はビタミンCとビタミンB群、ビタミンEの3種類をおすすめしています。
ビタミンCやビタミンB群は飲んでいる方が多いかもしれませんが、ビタミンEも併せて飲むと効果的です。
ビタミンEには血流を促す効果があるので、ターンオーバーが活性化して、メラニンの沈着を抑えてくれます。
ニキビはターンオーバーが乱れて角質が溜まってしまうことが原因のひとつなので、ビタミンEでターンオーバーを活性化させて、ニキビができづらい肌を育てていくといいですよ。
エクソソームで肌のハリツヤアップを実感
____美肌のために取り入れている治療があれば教えてください。
定期的に行っているのはエクソソーム点滴、ピーリング、イオン導入です。
エクソソーム点滴は2〜3週間に1回、ピーリングとイオン導入は月に1回程度行っています。
エクソソーム点滴は、始めてから肌のハリツヤがよくなったという実感があります。
この間美容師さんから肌がキレイになったと褒められて、人から見てもわかるくらいに変わったんだなと感じられました。
____先生のお肌、ツヤツヤでうらやましいです…! ピーリングとイオン導入は同時にやられていますか?
ピーリングとイオン導入は必ず一緒にやっています。
ピーリングは少し刺激が強く、肌が弱い人だと皮向けしてしまうこともあるので、肌を鎮静してくれるイオン導入との同時施術がおすすめです。
____そのほか、最近人気の美容医療などはありますか?
最近、韓国でも人気の水光注射をクリニックに取り入れました。
水光注射とエクソソームの組み合わせが特におすすめです。
水光注射でエクソソームを入れてあげると、製剤の中の成長因子が直接肌の線維芽細胞を活性化させてくれるので、コラーゲンやエラスチンの生成を手助けしてくれます。
肌のハリツヤが増したり、透明感が出たりというメリットを感じられる施術です。
人によって少し赤みが出ることもありますが、基本的にダウンタイムはほとんどありません。
月に1回程度打ってあげるのがおすすめです。
長年の悩みを解決できたときは、この上なく嬉しい
____中山先生が美容医療の道に進まれた理由を教えてください。
美容医療は、ゼロからプラスを積み重ねていく分野です。
そうして患者さんにプラスの部分を提供できるのが魅力的で、美容医療の道に進みました。
クリニック名の由来にも繋がるのですが、患者さんの中には、長年の悩みを打ち明けてくれる方もいます。
アーモンドの花言葉は「希望」でして、寒い冬が終わり春の訪れを知らせる時に可憐に咲く花姿から付けられたと言われています。
当院で長年の悩みに終止符をうち、「希望」の“新しい自分”になれる場にしてほしいという想いをこめて名付けました。
そうした深い悩みに寄り添い、解決できた時の患者さんの笑顔を見るのが心から嬉しくて、この仕事をしていてよかったと感じますね。
アーモンドクリニック
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