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美容医療のプロに聞く、いま注目の美容法:SD C5 CLINIC 大嶋 恭輔先生

ANS.のインタビュー連載『美容医療のプロに聞く、いま注目の美容法』では、美容医療のプロフェッショナルである医師に、いま注目している美容法について取材。ユーザー様の肌悩みのアンサーの一つとなるような情報をお届けします。

今回お話を伺ったのは「SD C5 CLINIC大嶋 恭輔先生」

SD C5 CLINIC 大嶋 恭輔先生

美容内科と美容皮膚科を組み合わせることで、肌治療の質を高める

ー大嶋先生が健康や美容のために心がけていることを教えてください。

栄養面に気を遣っています。当院は栄養療法を軸とした美容内科と美容皮膚科の両面から健康美をサポートしています。ですから、まずは自分自身が代弁者であるべきと考え、サプリメントや食事など、インナーケアをしっかり意識しています。

美容医療といえば従来は美容外科や美容皮膚科が中心でしたが、2023年に美容内科学会が発足したこともあり、内側から整えるケアが注目されるようになっています。

美容内科が、美容皮膚科や美容外科を支える存在になっていければと思っています。

ー 大嶋先生が美容内科に注目されたきっかけは何だったのでしょうか?

前職で美容内科を取り入れているクリニックに携わる機会があり、そこから本格的に栄養療法を学びました。勉強してみると非常に魅力的な分野で、自分自身の体でも効果を実感しました。

僕は実はアイスクリームが好きでよく食べるのですが、できるだけ添加物少ないアイスクリームに変え、甘いものの代謝に関わるサプリメントを強化すると、肌荒れしづらくなります。

さらに自分の体に必要な栄養素をしっかり摂るように心がけていたら、久しぶりに会う友人から「肌ツヤツヤだね!」と褒められるようになりました。

ー 摂取する栄養を見直すだけでお肌もキレイになるのですね!それ以外に日常生活で意識していることはありますか?

食物繊維と発酵食品を摂るように意識しています。特に“スーパー大麦”は腸内環境の改善に効果的で、体感的にも良いと感じています。

ただ、合う食物繊維は人それぞれです。診察では、患者さまに合った食物繊維を見つけるお手伝いもしています。

ー 美容医療において、内側からのケアはどのような役割を持つのでしょうか?

美肌をつくるという目的においては、やはり美容皮膚科の施術を希望される方の方がまだまだ多いのが現状です。

ただ、ご来院いただいた患者さまには、インナーケアの重要性も必ずお伝えしています。美容皮膚科と美容内科を併用することで、治療結果がより安定し、持続しやすくなりますよ。


内側と外側から叶える“根本からの美しさ”

ー どのようなお悩みでご来院される患者様が多いのでしょうか。

シミ・肝斑、あとたるみのご相談が多いですね。

ー シミ・肝斑、たるみを改善するために、日常で取り入れたい栄養素はありますか?

シミ・肝斑に対してはビタミンCやビタミンEは基本中の基本です。夏場ではグルタチオンもオススメしています。

たるみに対してのポイントは2つです。

1つ目は、いかにコラーゲンをつくるか。そこでまず重要になるのがタンパク質です。体はほとんどタンパク質でできていますから、肌をつくる材料としてもしっかり摂ってほしい。目安は体重と同じグラム数。50kgの方なら1日50gが理想です。

タンパク質とビタミンC、鉄分を併せて摂取することでよりコラーゲン生成を促しやすくなります。

2つ目は、骨痩せを予防することです。ビタミンDをしっかりとサプリメントで補充します。98%の日本人がビタミンD不足と言われています。食事からの摂取が難しいので、当院ではサプリメントを推奨しています。

加えて食物繊維を一緒に摂ると血糖値が安定しやすく、過食予防にもつながります。結果的に肥満予防や肌荒れ防止にもなりますよ。

ープロテインやサプリメントはどう活用すればいいでしょう?

栄養はできるだけ食事から摂るのが理想です。ただ、忙しい生活ではなかなか難しい場合もありますので、サプリメントやプロテインを活用するのも一つの手段です。

品種改良や土壌の悪化により、食物の栄養素が低下している現代では、サプリメントは特に重要になってきます。
プロテインに関しては、日本人は乳製品が合わない方も多いので、ご自身のカラダに合わせて選ぶことが大切です。

当院では血液検査で栄養状態を確認し、必要な栄養素を効率的に補うようご提案しています。

ーシミ・肝斑、たるみを改善するための美容施術についても教えてください。

シミ治療は、ピコレーザーやエレクトロポレーションを中心に行い、ビタミンC・Eやグルタチオンなどの内服も組み合わせます。
紫外線対策とスキンケア、そして栄養サポート、この3つをしっかり行ってベースを整え、その上で美容施術を行うといいですよ。

たるみ治療では、ヒアルロン酸注入や糸リフト、ハイフなどを組み合わせることが多いです。
ただし真皮層が薄いと引き上げ効果が出にくいので、まずは真皮を育てる肌育系の治療から始めることをおすすめしています。

ー美容内科の基本であるオーソモレキュラーについて教えてください。

オーソモレキュラーは、分子栄養学に基づいて体の不足栄養素を特定し、最適な栄養を補給する療法です。魅力は大きく3つあります。

(1)症状の根本原因がわかる可能性がある

例えば、頭痛や肩こりで病院を受診すると、痛みを抑える薬が処方されますが、根本的な解決には至らないことが多いと思います。

症状の中には、特定の栄養素不足が原因となっているものもあります。
自分に必要な栄養を必要なだけ補うことで、こうした不調を根本から改善できる可能性があります。

(2)客観的な指標として、自分を見つめる機会になる

保険診療の診察や治療は医師の経験や主観に頼る部分も少なくありません。

しかしオーソモレキュラーでは血液検査を用い、客観的な数値に基づいて治療を行います。自分の体の状態を数値で確認できることは、大きな魅力のひとつです。

(3)足りないものを、必要量補うことができる

ドラッグストアで「良い」といわれるサプリメントを片っ端から試し、その中から合うものを探すのは大変です。

オーソモレキュラーなら、足りないものを自身で理解し、補えるため、効率よく健康で美しい体を目指すことができます。

ー 自分に足りていないものを客観的に知ることができるのは魅力的ですね!

そうですね。何かしらの不調や不定愁訴がある方、内側から美しく健康になりたい方は、ぜひ一度受けてみてください。

健康になりながら、きれいになりたい方へ

ー 大嶋先生が美容医療の道に進んだ理由を教えてください。

僕はもともと、消化器外科で働いていました。手術も非常にやりがいのある仕事でしたが、もっと患者さんとコミュニケーションを取りながら、症状の予防や改善に関わる仕事がしたいと考えるようになり、美容の世界に入りました。

美容医療は見た目が変わることで自信を持てるようになり、笑顔で過ごせる時間が増えるのが大きな魅力です。

特に美容内科は、見た目の変化だけでなく心身の健康を支えられる分野なので、とてもやりがいを感じています。

ー最後に、この記事を読んで来院を検討している方にメッセージをお願いします!

当院では「自らを育む美容医療」をコンセプトにしています。スタッフ全員が体の仕組みを理解し、幅広いアドバイスができる体制を整えております。
少しでも興味を持っていただけたら、まずはご相談にいらしていただければと思います!

SD C5 CLINIC

〒550-0014 大阪府大阪市西区北堀江2丁目2-6
ラフィナート北堀江1階・2階
問い合わせ:06-6684-8676
Instagramはこちら @sdc5clinic

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