2008年高知医科大学医学部卒業。初期研修後都内の大学病院麻酔科入局。
その後、整形外科へ転科。2015年から医療×ITのスタートアップに参画し医療監修を務める。医療×IT分野の執筆多数。 医療×ITを美容医療に導入するべくANS.の立ち上げに参画。ANS.クリニック院長。
小鼻の角栓を、綿棒やピンセットで取り除いていても、どんどん新しい角栓ができてしまって困っているという人も多いはず。
そんなあなたに、正しい小鼻の角栓ケアについて、この記事でご紹介します!
綿棒やピンセットで角栓を取り除くケアは、果たして正しいのでしょうか?
小鼻の角栓除去におすすめの方法についても解説していきます。
おすすめのセルフケアや美容クリニックでのケア方法についてもご紹介し、最後に特におすすめの解決策も解説しておりますので、最後まで必ずチェックしてください!
鼻の角栓が取れないとお悩みの方必見!一般的な角栓除去の方法ってどんなものがあるの?
まさに今、角栓ケアに格闘している方にとっては、他の方がどのようなケアをしているのかとても興味があることでしょう。
そこでこちらでは、一般的によく使われている、角栓のケアのアイテムについて簡単にご紹介します。
- 綿棒
- オイル
- ピンセット
- 角栓に特化した化粧品
- 剥がすタイプの毛穴パック
このように、綿棒やピンセットなどのアイテムを使ったケアや、角栓ケアに特化した製品を使うなどさまざまな方法があります。
それぞれの方法については後ほど詳しく解説します。
鼻の角栓はピンセットで取ってOK?!その疑問について徹底調査!
鼻の毛穴からちらっと顔を出した角栓を、手っ取り早く取ってしまいたいと、毛抜きやピンセットを使って除去している方も多いでしょう。
実は、この方法は、毛穴や毛穴周りの皮膚に大きなダメージを与えるやってはいけないNGケアなのです。
ピンセットを使った角栓ケアがどうしてNGなのか、その理由を3つ、次で詳しくご紹介しますね!
NGな理由その1|肌のバリア機能の低下
ピンセットで角栓をむりやり取り除いてしまうことで、毛穴周辺の肌に大きなダメージを与えてしまい、傷つけてしまう可能性があります。
傷ついた肌はバリア機能が低下し、さまざまな肌トラブルを引き起こしてしまいます。
代表的なのが、乾燥肌やゆらぎ肌。
こうなってしまうと、少しの刺激にも敏感に反応してしまうので、注意が必要です。
NGな理由その2|皮脂の過剰分泌
肌のバリア機能が低下すると、肌は自ら皮脂を分泌して肌を守ろうとします。
この状態が続くことで、肌は過剰に皮脂を分泌し続けるため、肌のテカリやべたつきの原因となってしまいます。
皮脂が原因で起こる肌トラブルはさまざま。
毛穴に皮脂が詰まることでできるニキビ、カビが繁殖することで赤みやかゆみを引き起こす脂漏性皮膚炎、そしてシミやくすみです。
NGな理由その3|新たな角栓ができてしまう
ピンセットでむりやり角栓を取り除くことで、過剰に皮脂が分泌されます。
その皮脂が毛穴にどんどん溜まっていき、古い角質にタンパク質が結びつくことで角栓が生まれてしまいます。
そのため、角栓ケアをするつもりで角栓を取り除くことが、かえって新たな角栓を生み出す原因となってしまっているのです。
角栓は、放置すると黒ずみとなってしまうので、なるべく新しい角栓を作り出さないようなケアを心がけていきましょう。
これは知らなかった!?鼻の角栓除去でやってはいけない方法
ピンセットを使った角栓ケアが、NGであることがわかりましたね。
実はピンセット以外にも、肌に大きな負担となる角栓除去ケアがあるのです。
そこでここからは、多くの人たちがやりがちなNGケアについて詳しくご紹介していきます。
その1|剥がすタイプの毛穴パックを使用すること
剥がすタイプの毛穴パックは、毛穴の角栓や汚れが一気に取れると人気のアイテムですが、おすすめできません。
その理由は、肌に必要な角質や皮脂までも、根こそぎ取り除いてしまうからです。
必要な角質が剥がされることは、肌にとって大きな負担となり、赤みや腫れなどの炎症を起こす可能性があります。
また肌のバリア機能が低下するので、乾燥肌やニキビができる原因となってしまうのです。
その2|爪や手で鼻の角栓を押し出してみる
指の腹や爪を使って、小鼻の角栓を押し出したことのある人も多いでしょう。
しかし、この方法も肌に大きなダメージを与えるNGケアなのです。
なぜなら、指や爪には私たちが想像する以上の細菌が付着しているからです。
細菌が付着した指などで小鼻の角栓をむりやり押し出すことで、毛穴に細菌が入り込み炎症が起きてしまいます。
肌を傷つけたり刺激を与えたりする行為は、肌の色素沈着の原因にもなります。
シミやくすみ、毛穴の黒ずみが小鼻周りにできる可能性がありますので注意しましょう。
その3|スクラブを使いゴシゴシこすり洗いする
スクラブ洗顔とは、普段のスキンケアでは落としきれない古い角質や毛穴汚れを、細かい粒子を使って取り除く方法です。
スクラブは正しく使うことで効果が出るアイテムですが、使い方を間違ってしまうと肌に大きな負担を与えてしまうので注意が必要です。
スクラブの粒子が肌に強く触れることで摩擦が起こり、肌の炎症やバリア機能の低下を引き起こしてしまいます。
必要以上の力でゴシゴシと洗うことのないよう気をつけましょう。
鼻の角栓を押し出した後や大きな角栓取った後は、保湿ケアが必須!
意図的に角栓を抜いてしまった人や、大きな角栓を取り除いてしまった人も大丈夫!
その後の保湿ケアをきちんと行うことで、肌の炎症を防ぐことができますよ。
おすすめなのは、角栓を取った部分に化粧水をたっぷりと染み込ませたコットンを使ってパックするケア方法。
10分ほど放置したあとは、パックを取り除き、乳液やクリームを塗って肌に油分のベールをかけましょう。
鼻の角栓は綿棒で取れる?!毛穴の白いニュルニュルを正しくとる方法とは?
毛穴の角栓を取り除くNG方法についてご紹介してきましたが、ここからはご自宅で気軽にできる角栓ケアについてご紹介します。
自宅にあるもので今すぐできるケアもありますので、気になるケア方法があったらぜひ試してください!
洗顔料で落とす
角栓をむりやり取り除くのは肌に大きな負担を与えるため、普段のスキンケアのなかで角栓対策をしていくことがとても重要になってきます。
そこでおすすめなのが角栓ケアに特化した洗顔料を使うことです。
【角栓ケアにおすすめの洗顔料】
- クレイなどの汚れ吸着成分配合の洗顔料
- 酵素洗顔
汚れ吸着成分が多く配合されているクレイ(泥)洗顔は、肌に与える負担を最小限に抑えながら、毛穴汚れにアプローチできる優秀なアイテムです。
また、ここ数年注目されている「酵素洗顔」も毛穴汚れに特化した洗顔料です。
パパイン酵素などの酵素の力によって、古い角質や皮脂を分解し、汚れを浮かし出すことができます。
洗浄力が高いため、毎日使用するとお肌に負担をかけてしまうこともあるので、使う際はメーカーが推奨する使用頻度で使うようにしましょう。
ピーリングジェルを使う
古い角質や余分な皮脂を落とすことができる、ピーリングジェルを使ったケアもおすすめです。
古い角質を落とすことで、肌のターンオーバーが正常に働き、肌のごわつきやくすみ、毛穴の黒ずみに解消に効果的です。
さまざまなピーリング成分がありますが、毛穴の汚れや角栓をケアしたい方におすすめなのが「BHA(サリチル酸)」という成分。
油に溶けやすい性質があるため、毛穴の奥に潜む皮脂汚れにもアプローチできますよ。
鼻の角栓に綿棒とオリーブオイルでアプローチ
みなさんのご自宅にある、綿棒とオリーブオイルを使ったマッサージも角栓に効果的でおすすめです。
このケアはコスパもよく、やり方も簡単なので気軽に試せますよ。
マッサージを行う際は、必ず洗顔した清潔な肌の状態で行うようにしてください。
【綿棒とオリーブオイルのマッサージケア】
- 綿棒にオリーブオイルをたっぷりと染み込ませる
- 気になる角栓の部分に、オリーブオイルを染み込ませた綿棒で優しく撫でるようにマッサージする
- 綿棒が滑らかに動かせなくなったらオイルを追加する
- マッサージが終わったらラップを被せ10分ほど放置する
- ラップを剥がし、肌についたオイルをコットンで軽く拭き取る
- クレンジングオイルと洗顔料を使って優しく洗い上げる
- 通常のスキンケアを行って肌を保湿する
オリーブオイルではなく、ホホバオイルやそのほかの美容オイルでも代用可能です。
蒸しタオルを活用する
先ほどご紹介した、綿棒のマッサージ前に行うといいのが「蒸しタオル」を使ったスペシャルケア。
蒸しタオルを当てることで、血行がよくなり毛穴が開きますので、より効果を実感できますよ。
綿棒ケアだけでなく、普段のスキンケアの前に蒸しタオルを活用することで、化粧水などの浸透がよくなるのでとてもおすすめです。
蒸しタオルの作り方は、濡らして軽く絞ったタオルを電子レンジで1分ほど温めるだけ。
毎日のスキンケアにぜひ取り入れてくださいね。
鼻や顔が角栓だらけでお悩みの方は美容クリニックでの角栓除去がおすすめ
これまで、角栓を除去するためのホームケアをご紹介してきました。
どれも簡単に試せるおすすめケアでしたが、どの方法も即効性がないため、長期間にわたったケアが求められます。
また、鼻の角栓の原因を根本から解決することが難しいという特徴があります。
そのため、毛穴トラブルを根本から解決したいとお考えの方には、美容クリニックでの毛穴ケアがおすすめです。
鼻の角栓がない人がやっているおすすめの施術とは?
角栓を除去するためには、美容クリニックでのケアが効果的とお伝えしましたが、ここからは毛穴トラブルにとても効果のある施術についてご紹介します。
それぞれの施術の価格帯やメリット・デメリットについても解説します。
ピーリング
ピーリングとは、いわゆる角質ケアのことをいいます。
美容クリニックで行われるピーリングでおすすめなのが、ケミカルピーリング。
特別な薬剤を肌に塗って、余分な皮脂や古い角質を浮かせて洗浄するケア方法です。
1回あたりの料金も5,000円〜1万円と、美容クリニックの中でもリーズナブルなため、定期的なケアもしやすい価格帯です。
施術の頻度についてですが、はじめて施術をされる人は2週間に1回を4〜5回繰り返すことで、より効果を実感できるでしょう。
その後は肌のターンオーバーの周期に合わせて、月に1回のケアを継続すると健康的な肌の状態を維持できますよ。
レーザー治療
レーザー治療とは、肌の生まれ変わりを促進する施術です。
超音波レーザーを肌に当てて小さな点状に照射させることで、肌の組織を一時的に破壊します。
肌が破壊された組織を自力で治すことで、ふっくらとしたハリのある肌に生まれ変わることができるのです。
毛穴の開きが気になる方や、たるみに悩む方、シミを改善したい方にとてもおすすめの施術です。
1回あたりの価格は、レーザーの種類によりさまざまですが、1万円〜3万円程度で施術可能です。
レーザーは1回での施術で効果を実感しにくいため、5〜6回ほど続けて施術を受ける必要があります。2〜4週間おきに1回のペースで施術を受けましょう。
イオン導入
イオン導入とは、超音波の力を利用して、美容成分や薬剤を肌の奥深くまで浸透させる施術です。先ほどご紹介したピーリングと合わせたケアがおすすめです。
ピーリングをした後の清潔な肌にイオン導入を行うことで、薬剤の浸透率をアップさせることができるので、より美肌効果を実感できるでしょう。
1回あたりの価格は5,000〜1万円程度。使用する薬剤によって価格は変動します。
その時の肌に必要な美容成分を選んで浸透させることができるのもうれしいですね。
フォトフェイシャル
フォトフェイシャルとは別名光治療とも呼ばれ、IPLと呼ばれる特殊な医療用の波長の光を肌に照射させる施術方法です。
メラニンに反応してシミを薄くする効果や、肌のターンオーバーを正常に戻す働きがあるため、肌にハリが生まれ毛穴が目立ちにくくなります。
1回あたりの価格は1万円〜2万円ほど。
1回でも効果を実感しやすい施術ですが、2〜4週間に1回の施術を4〜5回繰り返すことで、より効果を実感できるといわれています。
男女ともに悩む鼻の角栓には種類があるって知ってた?
角栓ケアについて詳しく解説してきましたが、そもそも角栓とはいったい何者なのでしょうか?
実は、角栓と一言でいってもいくつかの種類があり、それぞれに必要なケア方法も異なるのです。
そこでここからは、角栓の種類の特徴や違いについて詳しく解説します。
小鼻の角栓その1〜白いタイプ
小鼻の毛穴からちょこっと顔を出す白い角栓は、皮脂の分泌量の多いTゾーンや、小鼻周辺によく見られるタイプの角栓です。
本来であれば分泌された皮脂や古い角質は、ターンオーバーによって毛穴から排出されるもの。
しかし、このターンオーバーがうまくいかないことで、毛穴の奥に汚れとしてどんどん溜まってしまうのです。
この汚れが固まって、毛穴の出口を塞いでしまっている状態こそが角栓なのです。
白い角栓ができる原因は「皮脂汚れ」と「乾燥」です。
そのため、毎日のクレンジングや洗顔できちんと汚れを落とすこと、そして余分な皮脂が分泌されないよう保湿ケアをしっかりと行うことがとても大切です。
小鼻の角栓その2〜黒いタイプ
黒い角栓は、白い角栓が長時間放置されることで酸化し、黒ずんでしまった状態で、一般的に「いちご鼻」と呼ばれています。
実はこの黒い角栓は、白い角栓と比べて硬く固まってしまっているため、自力ケアでは解消することがとても難しいのです。
先ほどご紹介した、綿棒とオイルを使ったスペシャルケアなどを、週に1〜2回継続してみましょう。
そのほかにも、毎日湯船に浸かることや適度に運動することなど、日々の生活習慣を見直すことも大切です。
それでも改善されない場合は、早めに美容クリニックに相談してみることをおすすめします。
小鼻の角栓その3〜微細コメドタイプ
微細コメドタイプの角栓は、毛穴の奥に潜む白い角栓の予備軍のこと。
直径1mm以下の小さな角栓で、肌の表面に出てきていないため、目で確認することが難しいのが特徴です。
微細コメドタイプの改善方法は、白い角栓と同様しっかりと汚れを落とし、たっぷりと保湿ケアをすること。
毎日のスキンケアを丁寧に行うことで毛穴に汚れが溜まりにくくなりますよ。
私の角栓ってやばい?!小鼻の角栓を育てる主な原因とは?
小鼻の角栓の種類を理解できたところで、ここからは小鼻の角栓ができる主な3つの原因について詳しく解説します。
角栓ができる原因を知ることで、普段の生活で気をつけなければならないポイントを理解できるでしょう。
乾燥による皮脂の過剰分泌
肌は乾燥すると、バリア機能が働き肌を守るために過剰に皮脂を分泌してしまいます。
皮脂の分泌が過剰になってしまうと、毛穴の中にある皮脂が排出しにくい状態となるため、毛穴の中に止まり、毛穴を押し広げてしまうのです。
そのため、しっかりと保湿をすることで過剰な皮脂の分泌を防ぎ、新たな角栓の生成を防ぐことができますよ。
メイク汚れや皮脂汚れの残り
メイクや日焼け止め、皮脂汚れが落とし切れていないと、新たな角栓を作り出してしまいます。角栓のもととなるのは、このような皮脂汚れと古い角栓。
これらが混ざり合って毛穴に蓋をすることで角栓が作られるのです。
ファンデーションや化粧下地の多くは油分を多く含むため、洗顔料だけでは洗い流すことが難しいです。そのため、クレンジングを使用してきちんと洗い流すようにしましょう。
ターンオーバーの乱れ
肌のターンオーバーが乱れることで、毛穴汚れが排出されなかったり、古い角質が剥がれ落ちなかったりと角栓を作り出してしまう環境が生まれてしまいます。
【ターンオーバーが乱れる原因】
- 紫外線を過剰に浴びること
- 加齢によるもの
- 睡眠不足
- 肌の乾燥
- 栄養の偏った食生活
- ストレス
- 運動不足
- 便秘
このように、ターンオーバーが乱れる原因はさまざま。
心当たりのある方はぜひご自分の生活習慣を見直してみましょう。
角栓悩みには処方薬という選択肢も
繰り返す角栓悩み。
丁寧なスキンケアや毛穴ケアを続けていても、なかなか解消できないという方には、処方薬という選択肢もあります。
処方薬は、ひとりひとりの毛穴の状態に合わせて医師に処方してもらえるので、根本的な解決に繋がりやすいのです。
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