シミ肝斑

ヒルドイドはシミに効果ある?正しいシミ対策や注意点を解説


  • 「保湿クリームのヒルドイド、シミにも効くって聞いたけど本当?」
  • 「口コミで“美白にいい”と見たけど、自己判断で使っても大丈夫?」

そう感じている方も多いのではないでしょうか。

ヒルドイドはもともと乾燥や血行不良の改善を目的とした医療用保湿剤。保湿によって肌のバリア機能を整えることで、結果的に“くすみ感”を和らげる可能性はありますが、シミそのものを薄くする美白効果やメラニン抑制作用はありません

誤った使い方をすると、赤みやニキビなどの肌トラブルを悪化させるリスクも。

この記事では、ヒルドイドの本来の効果と、シミに関して誤解されがちなポイント、そして本当にシミ改善につながる正しいケア・治療法をわかりやすく解説します。正しい知識をもって、健やかで明るい肌を目指しましょう。

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ヒルドイドとは?

ヒルドイドとは、ヘパリン類似物質を主成分とする医療用医薬品で、高い保湿力と血行促進作用を持っています。製薬会社のマルホが製造販売している塗り薬です。
乾燥によって硬くなった角質をやわらげ、水分を保持しながら皮膚の修復を促す働きがあり、乾燥肌・アトピー性皮膚炎・しもやけ・打撲痕などの治療に幅広く使われています。

また、ヒルドイドは医師の診断・処方が必要な薬であり、市販の保湿クリームとは異なり、治療目的で使用される医薬品です。
肌のバリア機能を整えるサポート効果があるため、保湿目的で使うことで間接的に肌のくすみやごわつきの改善が期待されることもありますが、シミそのものを薄くする効果はありません

ヒルドイドがシミを「薄くする」可能性は?

画像:「マルホ 医療関係者向けサイト」より引用

ヒルドイドには美白成分(メラニンの生成を抑制する成分)が含まれていないため、「シミを直接的に薄くする」効果は基本的に期待できません。

ただし、高い保湿力と血行促進作用により肌のターンオーバー(新陳代謝)を整えることで、古い角質やメラニンが少しずつ排出され、結果的にシミやくすみが目立ちにくくなる可能性はあります。

つまり、ヒルドイドは「シミを消す薬」ではなく、肌環境を整えてシミの再発や悪化を防ぐサポート役。美白効果を狙う場合は、ビタミンC誘導体やトラネキサム酸などの美白成分を含む化粧品や処方薬との併用が推奨されます。

ヒルドイドの正しい使い方

ヒルドイドを正しく使うには、使用量と塗り方がとても重要です。

まず、手を清潔にしてから、1日数回、患部や乾燥が気になる部分にやさしく薄く塗り広げるようにします。強くこすり込むと刺激になるため注意が必要です。

使用量の目安は、剤形によって異なります。

  • 軟膏・クリームタイプの場合は、「指先から人差し指の第一関節まで出した量(約0.5g)」が手のひら2枚分の範囲に相当します。
  • ローションタイプの場合は、「1円玉大ほどの量」が顔全体に塗る目安です。

塗布後に肌がしっとり光る程度(ティッシュが軽く貼りつくくらい)が適量で、塗りすぎるとベタつきや毛穴詰まりの原因になることも。乾燥が強い部分には少し厚めに、Tゾーンなど皮脂の多い部分は控えめに塗るとバランスよく保湿できます。

ヒルドイドを使う上での注意点

ヒルドイドを使う上で、使用してはいけない場合や塗るのを避けるべき部位があります。必ず確認して使用しましょう。

使用してはいけない場合

  • 出血性血液疾患のある方

ヒルドイドには血液を固まりにくくする作用があるため、血友病、血小板減少症、紫斑病などの疾患がある方は使用できない

  • わずかな出血でも重大な結果を招く可能性がある方

上記疾患以外でも、出血しやすい体質の方は、医師や薬剤師に相談すること

  • 過去にアレルギーを起こした方

ヒルドイドやヘパリン類似物質で、かゆみや発疹などのアレルギー症状が出たことがある方は使用できない

塗るのを避けるべき部位

  • 傷口やびらん、潰瘍部分

血行促進作用により、出血を助長したり、治りを遅らせたりする可能性がある

  • 目や目の周り、粘膜

刺激になることがあるため、入らないように注意が必要

  • 強い炎症や出血を伴うニキビ

血行促進作用で悪化するリスクがある

ヒルドイドにおける誤解しがちなポイント

ヒルドイドは“シミを消す薬”ではなく、あくまで保湿と血行促進を目的とした医療用保湿薬です。肌の乾燥やバリア機能の低下を改善することで、結果的に肌トーンが整って見えることはありますが、美白効果そのものを持つわけではありません。
そのため、「シミが消える」といった誤った期待を持って使用すると、効果を実感できずにがっかりしてしまうケースもあります。

また、美容目的のみで長期・広範囲に使用する場合は保険適用外となります。ヒルドイドは本来、乾燥や皮膚炎などの治療を目的に処方される薬のため、自己判断での多用は避けましょう。必要に応じて医師の診察や指導のもとで使用することが大切です。

シミ対策と併用する場合は?

ヒルドイドは他の美白スキンケア製品と併用が可能です。

たとえば、ビタミンC誘導体・トラネキサム酸・アルブチンなどの美白有効成分を含む化粧水や美容液を使い、そのあとにヒルドイドを塗布することで、保湿膜が肌表面を覆い、有効成分を逃しにくくする効果が期待できます。

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シミにお悩みで「市販の美白アイテムでは効果を感じられない」「皮膚科に行くのはちょっとハードルが高い」そんな方におすすめなのが、オンライン診療サービス「ANS.(アンス)」です。

スマートフォンひとつで医師に肌悩みを相談でき、診察から処方、薬の受け取りまでがすべて自宅で完結します。肌の状態やシミの種類に応じた処方を提案してもらえるため、自己判断でスキンケアを続けるよりも、効率的かつ安心して治療を進められるのが魅力です。

ANS.で取り扱いのある処方薬

処方薬 主な成分・作用 期待できる効果
トラネキサム酸 メラニン生成抑制・抗炎症作用 肝斑や炎症後のシミを防ぐ
ユベラ(ビタミンE) 抗酸化・血行促進 肌の代謝促進・くすみ改善
シナール(ビタミンC) メラニン抑制・抗酸化作用 シミ予防・美白サポート
トレチノイン ターンオーバー促進 色素沈着を薄くし、肌の再生を促す
ハイドロキノン メラニン生成抑制 シミの原因となる色素を直接ブロック

そもそもANS.とは?

美肌治療専門クリニック「ANS.(アンス)」は、通院なしで医師の診療と処方薬の受け取りができるオンライン診療サービスです。スマートフォンひとつで診察から処方、薬の配送手配まで完結するため、忙しい方や皮膚科に通いづらい方でも、自宅にいながら本格的なシミ治療を始められます。

さらに、ドクターズコスメの提案やスキンケア相談も可能なので、「自分に合う美白アイテムがわからない」「市販品で効果を感じにくい」といった悩みにも丁寧に対応。また、会員専用のオンライン診療やHADA相談室では、医師による肌診療や、美肌のプロによるスキンケアや肌質改善のための食事のアドバイスなどが受けられます。

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ヒルドイドはシミ対策の補助的な“土台ケア”として使おう

ヒルドイドは「シミを消す薬」ではなく、肌の潤いと血行を整えることで、健やかな肌環境を支える“土台ケア”として活用するのが正解です。

ヒルドイド単体でシミを根本的に改善することは難しいため、美白成分(ビタミンC誘導体・トラネキサム酸・ハイドロキノンなど)との併用が効果的です。
また、「どの成分を組み合わせればいいかわからない」「市販薬で限界を感じている」という場合は、オンライン診療サービス「ANS.(アンス)」を活用して、医師の診断のもと自分の肌に合った治療を始めるのがおすすめです。

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記事の監修者
竹村 昌敏
ANS.監修医 2008年高知医科大学医学部卒業。初期研修後都内の大学病院麻酔科入局。 その後、整形外科へ転科。2015年から医療×ITのスタートアップに参画し医療監修を務める。医療×IT分野の執筆多数。 医療×ITを美容医療に導入するべくANS.の立ち上げに参画。ANS.クリニック院長。

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