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【調査結果】6割以上の人が誤った紫外線対策をしている!?正しい日焼けケアについて専門医師が解説

肌治療サービスANS.(アンス)では、「紫外線対策」について783名の方にアンケートを実施しました。その結果をもとに、ANS.監修医の竹村昌俊が「正しい紫外線対策」について解説します。

紫外線対策は、通年を通して行うことが美肌づくりの大前提!

「通年を通して紫外線対策をしている」という質問に対して76.1%の方が「はい」と回答しています。

通年で紫外線対策をしていない方が約1/4もいることに驚きました。この結果は△です!

環境省の紫外線環境保健マニュアル2008によると、最も紫外線が強いのは6〜8月です。一番弱いのは12月〜1月でも紫外線が0というわけではなく、晴れの日には夏場の20%程度の紫外線が降り注いでいます。通年で紫外線対策をすることは重要です。

 

②医師がおすすめする、正しい紫外線対策の方法とは?

通年で紫外線対策をしている方のうち、94.6%の方が日焼け止めを利用しているという結果に。

多くの方が日焼け止めを使用しているのが素晴らしい◎です!外出の際はもちろん、紫外線が入る室内でも日焼け止めの使用は重要です。そして、物理的に紫外線を遮断することも大切なので、日傘や帽子、UVカット機能のある衣類などで紫外線を避けましょう。
また、どんなに紫外線を避けたとしても、0にすることはできません。それをカバーするために ①抗酸化作用のある飲み薬(ビタミンC、ビタミンE、グルタチオンなど)と ②メラニン合成を阻害する飲み薬(トラネキサム酸)などで内側からのケアもして頂きたいですね。また普段のスキンケアでは、肌の炎症や乾燥を抑えるために保湿をしっかりと行いましょう!

 

意外な落とし穴!?日焼け止めには〇〇が必要!

日焼け止めを使用している方の7割弱が塗り直しをしていないと回答。

なんと7割近くの方が日焼け止めの塗り直しをしていないなんて!皆様、塗り直しは非常に大切ですよ。なぜなら、日焼け止めは汗や摩擦で紫外線から防護する機能が落ちていくから。

塗り直しの頻度は、肌質や環境にもよりますが、外に出る前に塗り直すのが一番わかりやすいかと思います。終日外出の場合は、2〜3時間おきに塗り直しするようにしましょう。スプレータイプやサンクッションなどが便利ですが、塗りムラには気をつけてくださいね。

 

④5割以上の方がSPF50以上の日焼け止めを使用!これって正しいの?

53.2%の方がSPF50の日焼け止めを使用しています。

この結果は△です。普段使いにSPF50はトゥーマッチ。
日焼け止めはシーンに合わせて使い分けが重要。SPFが高ければ良いというわけでもないんです。

SPFという値は、紫外線による肌炎症をどれだけの時間遅らせることができるのかという数値。SPF値が高いと同時に肌への負担が増えるので、外出時間によって日焼け止めを使い分ける必要があります。少しの外出など普段使いにはSPF20程度、野外で長く過ごす日にはSPF50の使用がおすすめです。

調査機関:自社調査
調査期間:2023年6月19日-26日
調査対象:全国の10代以降の男女(自社サービスユーザー含む)
回答数:783件
調査方法:インターネット調査
※データ利用ご希望の場合は ans-skin.com のURLをご記載ください。

「正しい紫外線対策について」専門医からのコメント

竹村昌敏(たけむら まさとし)
ANS.監修医
アンケートにたくさんのご回答を頂き、ありがとうございました。
紫外線対策のポイントは、「紫外線に当たる時間や強さで対策を変えてしっかり行うこと」が重要です。また、美容業界では夏は「守りのケア」の季節とされており、レーザーやIPLなどの治療のあとは紫外線のダメージを受けやすいので、夏にはおすすめしません。今は、紫外線のダメージを最小限にするためにコツコツと飲み薬を使用すべき季節です。

 

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いかがでしたでしょうか?
猛暑や紫外線に負けず、この夏も乗り切りましょう!

取材・文/ANS.PRチーム

 

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