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美白効果で有名なハイドロキノンとは?使い方や副作用を解説

美白効果で有名なハイドロキノンとは?使い方や副作用を解説

外用薬(塗り薬)の「ハイドロキノン」は美白効果やシミ治療で有名ですが、実際に効果はあるのでしょうか。

本記事を読むと、ハイドロキノンの特徴や、美白やシミに対してどんな効果があるのかがわかります。

また、使い方や副作用を解説し、併用におすすめの外用薬や内服薬も合わせて紹介します。

  • 美白したい人やシミに悩む人
  • 肌悩みをどうにかしたいけれど何から始めたらいいかわからない人

上記のような悩みを持つ人に役立つ記事となっているので、ぜひ最後まで読み進めてください。

ANS.magazineでは美肌ケアの参考としてお薬の情報を掲載しております。ANS.で取り扱いのあるお薬や在庫状況については、別途お問い合わせください。

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美白効果やシミ対策として有名なハイドロキノンとは?

美白効果やシミ対策として有名なハイドロキノンとは?美白効果で有名なハイドロキノンは、漂白作用により、今あるシミを白くします。

また、ハイドロキノンは、シミの原因であるメラニン色素の合成を阻止する働きがあり、その美白効果は美白有効成分としてコスメなどに使われるコウジ酸やアルブチンの10〜100倍と言われているのです。

シミは、皮膚の色素細胞(メラノサイト)という細胞に紫外線が当たり、シミのもとになるメラニンを作り出すことでできます。

紫外線が色素細胞に当たると、チロシナーゼという酵素の影響を受けメラニンが産生されます。

ハイドロキノンはこの酵素を抑制されることで、メラニン産生を抑制するのです。

そのため、シミ予防だけではなく、すでに肌に沈着したシミを減少させる効果も期待できます。

ハイドロキノンの使い方や注意点

ハイドロキノンの使い方や注意点ハイドロキノンは、効果が期待できる反面、使い方に多少注意が必要な薬です。

使用方法を紹介しつつ、市販品や個人で海外輸入できるものなど、薬を選ぶ際の注意点も案内します。

ハイドロキノンの使用方法

ハイドロキノンハイドロキノンは色素脱失剤として、シミがあるところに使用します。

シミのある部分に1日1回〜2回、3ヶ月〜6ヶ月間を目安に使用し、様子をみます。

ハイドロキノンの使用の際に、最も大切なことは「日焼け対策」です。

後に解説する副作用を抑える意味でも、ハイドロキノンを塗った後は、日焼け止めを塗りましょう。

ハイドロキノンを使用する際の注意点

①処方薬を使用する

ハイドロキノンには、市販薬や個人で海外輸入できるものもあり、気軽に手に入れられます。

ただし、中には安全性や効果が十分に検証されていないものや、高濃度すぎて発がん性が懸念されるものもあります。

便利で気軽に手に入れられますが、安易に使用することは、おすすめできません。

また、市販薬に関しては、肌状態に合わせて濃度を選ぶことが困難なため、十分な効果を得られない可能性があります。

より効果的にハイドロキノンを使用するためには、処方薬を使用することが望ましいといえます。

②日焼け対策は徹底する

メラニンはシミの原因となりますが、同時に皮膚の奥深くにある細胞を紫外線刺激から守る役割もあります。

ハイドロキノンにより、メラニン色素を作る機能が抑えると、紫外線に対する防御力が弱くなっています。

そのため、ハイドロキノンを塗っている箇所や塗っているときは、日焼け対策を徹底し、日焼け止めとセットでつけましょう

③用法と用量を守る

広範囲につけすぎたり、長期間つけすぎたりすると、色素沈着や白斑症などの副反応が起こる可能性が高くなります。

そのため、必ず用法と用量を守り、シミが気になる箇所にスポットとして使用するようにしましょう

また、ハイドロキノンは、3ヶ月〜6ヶ月を目安に使用し、その後は3ヶ月程度休薬するなど長期間使用を続けることは避けましょう。

ハイドロキノンの副作用

ハイドロキノンの副作用どんな薬にも、たいていの場合は副作用が存在しますが、ハイドロキノンにはどのような副作用があるのでしょうか。

副作用の特徴を知り、薬の理解を深めていきましょう。

1.肌が白くなりすぎる(白斑)

ハイドロキノンは「肌の漂白剤」と言われるほど、強力な漂白作用をもちます。

また、メラニン色素を作る「メラノサイト」の数を抑える働きがあるのです。

そのため、長期間使用を続けると「白斑」ができ、肌が白くなりすぎる症状が起こる場合があります。

副作用は、濃度5%以上のハイドロキノンで起こる可能性が高く、4%程度のハイドロキノであれば可能性は低くなります。

前述したように、長期間使用した場合は副作用の可能性が高くなりますので、6か月を目途に一度使用を中止するようにしましょう。

白斑が起こった場合は、ステロイドの塗り薬や光線療法などが有効な場合があるので、医師に相談しましょう。

2.色素沈着

ごく稀に、ハイドロキノンにより、一部または広範囲が灰青色に変色することがあります。(外因性組織黒変症)

日に当たるとすぐに黒くなる人や、もともと皮膚の色が濃い人が長期間使用した場合にみられる現象なので、用法と用量を守り、適切な使用を心がけましょう。

3.肌の赤みや炎症

ハイドロキノンでの治療の際に、皮膚の赤みや炎症が起こる場合があります。

原因は、ハイドロキノンによる「色素脱失作用」によるもので、時間が経過することで、肌が慣れて自然に治ることもあります。

量を調整したり、回数を減らしたりすることで、肌の赤みや炎症を抑えられる可能性があるでしょう。

ただし、徐々に赤みや炎症がひどくなる場合はすぐに使用を中止し、処方してくれた医師に相談しましょう。

シミ・肝斑治療

ハイドロキノンと同様にシミ治療に使用されるトレチノインとは?

ハイドロキノンと同様にシミ治療に使用されるトレチノインとは?美白やシミの治療薬として、ハイドロキノンの他に、トレチノインも有名です。

トレチノインの特徴や効果、使用方法も紹介します。

トレチノインとは?

トレチノイントレチノインはビタミンAの誘導体で、ビタミンAの100倍の生理活性があります。

その効果によって強力に肌のターンオーバーを促進し、新しい肌の細胞を作り出し、古い角質を剥がすピーリング作用があります。

古い角質が残り続けると、シミやシワの原因となるだけでなく、肌のトーンも暗くなりがちです。

トレチノインで古い角質のピーリングをすることで、トーンの上がった、若々しい肌となっていきます。

トレチノインの効果

トレチノインは、表皮の細胞を分裂・増殖させ、皮膚のターンオーバーを促します。

また、ターンオーバーと同時に、メラニン色素を外に押し出します。

さらに、トレチノインは、コラーゲン増生を促す効果があるので、シワ改善効果も期待できるのです

目尻やほうれい線などの深いシワの場合は、3ヶ月以上、使用を継続する必要があります。

また、使用していると、皮剥けが起こる可能性があるので、十分な保湿が必要です。

トレチノインの使用方法

トレチノインは、強力な作用のある薬剤のため、使用するとほとんどの場合に皮膚炎が起こります。

皮膚に赤みが生じたり、角質が剥がれたりしますが、トレチノインの効果が出ていると考えられます。

赤みや角質の剥がれなど、少量の範囲であれば、全く問題ありません。

ただし、痛みが強すぎる場合や血がにじんでくる場合は使用を中止し、医師に相談しましょう。

角質は無理に剥がさず、自然に剥がれることを待ち、刺激を与えないようにしましょう。

治療を開始して1週間経過後も何も反応がない場合は、薬の成分が作用していない可能性も考えられるので、再度の受診をおすすめします。

ハイドロキノンとトレチノインの併用

ハイドロキノンとトレチノインの併用シミの治療では、肌再生効果のあるトレチノインと、強力な漂白作用のあるハイドロキノンを併用する場合があります。

ハイドロキノンは、トレチノインと組み合わせると肌への浸透率を高め、さらに「シミ」に対して効果が高くなることが報告されています。

ハイドロキノンとトレチノインの併用に有効なシミ

ハイドロキノンとトレチノインを併用することで、治療の効果を発揮するシミと、あまり効果的でない種類のシミが存在します。

ハイドロキノンとトレチノインの併用 シミの種類
有効であると考えられているシミ 老人性色素斑・炎症後性色素沈着
有効であるが時間がかかると考えられているシミ そばかす・茶色いほくろ・扁平母斑
有効でないと考えられているシミ 黒いほくろ・生まれつきの黒いあざ・加齢に伴い現れるイボ

ハイドロキノンとトレチノインの使用手順

①トレチノインを、患部にピンポイントで薄く塗布します。

②10〜15分経過して、トレチノインが皮膚に浸透したら、トレチノインより広範囲にハイドロキノンを塗布します。(トレチノインが広がらないように、ハイドロキノンは外側から内側に塗り広げます。)

③1時間後に保湿剤と、紫外線吸収剤不使用の日焼け止めを塗布し、外出の際は日焼け対策を徹底します。

④できれば朝と夜、1日2回塗布し、1回の場合は夜に塗布しましょう。

ハイドロキノンとの併用がおすすめな内服薬

ハイドロキノンとの併用がおすすめな内服薬外用薬であるハイドロキノンを使用する際、内服薬も一緒に使用することで、より早く治療の効果を感じる可能性が高まります。

美白・シミ治療に効果的な、おすすめの内服薬を紹介します。

トラネキサム酸

トラネキサム酸トラネキサム酸の持つ抗炎症作用により、シミの一種である「肝斑」に対して医学的な効果が認められています。

メラニンの生成を抑制する作用があるので、シミやくすみ、そばかすなどへの効果も期待できます。

ハイチオール

ハイチオール有効成分のL-システインは、皮膚や肝臓での代謝を正常化し、肌のターンオーバーを促します。

また、メラニンをスムーズに排出する作用により、シミを薄くする効果が期待できます。

さらに、肌の炎症や赤みにも効果的なので、美白やシミの原因の解決にも役立つでしょう。

シナール

シナールビタミンCと、その吸収を助けるパントテン酸が含まれている薬です。

シミやくすみの原因となる「メラニン」の生成を抑え、シミやそばかすを防ぎます。

また、肌のコラーゲンの生成を促進する効果もあるので、肌のハリやツヤのアップにも効果が期待できます。

肌の老化やシワなどの原因となる「酸化ストレス」を抑えてくれる、抗酸化作用もあります。

タチオン

タチオン有効成分の「グルタチオン」は、非常に強い抗酸化作用と解毒作用があります。

身体をサビさせてしまう酸化によるダメージを改善し、肌の老化やシワ、シミの改善が期待できます。

若々しく、ツヤのある健康的な肌へと導きます。

シミ・肝斑治療

美白やシミの治療は便利なオンライン診療のANS.で

美白やシミの治療は便利なオンライン診療のANS.で医薬部外品の処方薬であるハイドロキノンとトレチノイン。

美容皮膚科に通わなくても、オンラインの環境さえあれば、治療を始められます。

オンライン美肌診療のANS.では、好きな場所と時間で診察を受けられて、指定した場所で薬を受け取れます。

  • 美白効果で有名なハイドロキノンを使ってみたい
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この機会に、オンライン診療という便利なサービスで、気軽に美白・シミ治療を始めてみませんか?

チャット形式の診断で気軽に相談できる

  • 肌悩みをじっくり相談したい
  • 人に会わずに肌悩みを解決したい

デリケートな肌悩みは、好きな場所やタイミングで、じっくり自分のペースで相談したいですよね。

オンライン美肌診療のANS.では、診察をチャット形式で行うので、気軽に相談できます。

好きな場所や時間で診察できることはもちろん、リラックスした状態での診察が可能となり、落ち着いて相談できます。

伴走型のオンライン美肌治療サービス

オンライン美肌診療のANS.は、患者様の人生に寄り添いながら、美肌治療を行います。

美肌への悩みは尽きることがないので、治療は一時だけでなく、長期での継続が必要です。

そのため、長い期間患者様に寄り添い、肌状態に合わせて常に最新のサポートができるよう努めています。

一度の診察で終わることなく、その時その時の悩みを解決してもらえるよう、患者様の美肌作りをサポートします。

ANS.独自のサービスであるHADA相談室を設置

ANS.独自のサービスであるHADA相談室を設置ANS.独自のサービスとして、24時間いつでも好きな時に肌悩みを相談できる「HADA相談室」を設けています。

薬や診察に関する相談はもちろん、スキンケアやインナーケアなど、肌悩みに関するありとあらゆる悩みが相談できるのです。

HADA相談室では、対応するスタッフ全員が、美容皮膚科の医師監修のプログラムにて座学研修を完了しています。

さらに、常に医師が監修しているので、気軽な悩みから専門的な相談まで、肌に関することはすべてお任せください。

いつでも解約可能

ANS.は、薬の定期しばりがないので、いつでもサービスの解約ができます。

短期間だけ、一度だけ試してみたい人でも、気軽に治療を始められるのです。

治療を辞めることも再開することも、自分のタイミングでできるので、気負わず治療ができます。

処方薬は1種類から配送可能

オンライン診療のANS.では、気になる薬を1種類から配送し、一度だけの注文も可能です。

薬はすぐに効果が出るものばかりではありませんが、一度ためしてみたいと考える人は多く、継続できるかと不安を感じる人もいるでしょう。

ANS.は、患者様に寄り添いサポートするため、美肌治療のきっかけになれるサービスを目指しています。

気軽に治療をスタートしていただきたいので、薬は1種類からおためしいただけます。

無料の肌診断をためしてみませんか?

無料の肌診断をためしてみませんか?オンライン美肌診療のANS.では、今の肌状態がわかる、無料の肌診断ができます。

肌診断では、肌状態に合う可能性の高い処方薬もわかるので、今後の治療の参考になるでしょう。

簡単な質問に答えるだけなので、まずは無料の肌診断に挑戦し、今の肌状態を知ることから初めてみませんか。

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記事の監修者
竹村 昌敏
ANS.監修医 2008年高知医科大学医学部卒業。初期研修後都内の大学病院麻酔科入局。 その後、整形外科へ転科。2015年から医療×ITのスタートアップに参画し医療監修を務める。医療×IT分野の執筆多数。 医療×ITを美容医療に導入するべくANS.の立ち上げに参画。ANS.クリニック院長。

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