2008年高知医科大学医学部卒業。初期研修後都内の大学病院麻酔科入局。
その後、整形外科へ転科。2015年から医療×ITのスタートアップに参画し医療監修を務める。医療×IT分野の執筆多数。 医療×ITを美容医療に導入するべくANS.の立ち上げに参画。ANS.クリニック院長。
ニキビは皮膚の病気なので、思っている以上に、治療に時間がかかります。
ニキビの種類や症状によって、治療期間はさまざまですが、治ってもまた再発する可能性のある病気です。
そのため、ニキビは病院やクリニックなどの医療機関で治療をしていくことが、早期で治すためには必要だと考えられています。
自己流でさまざまな方法を試してしまうことにより、治療を長引かせたり、ニキビが悪化しニキビ痕を残したりしてしまうかもしれません。
治療をする場合は、どれくらいで治るものなのか、ニキビの種類と治療方法を合わせて紹介します。
ニキビ治療をしている人や、これから始める人、またはニキビに悩んでいる人に役立つ記事となっています。
ぜひ参考にしてください。
ニキビはどれくらいで治る?治療期間の目安を解説
ニキビは皮膚の毛穴の病気で、治療してもまた再発する可能性がある病気です。
ニキビの症状によって、治療の期間もさまざまですが、目安は3ヶ月といわれています。
ニキビの原因と、治療に時間のかかる理由をみていきましょう。
そもそもニキビの原因とは?
ニキビの原因は大きく分けて3つあります。
- 毛穴の詰まり
- 皮脂分泌の増加
- アクネ菌の増殖
上記を引き起こす要因として、以下の項目があげられます。
- 皮膚のターンオーバーの乱れ
- ホルモンバランスの変化や乱れ
その他にも、さまざまな原因が絡み合って、ニキビという症状として現れます。
また、ニキビは顔だけでなく、胸や背中など、体の上半身にも出来ます。
ニキビ治療の目安は3ヶ月
ニキビは、なかなか治らない性質をもっているため、まずは3ヶ月を目安に治療を始めてみましょう。
1〜2週間薬を使って治らないとすぐに治療を変えてしまう方がいらっしゃいますが、焦らず治療に取り組むことが大切です。
治療中は、すぐに効果が出ないと不安になり、治療をやめてしまうこともあるかもしれません。
また、すぐに効果が出たように見えて、自己判断で治療を途中でやめてしまうと、赤ニキビが再発する可能性もあります。
目に見えるニキビがなくなっても、小さな白ニキビは残っていることが多いものです。
治療は続けて、ニキビのない状態を維持しましょう。
その際も、自己流でさまざまな方法を試すのではなく、正しい治療を続けて、ニキビのできにくいきれいなお肌を目指しましょう。
ただし、治療の最中に違和感がある場合は、副作用の可能性もあるので、薬を変更してもらうなどの対処が必要かもしれません。
治療において、気になることがあれば、かかりつけの医師に相談しましょう。
ニキビの種類は?それぞれの対処法も解説
ニキビの種類は大きく分けて以下に分かれます。
- 白ニキビ
- 黒ニキビ
- 赤ニキビ
- 黄ニキビ
ここでは、種類別の特徴と、治療方法を紹介します。
白ニキビの特徴と治療方法
白ニキビは、皮膚が小さく盛り上がった色のないニキビです。
この段階ではニキビと認識しづらいですが、毛穴が詰まった状態で、アクネ菌が増殖し始めています。
白ニキビは、気づいた段階で治療を開始すると、比較的早めに治せるのです。
治療方法としては、毛穴の詰まりの原因となる「皮膚の角化」を調整するビタミンA誘導体(アダパレン)が含まれた外用薬を塗ります。
外用薬と同時に、肌の環境を整えて予防するため、内服薬と合わせて治療していきます。
黒ニキビの特徴と治療方法
黒ニキビは、白ニキビに溜まった皮脂が酸化して、黒く見えている状態です。
まだ炎症は起こっていませんが、白ニキビから一歩進行してしまった状態とも言えます。
黒ニキビを毛穴の黒ずみと勘違いし、無理やり除去すると、刺激により悪化してしまうので注意しましょう。
治療方法は白ニキビと同じく、毛穴の詰まりの原因となる「皮膚の角化」を調整するビタミンA誘導体が含まれた外用薬を塗ります。
また、外用薬だけでなく、今後の炎症の予防や、皮脂の分泌を抑える効果が期待できる内服薬と併用する場合が多いでしょう。
赤ニキビの特徴と治療方法
赤ニキビは、皮膚に赤みを帯びた状態で、炎症が起きています。
皮脂で毛穴が詰まり、内部でアクネ菌などの細菌が増殖した状態です。
アクネ菌は、日頃から皮膚に存在する常在菌ですが、皮脂の増加により異常繁殖してしまうとニキビの原因となります。
そのため、治療では炎症を抑えることや、皮脂分泌を抑えることなど、多方面からのアプローチが必要です。
アクネ菌の殺菌やピーリング効果のある外用薬を塗り、毛穴の詰まりを根本から抑制する内服薬などを使用して治療を行います。
赤ニキビはニキビ痕として残りやすいため、刺激を避け、長期的な治療を続けることが重要です。
黄ニキビの特徴と治療方法
黄ニキビは、炎症を起こした赤ニキビが化膿し、膿が溜まった状態です。
黄色く見える膿は、細菌と戦った白血球の死骸で、白っぽく見えることもあります。
黄ニキビは、ニキビが最も悪化した状態で、ニキビが治ったあとも、ニキビ痕として残りやすくなるでしょう。
治療には、炎症を抑えることと、膿を出すことが必要です。
毛穴の詰まりを根本的に改善する外用薬や、ターンオーバーを促進する作用があるビタミンB群が配合された内服薬などで、治療していきます。
膿の詰まりを自分で出そうとすると、ニキビ痕に発展する可能性が高まります。
痕を残さないためにも、刺激を与えず、根気強く治療を進めていきましょう。
ニキビが悪化するとどうなる?
炎症性のニキビ(赤ニキビや黄ニキビ)になると、治りづらくなり、ニキビ痕にも発展しやすいです。
白ニキビや黒ニキビなどの初期段階での治療を行い、比較的早い段階でニキビを治せば、ニキビ痕になる可能性も低くなります。
また、治療せず、放置したり潰したりすることも、ニキビ痕になるリスクを高めてしまいます。
ニキビ痕にはさまざまな種類があり、色素沈着やクレーターなど、赤みが残る場合もあります。
ニキビ痕になると、外用薬や内服薬のみでは治療の効果を感じにくく、フラクショナルレーザーなど医療機器での治療も必要になるかもしれません。
ニキビは皮膚の毛穴の病気で、治療してもまた再発する可能性があるので、ニキビのないお肌にするためには、医療機関での治療が近道といえます。
ニキビの治療方法
ここでは、ニキビ治療の方法を深掘りしていきます。
基本的なニキビの治療方法や、各治療方法の効果も解説します。
基本的なニキビ治療の方法
ニキビの治療では、基本的に、外用薬と内服薬を合わせて使用します。
ニキビの原因や種類は一つだけではなく、複数の理由から発生したものが多いので、治療も一筋縄ではいきません。
そのため、多方面からのアプローチが必要なので、外用薬と内服薬を合わせて治療します。
処方薬の種類や量などは、患者の肌状態や悩みに合わせて医師が処方します。
一方、ニキビの治療薬として販売されている市販薬は、大衆に向けて誰でも使いやすいように作られた薬です。
ニキビの種類や症状によっては効果を感じず、治療に時間を要して、ニキビが悪化する可能性があります。
早めに効果を実感したい人は、自分に合った薬を病院で処方してもらうことをおすすめします。
外用薬でのニキビ治療の方法
二キビ治療薬で使用する外用薬には、さまざまな種類があります。
ニキビの種類や状態に合わせて処方されるのはもちろん、肌状態によって、使用量の目安も人によってさまざまです。
ニキビの外用薬としてよく用いられるペピオゲルには、アクネ菌の増殖を防ぎ、皮膚のピーリング効果(角層の剥離を促す効果)があります。
毛穴の詰まりを改善する効果が期待できるので、白ニキビはもちろん、黒ニキビや赤ニキビの治療にも使われます。
外用薬によって、効果は異なるので、治療中に肌状態をみながら、薬が変更になる場合もあるでしょう。
外用薬には市販薬もありますが、肌状態によって薬を変更できる処方薬を選ぶことは、ニキビ治療の最短ルートといえます。
内服薬でのニキビ治療の方法
外用薬と同様、内服薬にもさまざまな種類があり、外用薬とは別の角度からのアプローチ法として取り入れられます。
内服薬は、一般的には複数を組み合わせて処方され、ニキビの治療を内側からサポートしていきます。
ニキビは、外部からの刺激だけでなく、体の内部の問題も大きく影響し、内側から対処が必要な場合も多いのです。
内服薬にも市販薬と処方薬があり、市販薬は大衆向けにさまざまな成分が配合されているので、肌状態とマッチした場合は効果を実感するかもしれません。
しかし、より的確に、早期に治療を終えたい人は、自分の肌状態に合った処方薬での治療をおすすめします。
ニキビの治療でよく使われる内服薬の種類と効果
外用薬と合わせて、内服薬での治療を進めていくことで、よりニキビを早期に治す効果が期待できます。
内服薬として、よく処方される薬それぞれの効果を詳しく解説しますので、ニキビ治療の際の参考にしてください。
ニキビ治療でのビタダンの効果
ビタダンとは、ビタミンB1、B2、B6、B12が豊富に含まれた医薬品です。
ビタミンB群には、肌のターンオーバーを正常化する効果が期待できます。
ニキビの原因と肌のターンオーバーの乱れには密接な関係があり、正常化により、ニキビが減少する可能性があります。
このビタミンが不足すると肌荒れの原因にもなりますが、ビタミンは体内に留まりにくい特徴があるのです。
よって、食事からだけでなく、薬からもビタミンを摂取することが、美肌への近道となるでしょう。
ニキビ治療でのシナール配合錠の効果
シナール配合錠には、ビタミンCと、その吸収を助けるパントテン酸が含まれています。
ニキビの炎症が継続することにより、皮膚深部の組織が破壊されますが、シナール配合錠に含まれるビタミンCには肌の炎症を抑える効果があります(抗炎症作用)。
シナール配合錠を摂取することで、ニキビの炎症を抑え、ニキビ痕を防ぐ効果が期待できるのです。
ニキビ治療でのハイチオールの効果
ハイチオールに含まれる有効成分のL-システインは、皮膚や肝臓での代謝を正常化する働きがあります。
肌の新陳代謝を促進し、ターンオーバーを正常化するため、炎症や赤みを抑える効果が期待できます。
また、メラニン色素の生成を抑える効果もあるので、ニキビ痕を作らせないよう、内側からサポートします。
ニキビ治療でのユベラの効果
ユベラには、強い抗酸化作用のあるビタミンE(トコフェロール)が含まれます。
ビタミンEは、皮膚の新陳代謝を高めて、メラニン色素の沈着を防止する効果があるのです。
ニキビ治療では、ニキビ痕や、色素沈着の予防として処方されます。
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ニキビ治療は、思っている以上に時間がかかること、ニキビは繰り返す可能性がある皮膚の病気であることがわかりました。
また、ニキビだと思っていた肌状態が、実は顔ダニだった場合や、ホルモンの異常などの病気だったということも考えられます。
ニキビを自己判断で治療することは、治りを遅くしてしまうので、まずは医師に相談しましょう。
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