特集

自分に素直に、まっすぐに。千葉由佳が見つけた、美容と生き方のちょうどいいバランス

今をときめく憧れの人たち​​が、仕事、ライフスタイル、美容に関して自身なりに見つけてきた「答え」にフォーカスをして、強くたおやかに生きていく秘訣に迫るインタビュー連載「MY ANSWER.」。

今回お話を伺ったのは、美容家・インフルエンサーとして多くの女性から支持を集める千葉由佳さん。「ちばゆか買い」「ちばゆかファミリー」などのハッシュタグが生まれるほど、共感と信頼を集めてきた彼女に、“いまの自分を好きになる”ためのヒントを教えていただきました。

美容家・インフルエンサー 千葉由佳さん

若さに媚びることも、昔を懐かしむこともない。美容は“いまの私を豊かにする”もの

ー これまで美容で悩んだり、挫折を感じたことはありますか?

26歳くらいまでは肌トラブルもほとんどなくて、すっぴんでも平気で外出できるくらい肌の調子がよかったんです。

でも、26〜27歳の頃に急にUゾーン(あご周り)に吹き出物がたくさんできてしまって…。“お肌の曲がり角”と言われる年齢で、ちゃんと曲がった感じでした(笑)。一人暮らしを始めたことで食生活や生活リズムが変わったのも大きかったと思います。

今はだいぶ落ち着いたけれど、昔の肌に戻ったわけではなくて。ゆらがないように日々丁寧に向き合いながら、安定をキープしている感じですね。

ー 肌荒れが辛かった時期は、どのようなケアをされていましたか?

肌荒れに悩んでいた時期のお写真

最初は市販のスキンケアやお薬でなんとかしようと思って、ドラッグストアでいろいろ買って試してみたんですけど、ぜんぜん改善しなくて。

自己判断では難しいと感じて、皮膚科を受診しました。コメド(面皰)の圧出や塗り薬、ビタミン剤の服用、ピーリングなど、ベーシックな治療を地道に続けたことで、少しずつ落ち着いていきました。

ー 現在は肌がゆらがないよう、どんなことを意識していますか?

高保湿のアイテムを使うと毛穴が詰まりやすい肌質なので、油分が少なめで、さっぱりしたテクスチャーのものを何度かに分けて重ねづけし、しっかりとうるおいを与えるようにしています。あとは、そのときの肌状態に応じて、必要な成分が入ったアイテムを取り入れていますね。

インナーケアにも気を遣っていて、ビタミン剤はずっと続けていますし、腸内環境を整えるためにオリゴ乳酸菌や酵素も意識的に摂るようにしています。

― 肌荒れしていた時期も、SNSで隠さずに発信されていたのがすごく印象的です。

当時、「肌が綺麗ですね」と言われることにすごく違和感があったんです。実際はメイクでカバーしているだけで、肌荒れと向き合っていたので。

だから、「綺麗に見えるのはカバーしているからだよ」と正直に発信したところ、どうやってカバーしているのか知りたい!という声をいただいて、それをきっかけに投稿するようになりました。

肌荒れって、本当にメンタルにくるじゃないですか。だから「大丈夫だよ」「私もそうだよ」って、少しでも安心してもらえたらという気持ちが強かったですね。
肌荒れのことを発信したことで雑誌の企画を組んでもらえたりと、仕事にもつながったので、結果オーライでした(笑)!

ー 千葉さんにとって、美容ってどういう存在ですか?

心を豊かにしてくれるもの、です。

若い頃の自分より、いまの自分の方が好きなんですよね。似合うメイクやヘアスタイルも分かってるし、トレンドも無理なく取り入れられる。若い頃よりも、今の自分の方が魅力を理解できていると思います。
だから、若さに媚びる必要もないし、「あの頃はよかった」なんて思うこともない。

それに、美容について発信したことが、誰かの役に立ったり、「参考になった」と言ってもらえるのも、すごくうれしいですね。

「やりたいこと」より、「求められたこと」に応えることで仕事が広がってきた

ー 美容ブランド「Yunth(ユンス)」の立ち上げや、ファッションブランドとのコラボなど、インフルエンサーの枠を超えて幅広く活躍されています。お仕事へのモチベーションや原動力はどこにあるのでしょうか?

ブランドとのコラボ依頼も多い

それが…仕事に関してはモチベーションとか野望みたいなものは特にないんですよね(笑)。ふわっとタイミングよく巡ってきたことを、流れに乗るような感覚で受け取っている感じです。

ー Yunthはどのような経緯で誕生したのですか?

肌荒れの発信をしていたら、自然とスキンケアに関する質問が増えてきて。悩んでいる人たちが「良いスキンケアに出会ってもらえたらいいな」と思ったのがきっかけです。

「自分がこういうものを作りたい!」というよりは、フォロワーさんの意見を聞きながら、一緒に作り上げていったという感覚に近いですね。だから、私が“作った”というより、“連れて行ってもらった”ような感じです。

― 千葉さんは、常に“フォロワーさんファースト”な姿勢で発信されていますよね。それはいつから意識されていたのでしょうか?

インスタライブの機能が実装された頃からです。

新しいものが好きなので「とりあえずやってみよう」と始めたら、最初は5人くらいしか見てくれてなかったんですけど(笑)、だんだんと「メイクはどうしてるんですか?」とか美容に関する質問が増えてきて。

「それなら今度はメイクライブをやってみようかな」と、もらった声に応えていたら、自然とコンテンツも広がっていって。気がついたらアカウントも伸びて、女性のファンも増えていました。

― フォロワーとのやりとりが、今のお仕事スタイルの軸になっているんですね。

フォロワーさんと交流できるイベントの開催も

本当にそう思います。コメントやDMでのやりとりの中には、自分では気づけなかった視点や価値観がたくさんあって、「自分の常識って、案外そうでもないんだな」と思わされることも多いです。

ポジティブなこともネガティブなことも含めて、全部が自分の糧になっている気がします。今の私があるのは、まちがいなくフォロワーさんのおかげ。だからこれからも、その声を大切にしながら活動していきたいです。

“〜すべき”を手放して、より自由になった。

ー 自分の機嫌を保つために心がけていることはありますか?

ストレスを感じることや嫌な出来事があっても、「私らしいな、こんなこと起きるなんてウケる!」って、笑いに変えるようにしています(笑)。

人生そんなにうまくいかないって分かってるから、嫌なことが起きたら「自分っぽいな」、いいことがあったら「ラッキー!」くらいの気持ちで、受け止めています。

― 笑いに変えるスタンス、とても素敵ですね!30代後半になって、人生観は変わりましたか?

より自由になれた気がします。

肌が荒れても、自分で立て直す方法が分かっているから、好きなものを気にせず食べていますし、無理にコントロールしようとしなくなりましたね。

最近は、朝起きてベッドを整えずにそのままにしておいて、夜またそこに戻って寝るのが好きで(笑)。
以前は「ベッドメイクはちゃんとしなきゃ」って思ってたけど、そういう“〜すべき”を手放せるようになってきました。

ルールを決めすぎず、自分を追い込まず、焦らずに過ごす。いまはそんなふうに、自分なりの心地よさを少しずつ探している感じですね。

― SNSの普及によって「こうあるべき」という意見をよく目にする時代にもなりました他人と比べて落ち込んでしまうようなときは、どう向き合えばよいと思いますか?

そういうときは、もう「苦しんどくしかないよね」って思います(笑)。でもこれは、突き放す意味ではなくて。

羨ましさや妬ましさって、決して悪い感情じゃないと思っているんです。むしろ、ポジティブな感情よりもパワーがある気がして。

誰かを羨ましいと思うのは、「自分もそうなりたい」という気持ちの裏返し。だったら、その悔しさや焦りをエネルギーに変えて、何か動いてみればいい。たとえ思い描いた形にならなくても、動いたことはちゃんと自分の力になります。

肌治療に飲み薬はマスト。目標までのスピードを早めてくれる

ー 肌荒れの治療をしてきたご経験から、飲み薬の効果や大切さはすでに実感されていますよね。

はい、私は塗り薬よりも内服薬のほうが重要だと思っています。

たとえば風邪をひいたとき、首にネギを巻くより風邪薬を飲んだほうが早く治るじゃないですか(笑)。それと同じで、肌トラブルが起きたときも内側から治す方が早い実感があります。

スキンケアが「各駅停車」で少しずつ肌を整えていくものだとしたら、クリニックでの施術は「特急」。その中間くらいのスピード感で、着実に肌をよくしてくれるのが内服薬だと思います。

特にニキビ治療では、できてしまったものを治すだけでなく、“ニキビができにくい肌”を作っていくためにも内服薬やサプリメントはマスト。根本的な改善には欠かせないと思っています。

― ANS.では、治療の継続を支えるために「HADAログ」や「HADA相談室」などの機能を用意しています。

継続って本当に大事ですよね。肌治療って、とりあえず3ヶ月は続けてみないと結果が出ない。みんなつい焦って結果を求めちゃうけど、まずは地道に続けることがいちばん大事。

とはいえ、忙しいと通院するのも大変。だから、ANS.のように家にいながら診察や相談ができて、継続もしやすいサービスはありがたいなと思います。

ーANS.は、どんな方にこそ使ってほしいと感じますか?

忙しく働いている方や、小さなお子さんがいるママにおすすめしたいです。
クリニックの診察時間ってだいたい平日の日中だから、通いたくてもなかなか時間が取れなかったり、お子さんがいると時間の調整もクリニック選びも大変。

そういう方にとって、自宅で診察を受けられて、継続のハードルが下がるっていうのはすごく心強いと思います。

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撮影/渡邉貴郎 取材・文/佐々木ひとみ

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