今をときめく憧れの人たちが、仕事、ライフスタイル、美容に関して自身なりに見つけてきた「答え」にフォーカスをして、強くたおやかに生きていく秘訣に迫るインタビュー連載「MY ANSWER.」。
今回は、プライベートでも仲良しだという美容成分スペシャリストのJUNさんとインフルエンサーのMamiさんをお迎えし、夏の透明感ケアについてお話を伺いました。他ではあまり語られていないお二人の過去から、未来を切り開くためのヒントも教えていただきましたよ。
Episode01 JUNさん × Mamiさん
夏のスキンケアをサボると秋口に5歳老ける
ーー夏でも透明感のある肌をキープするために、お二人はどういったケアをされていますか?
Mamiさん(以下、敬称略) 私は地黒で、めちゃくちゃ焼けやすいんですよ。だから日焼け対策はしっかりするんですけど、それに加えてインナーケアにも力をいれています。とくにぬか漬けは欠かさないようにしていて、透明感を保てているのはぬか漬けの影響が大きいかも。トマトとかアボカドとかパプリカをぬか漬けにすると美味しいんだよ。
JUNさん(以下、敬称略) 思ってたぬか漬けと違った!なんかおしゃれ(笑)。ぬか漬けっていうと、きゅうりとか茄子とか。
Mami きゅうりもすごくいいよ。「ぬか漬け×夏野菜」が、私の夏のキーワードかも。JUNさんは?
JUN インナーケアはもちろん大切にしているけど、まずは紫外線から肌を守ることが大切だから、年間を通して家の窓にはUVカットシートを貼ってる。あとは、紫外線の強い時間帯はできるだけ外に出ないようにもしているかな。
Mami とにかく紫外線対策が大事だよね。すごく肌が綺麗なご年配の方に美肌の秘訣を聞くと、みなさん口を揃えて「日焼け止めを必ず塗る」と言っていて。それってすごく普通のことに聞こえるけど、ちょっとコンビニに行く時でも、ちゃんと塗ってるんだと思う。日焼け止めを塗ることを、ルーティン化することが大切だよね。
JUN 紫外線だけじゃなくて、ブルーライトとか大気汚染とか環境ダメージも肌に良くないから、環境ダメージからも肌を守れるものをスキンケアの最後に塗るといいよ。
あと、昔よりも気温が上がっているでしょう。気温の上昇によって肌の温度が上がるとメラニンが作られるから、肌の熱を逃がしてあげたり、冷やすようなケアも透明感を保つポイントだね。
Mami ファチュイテのローションパックとか夏に最高だよね。すっごく好き。常に2本以上ストックしてる。
JUN 肌を落ち着かせてくれるよね。夏って湿度が高いのに肌は意外と乾燥しているから、ローションパックで潤いをいっぱい入れてほしい。ベタベタするから夏は乳液やクリームを塗らない人は、秋口に大体5歳老けちゃう。
秋が年間で一番肌が暗くなると言われているのだけど、その理由は、夏の間に溜まった紫外線ダメージが肌表面に出てくるのに加えて湿度も下がってくるから。肌が乾燥を防ごうとして厚くなって、くすむんだよね。夏もしっかり保湿ケアをしておけば透明感を守れるよ。
ーー夏のケアで何か特別にしていることはありますか?
Mami 特に変えてはいないですね。日焼け止めを塗るとか、すごく基本的なことをコツコツやるのが大切だと思います。
JUN うんうん、美容は習慣にすることが大切だから、特別なことをするのでなく、自分のルーティンに組み込めるものを頑張っていけばいいと思う。
Mami そうだよね。インナーケアもまずは続けてほしいなと思う。1ヶ月でやめてしまうのは本当にもったいない。とりあえず3ヶ月というけれど、本音をいうと半年は続けてみてほしい。
JUN 続けるためにも、インナーケアの商品は見えるところに常に置いておくのがいいと思う。朝起きたら歯を磨いて、ご飯を食べて、これを飲んで、って次にやることを決めておくことが習慣化のコツだと思います。
自分史上最高の肌を目指すカギは“角層”
ーーMamiさんはご自身のことを地黒で焼けやすいと言っていましたが、お肌にはすごく透明感があります。色が黒いことと透明感は違うもののように思います。
JUN そうですね。透明感は色ではなくて”どれだけ透けるか”だと思います。角層が潤いを蓄えていると、透明なガラスのようになって、肌に光が入ったときに綺麗に透過して、綺麗に反射させてくれます。その綺麗な光の透過と反射が透明感をつくるので、角層がいかに潤っているかが大切ですね。
Mami 私、色白になるのを諦めていた時期があったんですよ。どうしても日焼けしちゃうし、黒くなっちゃうから。でも、透明感や自分の肌の質をあげることは色に関係なくできることに気づいてからは、潤いに満ち溢れた肌を作ろうと思えました。人と比べるのではなくて、自分史上最高の肌を更新していくことが大切ですよね。
JUN あと、肌だけじゃないよね、透明感って。よく「性格は顔にでる」っていうけど、透明感も同じだなと思っていて。無邪気な心を持っていたり、人と分け隔てなく付き合えたり、その人の内側から醸し出される透明感ってあると思っているので、イメージや印象も含めて透明感をあげていけるといいですよね。
何かを手放したときに新しい可能性に出合う
ーーお二人はいまビューティーと食のプロとして発信をされていますが、元々はどういったことをされていたのでしょうか。
Mami 私は普通の会社員でした。その頃からInstagramはやっていたんですけど、本格的に発信に力をいれるようになったのは会社をやめてから。
会社員をやめて「これから何をしてみようかな」と思ったことが人生の起爆剤になりました。会社員という安定を捨てたから、発信の内容や、誰にどう伝えたいかをより考えるようになりました。
JUN 何かを失うことがターニングポイントになるというか。何かを手放した時に新しい可能性が入ってくるというのは僕も経験した。
Mami そうだよね。何かをやめた瞬間に始まるものがあって、それを経験したことでチャレンジ精神がどんどん沸くようになったかもしれない。
JUN 僕も以前は化粧品会社で働いていたけれど、色々経験をして、一区切りついたなと思うタイミングがきてやめたんですよね。そこから人生の流れが変わったというか。
やめたから自由になったけれど責任も生まれるから、どんどん自分から積極的に行動するようになって。そうして色んな人との縁が繋がって今の仕事に結びついているので、いま何かにしがみついている人は一度手放してみてもいいかも。
ーーいま、自分が何かを手放さなくちゃいけないタイミングであることを、自分で判断する基準みたいなものはありますか?
JUN 文句が増えたら、じゃないですか。仕事に対して「なんでこんなことしなくちゃいけないんだろう」とか、文句が出始めたら次のステップにいくタイミングかなと思います。
Mami そうだよね。私は独立してから、考え方がすごくシンプルになったなと思います。全部自分に責任があるから、人のせいにもしなくなる。
JUN 他責を捨てることって大事だよね。あと失敗も挫折も、後から考えたらそれがいい学びになっていたってことも多くて、あれも必要な経験だったんだろうなって思える。何があっても、いい方向にもっていくという信念を持っていれば大丈夫。
Mami 私、実は昔すごく体が弱くて。いまSNSを通して私をみている人からは信じられないだろうけど、いろんな病院の診察カードをたくさん持っていました(笑)。
でも、体調不良だったり体力の無さが自分の足枷になった経験が、インナーケアに力をいれるきっかけになったのかなって思う。体が健康になって、心もポジティブになった。
JUN 繋がってるよね、心と体は。
Mami 繋がってるよね。例えばちょっと落ち込んだ時とか元気がないときに、心を元気にすることって難しいよね。でも運動をすれば脳がそっちにエネルギーを使うから落ち込まなくなるんだって。
JUN ジムに通って鍛えている人で暗い人っていないよね。筋肉を動かすことで美肌になるって研究もでてるんだよ。とくに下半身を鍛えるといいらしいよ。
Mami 美容と体の健康と心の健康は、全部繋がっているね。
「美容医療の民主化」地方に住んでいる方や忙しい方にもANS.をおすすめしたい
ーーANS.をお使いいただいて、いかがでしたか?
Mami わざわざ病院に行かなくていいというのがいいですね。皮膚科って混んでるじゃないですか。長い時間並んで、数秒肌を診てもらって「お薬出しますね」って、それだけのやりとりだけのためにすごく時間を使っちゃう。それが家にいながらスマホ一つで完結するのはありがたいです。
JUN 皮膚科だとお薬がなくなるタイミングでまた行かなくちゃいけないけど、ANS.は自分にあったお薬が届くから、習慣化のハードルが下がるよね。
ーーANS.には「HADA相談室」というチャットでお薬や肌悩みについて相談ができるオリジナル機能もあります。
JUN お薬だから合う合わないって稀に出てくるかもしれないけど、そういう時にすぐに相談できるし、対面じゃないからこそ逆に話しやすいのがいいですよね。
Mami 私、化粧水とかお薬で肌が荒れたり赤みが出やすかったりするんですけど、でも症状がでたときにすぐに病院にいけるとは限らないじゃないですか。HADA相談室だったらスマホですぐに相談できるのが心強いと思います。
JUN 都心だと皮膚科も美容皮膚科もあって、仕事帰りに寄ることもできるかもしれないけど、地方だと美容の処方を出してくれるクリニックがどこにあるか分からなかったりもすると思うので、都心部に住んでいる方はもちろん、なかなかクリニックにいけない方達にもすごく便利なサービスだと思います。
美容医療が民主化されているというか。今までは都心の一極集中だったのがこういうサービスがあることで他の地域の方も平等に美容医療を受けられるというのはすごくいいなと思います。
お二人のプロフィール
JUN(@jun.jun_cosmetics)
美容成分スペシャリスト/FATUITE商品開発
百貨店化粧品ブランドで販売、セールスマネジャー(営業)、マーケティングを経験後独立。商品開発を手掛けるFATUITE〈ファチュイテ〉は美容誌におけるベストコスメを連続受賞中。Instagramでは美容や人生相談などを発信。
Mamiさん(@__mamigram___)
インフルエンサー
1985年、石川県金沢市生まれ、二児の母。料理好きが高じて、長年勤めていた会社を辞め、フリーランスに。企業へのレシピ提供や、飲食店メニュー監修、アドバイザーなど行いながら、SNSにて発酵調味料を使ったシンプルごはんのレシピ、お酒に合う華やかレシピ、子育てや暮らしに関することを発信中。
撮影/恒松 弘匡 ヘアメーク/久保フユミ 取材・文/佐々木ひとみ