母の日といえば、「お母さんに感謝を伝える日」。
でもANS.では、今年の母の日を「母である自分を労わり、愛でる日」として提案します。日々頑張っているママたちが、“自分を大切にすること”の大切さに気づけるように。今回は、ママとして、女性として輝き続ける5名のロールモデルたちの『自分自身を愛でるレシピ』をお届けします。
Episode03 モデル 牧野紗弥さん
牧野紗弥さんの『自分自身を愛でるレシピ』

“完璧な母”じゃなくていい。
まずは自分を許すことからはじめてみる
ー今年、ANS.が掲げる母の日のテーマは「私が私を愛でる日」です。従来の「感謝される日」とは少し異なる価値観ですが、このテーマについてどう感じましたか?
とても共感しました。
これまで私は、「良き母とはこうあるべきだ」と自分に厳しく、がむしゃらに走り続けてきました。けれど、子どもたちと一緒に成長し、また世の中の価値観も変化するなかで、「自分らしくいればいいんだ」と思えるようになりました。
そう感じられるようになったのは、ほんの5年ほど前のこと。今は、自分を認め、愛でることを大切にしたいと思っています。だからこそ、このテーマは、今の私の気持ちにぴったりだと感じました。
ー5年前までは、「全部自分でやらなきゃ」「完璧にしなくては」という想いが強かったのでしょうか?
すごく強かったと思います。
仕事も家庭のことも完璧にこなす母は、私にとってずっと憧れの存在でした。その姿に倣おうと、「母のように完璧でなければ」と思い込んでいたし、母のようにできない自分を責めることもありました。
そうして全てを自分ひとりで完璧にこなしていたのですが、3人目を育てているときにキャパオーバーになってしまって。

一番下の子の遠足で初めて「行きたくない」と思ったんです。仕事も用事もないのに、ただそう感じてしまって。
それを元夫に打ち明けたら、「別にいいじゃん」と言われて、遠足にはパパに行ってもらうことに。初めて、何の理由もなく休むことができた瞬間でした。
ちょうどその頃、「ジェンダー」という言葉に出会ったことも大きかった気がします。
自分が当たり前だと思い込んでいた価値観を見直すきっかけになり、少しずつ「もっと自分の気持ちを大事にしていいんだ」と思えるようになっていきました。
そういった経験を経て、母の生き方も本当に素敵で、彼女自身の人生はとても幸せなものだったけれど、「私には私の人生がある。たとえ目指す方向が違っても、それでいいんだ」と納得できました。

ー理想に縛られているママたちが、自分を受け入れるために踏み出すべき一歩は何だと思いますか?
どんな自分も許してあげることが大事かなって。できていない自分も、できている自分も、どちらもそのまま受け止める。
疲れたら「寝よう」、元気になったら「また明日頑張ろう」って、そんなふうに自分に優しくしてあげることが第一歩だと思います。
みんなには驚かれるけれど、テスト期間でも飲みにいっちゃいます(笑)。私が家にいたところでどうこうできることでもないですし。もちろん、大事な場面では手を貸しますが基本的には子どもたちの意志に任せています。
あのとき、自分を大事にしていいんだと思えたからこそ、母親としても「自分軸」で向き合えるようになったんだと思います。
自分の時間をもつことは、
少しずつ“ママ”を練習してうまくなった
ーモデル、経営者、母。いくつもの役割を担いながら、自分のための時間を持つのは簡単ではないと思いますが、どのようにバランスを取っていますか?
忙しい毎日ですが、朝風呂や散歩、運転中など、短い時間でも「自分と向き合う時間」を意識してとるようにしています。
あと、ママ友と何気ない話をする時間も、私にとっては大切なリフレッシュになっていますね。

ー忙しい中でも、自分だけの時間を楽しむための工夫があるんですね。
もちろん最初からそんなふうに時間を楽しめていたわけではありません。
昔は無理して外食に出かけても、子どものことが気になって落ち着かず、結局21時には帰宅してしまうような時期もありました。
でも、母としての16年を重ねる中で、「自分だけの時間」に対する罪悪感も少しずつ薄れて、やがて心から楽しめるようになっていきました。
自分の時間を持つことも、ママにとっては“練習”だと思うんです。どうすれば自分が機嫌よくいられるか、笑っていられるかを試しながら、少しずつ身につけていくもの。
そしてその“自分を整える時間”は、ひとりで過ごす静かな時間だけでなく、家族との関わりのなかにもあると思います。

ー「自分の時間=一人きりの時間」と思いがちですが、人との関わりのなかにも“整う瞬間”ってあるんですね。
たとえば子どもと向き合うときは、どんなに小さなことでも想いをきちんと言葉にして伝えることを大事にしています。
「わかってくれているはず」ではなく、きちんと伝えることで、私自身の気持ちも大切にできるし、家族との関係にも安心感が生まれます。
自分のための時間は、ひとりきりの時間だけじゃない。誰かとの関わりの中にも、自分を大切にできる瞬間はたくさんあると思います。
ーとてもハッとさせられます。では反対に、ひとりで過ごす“完全な自分のための時間”には、どんな過ごし方をされていますか?
スポーツをするのが好きです。

ゴルフやテニス、スノーボードなど、どれも無心になれるので、私にとっては最高のストレス解消法です。子どもたちもいずれ巣立っていくから、そのときに夢中になれる趣味があることは、自分の支えになると思っています。
特にスポーツは、心だけでなく体も健やかに保ってくれるから、一石二鳥ですよね。
年齢を重ねて生まれる変化も
その時々で美しく扱える

ー母になり、美しさへの価値観は変わりましたか?
変わっていません。今も昔も、ナチュラルな美しさがいちばんだと思っています。
シワをできるだけ作らないようケアするのは良いことだと思いますが、シワを“なかったこと”にする必要はないと感じています。
年齢を重ねて生まれる変化も、その時々で美しく扱えると思うんです。シワを消すのではなく、美しいシワを刻んでいく。そんな風に年齢を重ねていけたらいいなと思っています。
この先きっと手元もシワシワになってくるだろうけど、乾燥を防ぎ、爪のお手入れを丁寧にしていれば、そこには凛とした強さがにじむのではないかと思っています。
ー美しく年齢を重ねるために取り入れている美容習慣を教えてください。
朝は必ず半身浴をして、身体を温め、汗をかくようにしています。夜は19時までに食事を終え、そのあとすぐに犬の散歩に出かけるのが習慣です。できる限り夜は何もせず、21時くらいには就寝するように心がけています。睡眠は8時間しっかり確保していますね。
また、腸内環境を整えることも大切にしていて、ビーマイフローラの酵素を飲むようにしています。
ーすごい!理想的な生活です。でも遅くまで働いているとご飯の時間などはなかなか難しそう…。誰でも手軽に取り入れられるおすすめの美容法があれば教えてください。
特別なことをしなくても、少し意識するだけでできることはたくさんあります。
例えば、タンパク質をしっかり摂る、口にするものの量と質に気をつける、間食を控える、できるだけ歩くなど。大切なのは、無理せず、続けられることを見つけることだと思います。
「忙しい子どもたちにこそ必要だと思った」
思春期の肌にも寄り添える、ANS.という選択肢

ーANS.のサービスに関する率直な感想をお聞かせください。
私自身が使うことももちろん選択肢として良いと思うのですが、まず思ったのは、「これは子どもたちに勧めたいな」ということでした。
我が家には、ちょうど思春期の子どもが2人いるんですが、やっぱりこの時期の肌悩みってすごくデリケートなんですよね。
女の子だと生理周期によって肌の調子が揺らぎやすかったり、男の子だとニキビなどで悩んでいたり。
だけど今の子って、本当に大人よりも忙しくて、なかなかスケジュールを合わせて皮膚科に連れていくのも難しい。そういうときに、ANS.のようなサービスがあると本当に心強いなと思いました。
時間に縛られず、空き時間にオンラインで診察が受けられる。しかも、きちんと医師に診てもらえるという安心感がある。そして、お薬を取りに行かなくても自宅に届けてもらえるって、本当に今の時代にぴったりですよね。
限られた時間の中でも、無理なく肌治療ができるのは、親としてもありがたいです。

また、チャットで肌悩みを相談できる「HADA相談室」もすごく良いと思いました。
「ちょっと気になるけど、わざわざ皮膚科で聞くほどではないかな……」というような小さな不安って、たくさんありますよね。そういうときに、すきま時間でサッと相談できる場があるのは、とても助かります。
今の私は、肝斑も「これはこれで今の自分」と思えているけれど、いつか「この肝斑を薄くしたいな」と思う日が来たら、そのときは子どもたちと一緒に、私もANS.を使ってみたいなと思っています。