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“違和感”を見逃さないこと。辻愛沙子さんが語る、自分らしく歩むための「問い」の立て方

3月8日の国際女性デー(International Women’s Day)は、女性の社会的、経済的、文化的、政治的な成果を称え、ジェンダー平等や女性の権利について改めて考える日です。
この日を記念し、ANS.では特別企画『私をつくるのは、私。ー 選択と習慣で人生をデザインする ー』をお届けします。

日々、女性をエンパワーメントする発信を続けている3名の女性に、自分軸で人生を歩むために大切にしている「選択」と「習慣」について伺いました。

Episode03 辻愛沙子さん

三人目は、株式会社arcaのCEOであり、クリエイティブディレクターの辻愛沙子さん。ブランディングやプロモーションの領域で広告や商品企画などを手がけるクリエイティブの仕事と、メディア出演や登壇などを通してジェンダーや社会課題に関して発信をする言論の仕事の両軸で活動をしています。

なぜ、彼女の言葉はこれほど社会に届くのか。その理由は、日常のふとした「違和感」を大切にする感性にありました。

「啓発」のその先へ。具体的な変化を、ここから

国際女性デーへの想いを、クリエイティブや自身の言葉を通して発信してきた辻さん。2026年は、より具体的なアクションに目を向けているといいます。

「昨年は、国際女性デーが国連で制定されてから50周年という大きな節目でした。さらに日本では男女雇用機会均等法の制定から40年、女性参政権の獲得から80年と、節目が重なった年でもあります。
こうした記念すべき年であった昨年は、世界と日本の女性たちを取り巻く景色がどう変わったのかを、改めて見つめ直す一年となりました。

ここから先は、そうして得た気づきを形にしていきたい。単なる啓発にとどまるのではなく、いかにアクションを起こし、具体的な変化をつくるかを考えています

辻さんがそう考える背景には、意識と実態の間にある「ねじれ」への問題意識があります。

「企業も個人も意識は変わってきているし、世の中の空気も変わりつつある。
でも、ジェンダーギャップの数値や慣習として残っているものをファクトベースで見てみると、実態はまだまだ根強く残っている部分がたくさんあるんです。
表面と建前は変わっているのに中身としての構造はそのまま、という歪みを感じています

こうしたギャップを踏まえ、辻さんは「自分の発信が、少しでも社会変化のきっかけになれたら」と語ります。

「ジェンダーギャップの話は、女性課題として捉えられがちですが、特定の人たちだけが声を上げて変えていくものではなく、社会を構成するみんなの課題だと思っています。構造に違和感を持つ人であれば、性別に関係なく、一緒に向き合っていきたいですね。

今では当たり前になった女性参政権も、声を上げてくれた先人たちがいたからこそ得られたもの。私も、次の世代が振り返ったときに『声を上げた一人』として、変化のきっかけの一助を担えたらいいなと思っています

日常の「違和感」を、自分らしく生きる力に変える

社会に向けた発信や活動も、その出発点は、日常に潜む小さな違和感を見逃さないことにあります。辻さんが大切にしているのは、あらゆる瞬間に「問い」を立てるという思考の習慣です。

「例えば、街で見かける広告ひとつに対しても、『どうしてこの表現なんだろう』『なぜこのメッセージを選んだのかな』と、立ち止まって考えます。世の中で当たり前だと思われているものの中に問いを見つけ、深掘りするようにしています。

それは、仕事だけでなく、友人やパートナーとの対話や、見ているドラマのワンシーンにでも同じ。相手の言葉を自分の解釈で決めつけず、『なぜそう思ったの?』と問いかけて、その背景を丁寧に紐解いていく。

ドラマで当たり前に描かれているシーンを、別の視点から紐解いてみる。特にマイノリティの目線は見落とされていることが多いので、“当たり前”とされているものの裏側でなかったことにされている声なき声がないか、都度都度想像する癖がついているのかもしれません。労力は使いますが、そうした一つひとつの問いが、新しい視点やヒントをくれることも多いんです

こうした「なぜ?」という視点は、自分の内側にある感情に対しても同じように向けられます。

「『こんなことでモヤモヤするのは変かな』『みんな我慢しているから当たり前かな』と、つい自分の感情を打ち消してしまう瞬間ってありますよね。でも、その小さな違和感こそが、自分を前進させるための入り口だと思うんです。

だから、モヤッとした感情をスルーせず、大切にしてみてほしい。自分の本当の気持ちを問い直すことが、納得感のある人生につながるはずですから

自分らしい人生を歩むために、辻さんがもう一つ大切にしているのが「Do」と「Be」を明確に分けて考えること。

「Do(=行動)は、起きる時間や会議の内容など、状況によって制限されがちなもの。一方で、自分がどんな状態でいたいかという『Be(=あり方)』は、誰にも邪魔されない、自分だけの自由な領域です。

世の中ではよく『将来の夢は?』など、Doを問われることが多いですが、私は『どんな状態でありたいか(Be)』を考える方がずっと大切だと思っています。私の場合、その基準は『自由と可能性』。何かに迷った時は、それが自分の可能性を広げてくれるかを自分に問いかけます。

たとえ状況(Do)に振り回されることがあっても、心の中の『ありたい姿(Be)』だけは守り続けてほしい。それが、自分の人生を生きるための本当の自律だと思うからです

意志ではなく、“仕組み”で自分を整える

仕事もプライベートも全力の辻さん。その高いパフォーマンスを支えているのは、意外にも「意志の強さ」ではなく、「コンディション管理の仕組み」です。

「元々アレルギーや基礎疾患がありフィジカルがあまり強くないので、100パーセントの状態でいられる日の方が少ないんです。だからこそ、どうすれば少しでも良いコンディションを維持できるのかを考え、サプリメントや食事を自分なりにカスタマイズしています。

また、リモートワークだと朝がズルズルと始まりがちなので、意識的に『スイッチ』を入れる仕組みがあります。最近は、台湾の漢方茶を淹れるのが日課。お湯を沸かしてお茶を注ぐ数分間が、仕事モードへの切り替えの儀式のような時間になっています。

あとはレコードを流すこと。デジタルと違ってレコードは終わりがあるので、流しっぱなしがないというのがポイントです。大体片面が15分程度なので、両面を流す間(30分程度)に支度を済ませるようにしています。
自分に甘いタイプなので(笑)、仕組み化して、ダラダラしないように心がけています

辻さんが朝の準備時間に聞いているレコードたち

美容においても、辻さんには自分なりのルーティンと、選び抜かれた「1軍アイテム」があるといいます。特にハイトーンの髪を美しく保つためのヘアケアアイテムは、1泊の出張でも必ず持参するほど。

「定番の1軍はありつつも、『もっと良いものを知りたい!』という欲求も強くて(笑)。SNSで話題の美容法を試したり、アットコスメストアを巡ったりしています。
そうして試行錯誤した結果、新たな1軍が見つかった時の喜びは格別。自分に合ったものをルーティンとして守りつつ、常に新しい可能性も探し続けています

継続を支えるパートナーとしての「ANS.」

「自分に合ったものを、いかに継続するか」という辻さんのコンディション管理に、ANS.はぴったりハマったといいます。

「サプリメントを飲み続けるために、1週間分を小分けにして管理しています。そうしないと飲み忘れてしまうので。継続するって、本当に大変。

その点、ANS.は継続をとても大切に考えていて、その部分を機能として持っているところが魅力的だなと思いました。HADAログのように自分の変化を写真で記録しておけるのもいいですし、毎日のカレンダーで肌のコンディションを記録していくと、自分の肌の波もわかってくる。見返すことで、管理しやすくなるのに加え、継続のモチベーションにもなりますよね

また、ドクターやスキンカウンセラーへの相談機能についても「心強い」と話します。

「サプリの飲み合わせや、お薬を使っていて気になることがあっても、そのためだけにクリニックに行くってちょっと面倒。だから、気軽に聞ける環境があるのはありがたいです。そういった信頼できる仕組みも、継続につながるなと

日常の小さな違和感をスルーせず、自分に問い続け、心地よく在るための「仕組み」を整えること。辻さんは、その積み重ねが、誰のためでもない「自分軸」を生きるための確かな力になることを教えてくれました。

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撮影/恒松弘匡 取材・文/佐々木ひとみ

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