2008年高知医科大学医学部卒業。初期研修後都内の大学病院麻酔科入局。
その後、整形外科へ転科。2015年から医療×ITのスタートアップに参画し医療監修を務める。医療×IT分野の執筆多数。 医療×ITを美容医療に導入するべくANS.の立ち上げに参画。ANS.クリニック院長。
メイクもヘアスタイルもばっちり。でも目の下のあたりを見るとなんだか元気がなさそうに見える…そんな日はありませんか?
それはあなたの目の下のたるみやふくらみが原因かもしれません。
目の下にたるみがあると、疲れて見えたり、年齢より上に見られることもあります。
人の見た目は目の下にたるみがあるかどうかで大きく異なります。
顔の中でも特に皮膚が薄く、その人の印象に直結しやすい目の下のたるみには、適切で早めのケアが肝心です。
この記事では、目の下のたるみの原因とおすすめの対処法についてご紹介します。
【この記事を読んでわかること】
- 目の下のたるみやふくらみの原因
- 目の下のたるみケアや予防の方法
- 目の下のたるみ対策における治療法
目の下のたるみやふくらみの原因は?
「目の下のたるみやふくらみは何をしても改善しないの?」と気になっている人もいるのではないでしょうか?
目の下のたるみやふくらみは、男性女性にかかわらず正しい対処法をすれば改善が見込めるものです。
しかし、加齢による弾力や筋力ダウン、日ごろから目元への摩擦がある場合などは、自宅ケアだけでは改善が難しいのが現実…。
目の下のたるみやふくらみの原因については、さまざまなものが考えられます。
原因について知識として持っておくことで、自分の目の下のたるみへのアプローチ方法や、そもそもの改善への近道となりますので、まずは原因について詳しく見ていきましょう。
目の下にたるみができる原因は6つ
目の下のたるみやふくらみ、シワができるメカニズムはわかっています。
目の下や口元などにたるみやシワができる原因の一つが、老化により肌のハリを保つ組織・コラーゲンやエラスチンなどが徐々に減少してしまうことです。
二つ目の原因は、年とともに目の下の筋力がなくなってしまい、目の下にたるみやふくらみができてしまうことです。
さらに三つ目の原因としては、アレルギーや花粉症などにより、ふだんから目元をゴシゴシとこするのが習慣となっていることです。
さらに四つ目の原因は、日ごろから適切な強さや正しい泡立てによるクレンジングができていないことと、洗顔後に皮膚をしっかりと保湿していないことも挙げられます。
これらを日常的に行っている人は、肌のハリ(弾力)がなくなってしまいます。
原因の五つ目は、春夏秋冬に関係なく適切なUVケアができていないことです。
肌に紫外線が降り注ぐことによって、本来肌にあったハリがなくなり目の下にもたるみができてしまうのです。
目の下にたるみができてしまう原因の最後の六つ目は、間違ったエクササイズです。
ホームケアとして顔のエクササイズに励む人は多いと思いますが、注意が必要です。
顔の特定の筋肉だけを鍛えてしまうと、ハリのない肌の部分も引っ張られてしまい、その結果、肌にたるみができてしまうのです。
目の下のたるみは正しい対処法をすれば改善が見込める
「目の下のたるみには実際どのような対処法をすれば良くなるの?」と知りたい人も多いと思います。
そんな人はご安心を。具体的な対処法についてご紹介しましょう。
どのような症状に対してどのようなアプローチをするかは、年齢や、たるみの症状によって異なりますが、適切なアプローチを行うことで、効果があったという声も多いです。
目の下のたるみやふくらみに対するケアには種類があり、大きく分けて自宅でできる眼輪筋を鍛えるエクササイズやマッサージなどのホームケアと、エステや美容医療などのプロに任せるケアの2種類です。
ホームケアの場合、正しい方法で行わなければ、改善どころか目の下のたるみが悪化してしまう可能性もあります。
美容のプロにまかせると豊富な知識や経験があるので安心できるなど、メリットがいくつもあります。
長年悩んでいた皮膚の悩みが改善されたケースも多くあるので、ホームケアに自信のない人は、美容のプロにまかせるのもおすすめです。
目の下のたるみには皮膚科治療がおすすめ!
特にハイフなどの美容医療を受けるほどではない、または施術が不安だったり抵抗がある方におすすめなのが、皮膚科で飲み薬と塗り薬を処方してもらう治療方法です。
施術のように外側からの効果だけでは無く、内側からも改善していくことで肌本来の基礎力をアップさせることが期待できます。
また、「キメが整う」「くすみが改善する」等の多くのメリットもあります。
飲み薬と塗り薬による治療は、美容皮膚科で処方して自宅でケアするのが一般的です。
ためしてガッテンでも紹介された目の下のたるみを取る即効性のある方法!
目の下にあるたるみを取る方法で即効性のあるセルフケアをご紹介します。
ケアの為に準備する物や一連の流れ、注意点などをこの機会に知ってください。
NHKのテレビ番組「ためしてガッテン」で紹介された信頼できる方法と、その他にも効果が高いといわれているおすすめの方法をご紹介しますので参考にしてくださいね。
目の下のたるみ取りにはやさしいマッサージ
NHK総合テレビ「ためしてガッテン」(2008年4月2日放送・医学的に解明された顔のシワ・たるみの超意外な真実を大公開!)では、顔のシワやたるみに試したい「リンパマッサージ」の方法が紹介されていました。
顔のセルフマッサージは、クレンジング後の肌が比較的やわらかくなっている時に行いましょう。
一般的にはクレンジング剤が顔に付いている時にしやすいと思われがちですが、クレンジング剤でセルフマッサージすると肌に負担がかかることも考えられます。
以下に顔のセルフマッサージの方法をまとめました。
リンパ管の老廃物などを解消するために、首や耳の前あたりのリンパ管を意識して行いましょう。
- 耳のすぐ前の部分を、指でやさしく円を描く要領でもむ
- 耳のすぐ下の部分から首下の鎖骨部分までを、親指を除く4本の指で上から下になでる
- 目のまわりにあるツボを押すように、鼻筋から耳の方へ向かってなでる
以上の方法は今すぐ試して効果を得られる可能性が高いセルフマッサージ方法です。
顔のマッサージは、間違った方法でしてしまうと、反対にたるみやシワがひどくなってしまったり、炎症を起こすことがあります。
強くマッサージしてしまうと、メラニン色素が分泌されることでシミが濃くなることも考えられます。
ぜひこの機会に、正しいマッサージの方法を覚えてください。
目の下のたるみ取りに効果的な目元のエクササイズや全身体操
同じテレビ番組「ためしてガッテン」(2021年6月2日放送・たるみも口臭もシャットアウト!マスク時代の新お悩み解消術)でも、顔の体操(エクササイズ)の方法が紹介されていました。
顔のたるみの大きな原因となるのが、顔のこめかみ部分から口の端(口角)をつなぐ大頬骨筋(だいきょうこつきん)という筋肉の衰えです。
この筋肉部位を鍛えることで、顔のたるみを解消します。
同番組内で説明された顔の体操は「ニパニパ体操」といいます。
以下に方法をご紹介します。
【ニパニパ体操のやり方】
- 声を出しながら口を「ニ」の形に大きく開いたまま、5秒間キープする
- 口を「パ」の形にして脱力する
このニパニパ体操は口の端(口角)をギュッとアップさせるので、大頬骨筋をしっかりと動かせます。
血行も良くなる体操なので、目の下のシワを防ぐことも期待できますね。
他にも、目の下のたるみにおすすめの体操はあります。
それは、とても簡単で時間もかからない方法です。
以下に方法をご紹介します。
【目を閉じて開くエクササイズ】
- 目を5秒間ギュッとつぶる
- 目を5秒間大きく開く
これもとても手軽にできる目の下のたるみ向けのエクササイズです。
目の下のたるみだけでなく、オフィスワークやスマホ使用などで目が疲れた時にもおすすめです。
目の下のたるみ予防にはしっかりと保湿
目の下のたるみやふくらみが気になる人は、しっかりと保湿することもポイントです。
冬は外気やヒーターによる乾燥、夏もクーラーによる乾燥があるので、クレンジングや洗顔後には、たっぷりの化粧水やクリームなどで肌にうるおいを補給します。
入浴時にクレンジングや洗顔を行う人もいると思いますが、入浴後は急なスピードで肌が乾いてしまうので、お風呂場を出たら10分以内に保湿するのが望ましいです。
この保湿のタイミングは、早ければ早いほど肌の乾燥を防ぐことができるので、ぜひ覚えておきましょう。
目の下のたるみ予防には正しいクレンジング
目の下のたるみを予防するには、正しいクレンジングも欠かせません。
しっかりとアイメイクをしたからといって、ゴシゴシと念入りに目元部分をこするような洗い方は避けましょう。
また、長時間クレンジングをすると、肌が必要とするうるおいも取ってしまいます。
肌にうるおいがなくなると乾燥をまねき、それが目の下のたるみやシワへとつながります。
ここでいう長時間のクレンジングとは、1分以上かけて行うクレンジングのことを指します。
基本的には、クレンジングを行うのは1分以内にするのが望ましく、短すぎても汚れが落ちません。
目の下のたるみ予防には適切なUVケアも
肌のたるみには紫外線も関係していることをご存じでしょうか?
実は、紫外線も肌の老化を促してしまう原因の1つです。
肌が紫外線を浴びてダメージができることは「光老化」ともいわれています。
紫外線は肌のたるみだけでなく、シワやシミができる原因にもなります。
そのため、目の下のたるみ予防には、適切なUVケアもしっかりと行います。
紫外線は春夏だけではなく一年中降り注いでいるので、UVケアは常に行うことを忘れないようにしましょう。
ご紹介したように、目の下のたるみやふくらみには、さまざまな対処法や予防法があることがご理解いただけたと思います。
皆さんもぜひ正しい方法で行ってください。
目の下のたるみ対策の治療法
目の下のたるみを改善するためには、さまざまな治療法があります。ここでは代表的な治療法を詳しく紹介します。
HIFU治療
HIFU(高密度焦点超音波)とは、皮膚の深部に熱エネルギーを送り、コラーゲンの生成を促進する非侵襲的な治療法です。この治療法は、皮膚の深部に集中した超音波を使用し、組織を引き締めることでたるみを改善します。法規制についてはこちらを参照してください。
メリットには、施術後すぐに効果を感じられる即効性とダウンタイムの短さが挙げられます。さらに、メスを使わないためリスクが少ない点も魅力です。
しかし、デメリットとしては費用が高い点や一部の人に効果が出にくい場合があること、施術後の軽い腫れや赤みが出ることがある点です。
また現在では、医師免許を持たない者が行うHIFU施術は、医師法違反となる可能性があり、医療提供施設でのみ施術可能となったので注意しましょう。
トレチノインクリーム
トレチノインクリームは、ビタミンA(レチノール)の誘導体であり、皮膚のターンオーバーを促進し、コラーゲンの生成を助けることで、目の下のたるみや色素沈着に効果的です。
この成分は皮膚科医によって処方されることが多く、特に目の下のたるみやシワの改善に利用されます。
トレチノインは皮膚の再生を促し、古い角質を取り除いて新しい肌を生成することで、肌の弾力性を回復させます。
この効果により、目の下のたるみを改善し、ハリのある肌を作り出すことができます。また、毛穴の詰まりを防ぎ、ニキビや吹き出物の改善にも寄与します。
トレチノインを使用する際は、必ず保湿剤を併用し、日中は日焼け止めをしっかりと塗布することが重要です。トレチノインは皮膚を紫外線に対して敏感にするため、日焼けを防ぐことが大切です。
ビタミンC誘導体クリーム
ビタミンC誘導体クリームは、強力な抗酸化作用を持つビタミンCを安定化させた成分が含まれており、肌に多くの美容効果をもたらします。
ビタミンCは、メラニン生成を抑制し、シミやそばかすの予防・改善に効果があります。また、コラーゲンの生成を促進し、肌のハリと弾力を向上させることで、目の下のたるみを軽減します。
ビタミンC誘導体クリームは、肌のターンオーバーを正常化し、健康的で透明感のある肌を作り出すのにも役立ちます。
さらに、炎症を抑える効果もあり、ニキビや肌荒れの改善にも効果を発揮します。
ビタミンC誘導体クリームの使用によって、一部の敏感肌の方は刺激を感じることがあるかもしれません。
そのため、初めて使用する際は、パッチテストを行い、少量から始めることをお勧めします。また、保湿を十分に行い、肌のバリア機能をサポートすることも重要です。
ヒアルロン酸注入
ヒアルロン酸注入は、目の下のたるみを改善するための効果的な治療法の一つです。
ヒアルロン酸は体内にもともと存在する保湿成分であり、皮膚に弾力と潤いを与える役割を果たします。ヒアルロン酸注入により、目の下のボリュームを補完し、即効性のある自然な仕上がりが期待できます。
この治療法は、施術が比較的短時間で済み、ダウンタイムがほとんどないため、多忙な方にも適しています。
施術後すぐに効果を実感できるため、即効性を求める方に非常に人気があります。ヒアルロン酸注入の効果は個人差がありますが、一般的には数か月から1年程度持続します。
外科手術(切開)
外科手術(切開)は、重度の目の下のたるみを取り除くための最も効果的な方法です。この治療法は、余分な皮膚や脂肪を直接切除し、皮膚を引き締めることで、目の下のたるみを根本から改善します。
手術は通常、局所麻酔下で行われ、約1〜2時間程度で完了します。
医師は目の下の自然なシワに沿って切開を行い、余分な皮膚や脂肪を取り除きます。その後、皮膚を再配置し、細かい縫合で傷口を閉じます。これにより、自然で若々しい目元を取り戻すことができます。
手術後には、腫れや内出血が数日から数週間続くことがありますが、通常は1〜2週間程度で日常生活に復帰できます。
完全な回復には数か月かかることもありますが、結果は長期間持続し、数年にわたり効果を実感できることが多いです。
しかし、外科手術にはリスクも伴います。手術後の感染症や傷跡、麻酔による副作用などが考えられます。
また、手術結果が思い通りにならない場合や、再手術が必要になるケースもあります。したがって、信頼できる経験豊富な医師を選ぶことが重要です。
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