ニキビ

めんちょうとは?ニキビとの違いや原因、治し方など解説!

  • これってニキビじゃなくてめんちょう?
  • めんちょうはなぜできる?どうやって治す?

この記事を読むあなたは、そう悩んでいるかもしれません。

結論、「めんちょう」はニキビに似た症状ですが、実は全く異なる皮膚疾患です。

この記事では、めんちょうについて詳しく解説します。ニキビとの違い、原因、そして効果的な治療法まで、めんちょうの疑問にお答えしていきます。

めんちょうに悩む方、またはニキビとの違いが分からない方は、ぜひ最後までお読みください。

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めんちょうとは

めんちょうとはめんちょうは、皮膚に炎症を引き起こす化膿性の感染症の一種で、主に顔面に発生します。毛包が細菌に感染することで炎症を起こし、膿がたまることが特徴です。

見た目は赤く腫れ、触ると痛みを伴います。膿が溜まりすぎると、自然に破裂することもあります。一般的なニキビと混同されやすいですが、ニキビとは異なる皮膚の症状です。

めんちょうとニキビの違い

めんちょうとニキビの違いめんちょうとニキビは、一見似ているように見えますが、実は全く異なる皮膚トラブルです。主な3つの違いについて、詳しく見ていきましょう。

  • 原因菌
  • 数や大きさ
  • 症状

原因菌

めんちょうの主な原因菌は、黄色ブドウ球菌や表皮ブドウ球菌といった細菌です。これらの細菌は通常、皮膚表面に存在していますが、何らかの理由で皮膚内部に侵入すると感染を引き起こします。

一方、ニキビの主な原因はアクネ菌です。アクネ菌は毛穴内で過剰に繁殖することで炎症を引き起こし、ニキビを形成します。原因菌が異なるため、有効な処方薬も異なります。

数や大きさ

めんちょうは通常、比較的大きな1つの膿疱として現れ、痛みを伴います。たいてい、1つまたは2つの大きなできものとして発症することが特徴です。

対照的に、ニキビは多数の小さなブツブツとして現れることが多く、顔全体や背中、胸などに広がることもあります。ニキビの症状は、白いポツポツから黄色く痛い腫れものまで様々です。また、ニキビは一つだけでも発生しますが、その場合は赤く腫れていてめんちょうと区別がつきにくくなります。

症状

めんちょうは、赤く腫れた皮膚に大きな膿疱が形成され、触ると痛みを感じます。膿が溜まると膿疱が破裂し、膿が出てくることもあります。炎症が激しく、めんちょう周囲の皮膚も赤く腫れることが多いです。

一方、ニキビは皮脂が毛穴に詰まり、アクネ菌が繁殖することで、黒ずみや白いブツブツ、赤く腫れた炎症性の膿疱が形成されます。ニキビはめんちょうほど大きくならず、痛みも比較的軽いことが特徴です。

めんちょうの原因

めんちょうの原因めんちょうの原因は複数あり、単独または複合的に作用することで、めんちょうが発生します。以下、各要因について詳しく見ていきましょう。

  • 細菌感染
  • 皮脂の過剰分泌
  • 不適切なスキンケア
  • 免疫力の低下

細菌感染

細菌感染めんちょうの主な原因は、皮膚に存在する常在菌、特に黄色ブドウ球菌や表皮ブドウ球菌が毛包に感染することです。これらの菌は通常、皮膚表面に常在菌として存在していますが、皮膚のバリアが壊れたり、皮膚に傷がついたりすると、毛包に侵入し、炎症を引き起こします。

特に、カミソリでの自己処理は細菌感染を起こしやすいため注意が必要です。適切なスキンケアと衛生管理でめんちょうを予防しましょう。

皮脂の過剰分泌

皮脂の過剰分泌過剰な皮脂分泌は、毛穴を詰まらせ、細菌が繁殖しやすい環境を作ります。特に思春期やホルモンバランスの乱れによる皮脂分泌の増加は、めんちょうの発生を助長します。ストレスや食生活の乱れによって皮脂分泌が活発になることもあります。

過剰な皮脂を抑えるためには、適切な洗顔や保湿、ストレス管理、バランスの取れた食事などが大切です。

不適切なスキンケア

不適切なスキンケア肌状態に合わないスキンケアや、洗顔不足・過剰な洗顔は、皮膚のバリア機能を低下させ、細菌感染を引き起こしやすくします。

過度な摩擦や刺激を与えるスキンケアも、毛穴を傷つける原因となります。適切なスキンケアとは、肌に優しい洗顔料を使用し、適度な回数で洗顔すること。また、保湿を怠らず、肌に合った化粧品を選ぶことも大切です。

肌タイプに合わせたスキンケアルーティンを確立しましょう。

免疫力の低下

免疫力の低下免疫力が低下していると、体が細菌感染に対して十分に防御できなくなります。糖尿病や慢性疾患、栄養不良、ストレスなどが免疫力低下の原因となり、めんちょうの発生リスクを増加させます。

普段から免疫力アップを意識し、疲れやストレスをため込まないように気をつけましょう。

慢性疾患がある場合は、主治医と相談して管理と治療を継続することが大切です。

めんちょうの治し方

めんちょうの治し方めんちょうの治療には、主に市販薬による応急処置と、医療機関での専門的な治療があります。症状が軽度の場合は市販薬で対応できますが、症状が悪化する場合や繰り返し発症する場合は、皮膚科の受診がおすすめです。

  • 市販薬を塗って応急処置する
  • 皮膚科を受診する
  • 切開して膿を出す
  • 処方薬を使用する

市販薬を塗って応急処置する

めんちょうの初期段階では、市販の抗生物質を使用することで症状を軽減できる場合があります。使用する際は、患部を清潔に保ち、触らないように注意しましょう。薬を塗布する時も、綿棒を使うことがおすすめです。

以下に、効果的な市販薬を3つ紹介します。ただし、症状が改善しない場合は、速やかに皮膚科を受診してください。

オデキュアEX|池田模範堂

オデキュア

画像:池田模範堂

オデキュアEXは、めんちょうやおできの治療に効果的な市販薬です。

主成分のスルファジアジンには殺菌作用があり、細菌の繁殖を抑制します。ジフェンヒドラミンサリチル酸塩は湿疹やかゆみ等のもとであるヒスタミンの働きを抑えます。

使用方法は1日数回、患部に適量を塗布します。清潔な手や綿棒で塗り、使用後は手をよく洗いましょう。めんちょうの初期症状におすすめの市販薬です。

テラマイシン軟膏a |アリナミン製薬

テラマイシン軟膏

画像:アリナミン製薬

テラマイシン軟膏aは、抗生物質のオキシテトラサイクリン塩酸塩を含む軟膏です。この成分は、めんちょうの原因となる黄色ブドウ球菌に対して抗菌作用があり、細菌の増殖を抑制します。

ポリミキシンB硫酸塩も抗菌作用のある成分です。使用方法は1日1~数回、患部に適量を塗布します。長期間の使用は避け、症状が改善しない場合は医師の診察を受けましょう。

クロマイ-N軟膏 |第一三共ヘルスケア

クロマイーN軟膏

画像:第一三共ヘルスケア

クロマイ軟膏は、抗生物質のクロラムフェニコールを主成分とする軟膏です。クロラムフェニコールは広範囲の細菌に対して効果が期待でき、めんちょうの原因菌である黄色ブドウ球菌にも有効です。

また、軟膏基剤に親水性のワセリンを使用しているため、患部に浸透しやすい点もポイントです。使用方法は1日1~数回、患部に適量を塗布します。

皮膚科を受診する

皮膚科を受診するめんちょうの症状が重度の場合や、市販薬での改善が見られない場合は、皮膚科を受診しましょう。

「痛みが強くなる」「パンパンに腫れて今にも破裂しそう」な場合は、すぐに対処が必要です。

皮膚科では、抗生剤の内服や外用で原因菌の増殖を抑える治療を行います。腫れや痛みが酷く、化膿を伴う場合には、切開や針で穿刺して膿を取り出す治療も行われます。

通常、排膿してから抗生剤を処方します。早期に適切な治療を受けることで、症状の悪化や再発のリスクが軽減できるでしょう。

切開して膿を出してもらう

めんちょうが進行し、大量の膿が溜まっている場合、医師が切開して膿を排出する処置を行います。

局所麻酔を使用し、患部を小さく切って膿を排出する処置です。処置後は、抗生剤の投与や適切な傷跡のケアを行います。

自己処理は感染リスクが高いため、絶対に避けてください。必ず医療専門家の指示に従いましょう。

処方薬で治療する

めんちょうの治療には、医師の処方による抗生物質が使用されることがあります。処方薬は、原因となる細菌の増殖を抑制し、症状の改善を促進します。

めんちょう改善に用いられる処方薬を2つ、ご紹介します。

ANS.magazineでは美肌ケアの参考としてお薬の情報を掲載しております。ANS.で取り扱いのあるお薬や在庫状況については、別途お問い合わせください。
■ クリンダマイシンリン酸エステル
クリンダマイシンリン酸エステル
効果 細菌のタンパク質の合成を阻害して細菌の増殖をおさえる
副作用 そう痒、つっぱり感、パリパリ感など

クリンダマイシンリン酸エステルは、リンコマイシン系の抗生物質です。めんちょうの原因菌である黄色ブドウ球菌に対して抗菌作用を発揮します。皮膚への浸透性が高いため、強い作用が期待できます。

塗布する期間は1~2週間程度です。副作用として、まれに皮膚刺激や発赤が起こることがあります。

■ ゼビアックス
ゼビアックス
効果 黄色ブドウ球菌、表皮ブドウ球菌、アクネ菌などを殺菌
副作用 皮膚の乾燥や刺激感、鱗屑・落屑、赤み、かゆみ、ほてり効果

ゼビアックスは、オキシテトラサイクリン塩酸塩を主成分とする抗生物質外用薬です。広範囲の細菌に対して殺菌作用を発揮するため、めんちょうの原因菌にも有効です。

使用法は、1日1回患部に塗布するだけ。ゼビアックスは耐性菌の出現を防ぐため、必要以上の使用は避けましょう。

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めんちょうが治る過程で特に気を付けること

めんちょうが治る過程で特に気を付けることめんちょうの治療中は、自己処置による悪化を防ぐことが大切です。患部を清潔に保ち、不必要な刺激を避けましょう。
特に以下の2点に気をつけてください。

  • 自分で潰さない
  • 紫外線を浴びない

自分で潰さない

自分で潰さないめんちょうを自分で潰すことは、NGです。自己処置で潰すと、膿が飛び散ってめんちょうが広がる可能性があります。

また、いい加減な処置により皮膚が傷つき、クレーターのような跡が残る恐れもあります。さらに、二次感染のリスクも高まるでしょう。

めんちょうが気になる場合は、清潔に保ち、皮膚科で治療を受けることが早道です。

紫外線を浴びない

紫外線を浴びないめんちょうの治療中は、紫外線対策に特に注意しましょう。なぜなら紫外線は炎症を悪化させ、治癒を遅らせる可能性があるためです。外出時は帽子やマスクで患部を保護しましょう。

膿が出ている場合はガーゼ等を利用するのもよいでしょう。また、直射日光を避け、日陰を歩くなどの工夫も有効です。

特に、抗生物質を使用している場合は光線過敏症に注意が必要です。ごくまれではありますが、日光に当たって赤いアレルギー反応がでる可能性があります。

まとめ 痛いニキビはめんちょうの可能性あり|触らず皮膚科を受診しましょう

めんちょうは、一見ニキビに似ていますが、細菌による皮膚の感染症です。ニキビよりも痛みが強く、大きな膿疱を形成するのが特徴です。

痛いニキビができた場合、めんちょうの可能性を考慮し、自己処置は避けましょう。

が悪化したり、市販薬で改善しない場合は、迷わず皮膚科を受診してください。むやみな自己処理は、めんちょうの悪化や傷跡のリスクが高まります。

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めんちょうは正しく処置すれば完治する皮膚疾患です。不安な方は、一度ANS.にご相談ください。

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記事の監修者
竹村 昌敏
ANS.監修医 2008年高知医科大学医学部卒業。初期研修後都内の大学病院麻酔科入局。 その後、整形外科へ転科。2015年から医療×ITのスタートアップに参画し医療監修を務める。医療×IT分野の執筆多数。 医療×ITを美容医療に導入するべくANS.の立ち上げに参画。ANS.クリニック院長。

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