ニキビ

ニキビの内服薬とは?皮膚科でもらえる処方薬と市販で買える薬などを解説


  • ニキビの内服薬にはどんな種類がある?
  • 内服薬だけでニキビを治せるの?
  • 眉間のニキビに良い治療薬はどれ?

この記事を読むあなたは、そう悩んでいるかもしれません。

結論、ニキビにも内服薬が有効ですが、処方薬を選んだり、塗り薬と組み合わせると、より効果が期待できます。

この記事では、ニキビの内服薬について詳しく解説しています。ニキビに有効な市販薬と処方薬もご紹介するので、ニキビに悩んでいる方はぜひご覧ください。

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ニキビの内服薬とは?

ニキビの内服薬とは?
ニキビの内服薬には、抗生物質やビタミン剤など、求める効果によって様々な種類があります。内服薬は主に皮脂の分泌を抑制したり、炎症を鎮めたりすることでニキビを治療する目的で処方されます。

抗生物質は、炎症を引き起こすアクネ菌の増殖を抑えるための薬です。主にテトラサイクリン系やマクロライド系の抗生物質が用いられることが多いです。

ビタミン剤は、ビタミンB群やビタミンCなどの摂取によって皮膚の健康を保つ目的で服用します。

ニキビの症状や原因に応じて使い分けることで、ニキビの改善を促します。

ニキビ治療において内服薬を飲むメリット

ニキビ治療と聞くと、ニキビに直接塗布する外用薬を想像する方が多いでしょう。しかし、内服薬もニキビの改善に有効です。

  • 身体の内側からアプローチできる
  • 皮膚局所の副作用リスクが少ない
  • 外用薬(塗り薬)との併用で高い効果を期待できる

それぞれ解説します。

身体の内側からアプローチできる

身体の内側からアプローチできる内服薬を使用すると、皮膚表面だけでなく体内からのアプローチが可能です。

内服の抗生物質は、血流を通じて全身に広がり、炎症を起こしている皮膚に到達することで、炎症反応とアクネ菌の増殖を効果的に抑制します。

またニキビが増える原因の1つはホルモンバランスの乱れです。ニキビの内服薬には、ホルモンバランスを整え過剰な皮脂分泌を抑制する作用を持つ薬もあります。

また内服薬は、全身に作用することで、局所治療が行いにくい深部のニキビにもアプローチできることが特徴です。顔だけでなく、背中や胸などのニキビにも効果を発揮します。

特定のニキビだけでなく、全体的に作用できるのが内服薬のメリットです。

皮膚局所の副作用リスクが少ない

皮膚局所の副作用リスクが少ない外用薬に比べて、皮膚局所での副作用の症状が出にくいこともメリットです。外用薬は、直接肌に塗布するため、局所的な副作用が発生しやすいです。ニキビ用の外用薬では、たとえば以下のような副作用が出るリスクがあります。

  • 皮膚の乾燥
  • 赤みやひりつき
  • アレルギー反応

内服薬は、血流を通して全身に分散しながら作用するため、薬剤の濃度が局所的に高まることが比較的少ないのです。一定の効果を保ちつつ、急激な変化を引き起こさずに徐々に改善を促します。

外用薬(塗り薬)との併用で高い効果を期待できる

外用薬(塗り薬)との併用で高い効果を期待できる内服薬は血流を通じて全身に作用するため、体内の根本的な原因に働きかけます。一方外用薬は直接ニキビに塗布するため、特定の部位に高濃度で有効成分を届けることが可能です。

内服薬は新たなニキビの発生を抑え、既存のニキビの根本原因に対処します。これにより、長期的な改善が期待できます。外用薬は内服薬が全身に行き渡るまでの間、迅速に局所的なニキビの改善を促します。特に急性の炎症や感染を抑えるために有効です。

内服薬は全身に届くまでに時間がかかる傾向があるため、ニキビに直接塗布する外用薬と併用して治療するのがおすすめです。

ニキビ内服薬の種類

ニキビ内服薬はおもに2区分あり、それぞれ特徴が異なります。

  • 市販薬
  • 処方薬

それぞれメリットとデメリットをふまえて選択してください。

市販薬

市販薬市販薬はドラッグストアやオンラインストアなどで手軽に購入できます。医師の処方が不要で、診察料や診療時間のコストをかけずに薬にアクセスできます。

多くの人が使用できる配合になっているのが市販薬です。処方薬よりも有効成分の濃度が低いため、副作用のリスクが低く、比較的安全に使用できます。効果が緩やかであり、肌や身体への負担が少ないため、比較的長期間の使用が可能です。

その分、市販薬は有効成分の濃度が低くまた含有可能な成分が限られるため、即効性が期待できない場合があります。効果を実感するためには、継続して使用することが必要です。重度のニキビには効果が不十分な場合があり、その場合は医師の診察が必要です。

市販薬でも、過剰摂取やアレルギー反応のリスクがある点には注意し、決められた用量を守って服用しましょう。

処方薬

処方薬処方薬は、薬効と安全性が厚生労働省によって認められている医薬品であり、医師の診察と処方が必要です。処方薬は、市販薬に比べて有効成分の濃度が高く、含有可能な成分も豊富になるため比較的早い段階で効果を実感できることが多いです。市販薬では対処しきれない重度の炎症性ニキビや嚢胞性ニキビに対しても使用できます。

また医師が患者の症状や状態に基づいて最適な薬剤を選択し、処方するのでニキビの状態や体質に合わせた無駄のない治療が可能です。

ただし内服薬の場合、全身に作用するため、身体に合わない薬であれば、消化器系の不調やホルモンバランスの乱れなど、全身性の副作用が発生することがあります。

市販で買えるニキビ内服薬

ここでは、すぐ買えるニキビ治療の市販薬を3つご紹介します。

  • チョコラBBプラス
  • ペア漢方エキス錠
  • ハイチオールBクリア

チョコラBBプラス|エーザイ株式会社

チョコラBBプラス

画像:エーザイ株式会社

チョコラBBプラスは、ビタミンB2(リボフラビン)ビタミンB6(ピリドキシン)を多く含んでいます。肌のターンオーバーの正常化を促し、健康な肌を維持するために服用する市販薬です。肌荒れやニキビだけでなく、疲労回復や口内炎の改善など、ビタミンB群の不足によるさまざまな症状に対して効果が期待できます。

ペア漢方エキス錠|ライオン株式会社

ペア漢方エキス錠

画像:ライオン株式会社

ペア漢方エキス錠は、古来より伝わる漢方の知識を基にした製品で、生薬を使用しています。体全体のバランスを整え、根本から症状を改善することを目指します。5種の生薬からなる漢方「桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)」が血のめぐりを改善し、新陳代謝を高めることで、健康な肌をサポートします。またホルモンバランスを整え、生理前のニキビを予防する効果も期待できます。

ハイチオールBクリア|エスエス製薬株式会社

ハイチオールBクリア

画像:エスエス製薬

ハイチオールBクリアは、ビタミンB2とビタミンB6を中心に、他のビタミンや美肌に欠かせないL-システインを含んだ市販薬です。皮脂分泌を調整し、肌のターンオーバーを促進することで、ニキビや肌荒れを改善し、キメの整った肌(肌あれやにきびが改善した状態)へ導きます。

皮膚科でもらえるニキビ内服薬

皮膚科でもらえるニキビ内服薬を3つご紹介します。

  • ユベラ
  • ハイチオール
  • ビフロキシン

それぞれ詳しく見ていきましょう。

ANS.magazineでは美肌ケアの参考としてお薬の情報を掲載しております。ANS.で取り扱いのあるお薬や在庫状況については、別途お問い合わせください。

ユベラ

ユベラ
効果 血行促進によるシミ・肝斑・ニキビ跡の改善
抗酸化作用によるシワ・たるみ・シミの改善
副作用 便秘、胃部不快感、下痢、発疹など

ユベラの主要な有効成分は、トコフェロール酢酸エステル(ビタミンE)です。ビタミンEは、抗酸化作用や血行促進作用、ホルモンバランスを整える作用など、多くの健康効果が知られています。

ビタミンEには血行促進作用があり、肌のターンオーバーを促進します。老廃物の排出を促してニキビのできにくい肌に導く処方薬です。

ハイチオール

ハイチオール
効果 シミ・そばかすの改善
肌荒れの改善
疲労改善
アレルギーの改善
二日酔いの改善
副作用 悪心や下痢、口渇、軽度の腹痛など

ハイチオールはL-システインを主成分とした処方薬です。L-システインには、肌の酸化ストレスを改善する抗酸化作用や、ターンオーバーを促進する効果があります。

酸化ストレスは、ニキビの原因の1つです。酸化ストレスによって、皮脂の分泌が増加し、またターンオーバーが乱れて毛穴が詰まるのです。

ハイチオールの抗酸化作用や、ターンオーバーを促進する効果で、毛穴の詰まりを改善し、皮脂の過剰分泌を抑制することが期待できます。

ビフロキシン

身体の内側からアプローチできる
効果 ビタミンB2、B6欠乏または代謝障害が関与すると思われる湿疹、皮膚炎群、口唇炎・口角炎・口内炎などの治療
副作用 手足のしびれ、知覚異常など

ビフロキシンのニキビへの効果は、主成分のビタミンB2とビタミンB6によってもたらされます。

ビタミンB2には、代謝促進や皮脂抑制、抗酸化作用があり、ニキビや脂漏性皮膚炎などの皮脂増加が原因となる皮膚症状の改善が期待できます。

ビタミンB6は肌や髪に必要なタンパク質の代謝に関与し、肌の健康をサポートする成分です。

皮脂の抑制やターンオーバーの促進などを通じて、ニキビの改善に効果を発揮します。

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契約期間の縛りもなく、1ヶ月だけの服用もできるのでお気軽にお試しください。

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ANS.のニキビ内服薬を使用した症例


ANS.の治療薬を使ってニキビ治療をした症例紹介


ANS.の治療薬を使ってニキビ治療をした症例紹介


まとめ ニキビ治療で内服薬を使うなら皮膚科の処方薬がおすすめ

ニキビ治療における外用薬は、乾燥やひりつきの副作用が気になりますよね。そんな方は、外用薬だけでなく、内服薬も併用してニキビ治療を進めるのがおすすめです。

内服薬は副作用が塗り薬に比べてマイルドなので、不安も少なく服用できるでしょう。薬効を重視する方は皮膚科の処方薬を服用しましょう。

オンライン診療なら、皮膚科に行く時間がない方でも処方薬を自宅で入手できますよ。

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なお、お薬は1種類から配送可能で、定期しばりはありません。いつでも解約できます。

また、HADA相談室ではお薬の処方についてはもちろん、スキンケアの指導も行えます。

決まった処方薬セットではなく、自分だけのオリジナルな組み合わせを医師が処方してくれるので、自分に合ったニキビ治療ができます。

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記事の監修者
竹村 昌敏
ANS.監修医 2008年高知医科大学医学部卒業。初期研修後都内の大学病院麻酔科入局。 その後、整形外科へ転科。2015年から医療×ITのスタートアップに参画し医療監修を務める。医療×IT分野の執筆多数。 医療×ITを美容医療に導入するべくANS.の立ち上げに参画。ANS.クリニック院長。

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