
2008年高知医科大学医学部卒業。初期研修後都内の大学病院麻酔科入局。
その後、整形外科へ転科。2015年から医療×ITのスタートアップに参画し医療監修を務める。医療×IT分野の執筆多数。 医療×ITを美容医療に導入するべくANS.の立ち上げに参画。ANS.クリニック院長。
- ミヤBMって薬局で買えるの?
- お肌のために腸内環境を整えたい!ミヤBMってどう?
これを読むあなたは、そう悩んでいるかもしれません。
結論、ミヤBMは医療用医薬品のため一般の薬局では購入できません。
この記事では、ミヤBMの特徴や効果、適応となる症状について詳しく説明します。さらに、市販で購入できる代替薬についても紹介します。
腸内環境の改善で期待できる美肌効果に関心をお持ちの方は、ぜひ最後までご覧ください。
オンライン ニキビ治療「ANS.(アンス)」
ミヤBMとは

ミヤBMは、腸内環境の改善を目的とした医療用医薬品として広く処方されている整腸剤です。
主成分である宮入菌(酪酸菌)は、日本人の腸内から発見された善玉菌の一種となっています。
ミヤBMの特徴は、腸内細菌のバランスを整えることで、便秘や下痢などの消化器症状を改善する点にあるでしょう。
宮入菌は腸内で酪酸を生成し、腸の健康維持をサポートします。
腸内環境が改善されることで、腸内環境からくる肌荒れを改善する効果が期待できます。また、抗生物質との併用も可能な点が使いやすいポイントです。
ミヤBMの成分
主成分である宮入菌末は、1錠あたり20mgが配合されており、腸内環境の改善に適した量が設定されています。
宮入菌は腸内で働き、食物繊維を分解して酪酸を生成することが特徴です。
酪酸は、腸管上皮細胞の重要なエネルギー源として機能します。腸の粘膜が健康に保たれ、腸内環境の安定化につながっていきます。
さらに、酪酸には腸内のpH値を酸性に傾ける作用もあり、有害菌の増殖を抑制する効果も期待できるでしょう。
ミヤBMの効果

ミヤBMは、腸内環境を整えることで下記の様な消化器症状の改善が期待できます。
- 腸内細菌のバランス改善
- 抗生物質による下痢の予防
- お通じの改善
- 腸内で有害菌の増殖を抑制
抗生物質との併用も可能で、下痢などの副作用予防にも役立ちます。
腸内細菌のバランス改善
腸内には数多くの細菌が存在しており、バランスが崩れると様々な不調が生じます。
ミヤBMに含まれる宮入菌は、腸内で増殖して善玉菌の数を増やすとともに、悪玉菌の繁殖を抑制する働きがあります。
ミヤBMの働きによって腸内フローラが健やかな状態に保たれ、下痢や便秘、お腹の張りなどの不快な症状が改善されるでしょう。
抗生物質による下痢の予防
ミヤBMは抗生物質の副作用としての下痢を軽減するために、併用されることがあります。
抗生物質を服用すると、腸内の善玉菌まで減少してしまい、腸内細菌のバランスが乱れます。その結果、下痢などの消化器症状が現れることも少なくありません。
ミヤBMは抗生物質への耐性が強く、抗生物質による腸内細菌の減少を補うことが可能です。
そのため、抗生物質治療中の下痢予防が期待できます。
お通じの改善
ミヤBMの服用により、便秘症状の改善が期待できます。
臨床試験では、便秘に悩む患者さんの67%で症状の改善が確認されており、効果は実証済みです。
下痢に対しても効果的で、腸の働きを正常化することで健康的な便通へと導きます。
腸内環境が整うことで、自然なリズムでお通じができるようになるでしょう。
腸内で有害菌の増殖を抑制
ミヤBMの主成分である酪酸菌は、腸内で酪酸などの短鎖脂肪酸を生成する作用が特徴です。
酪酸には、腸内のpH値を下げる作用があり、有害菌の増殖を抑制します。
健康な腸内環境が維持されることで、栄養の吸収も促進され、肌の健康にも良い影響を与えるでしょう。
肌荒れの原因の1つは、腸内環境が悪く老廃物の排出が滞ることです。腸内環境の改善は、美肌づくりの大切な土台なのです。
ミヤBMが適用の人

ミヤBMは、消化器症状に悩む方から美容目的の方まで、幅広いお悩みに対応します。
- 下痢や便秘の症状がある人
- 抗生物質を使用している人
- 腹痛や腹部膨満感を感じる人
- 妊娠中や授乳中の人
- お肌の調子を整えたい人
それぞれ解説します。
下痢や便秘の症状がある人
慢性的な便通の乱れは、日常生活に大きな支障をきたすことがあります。
ミヤBMは腸内の善玉菌を増やし、悪玉菌の増殖を抑制することで、腸内細菌のバランスを整えます。
ミヤBMによって便秘や下痢といった症状の改善が期待でき、健康的な排便リズムを取り戻せるでしょう。腸内フローラの改善により、自然な形での便通改善をサポートします。
抗生物質を使用している人
抗生物質治療は、腸内の善玉菌まで減少させてしまう可能性があり、下痢などの副作用が生じることがあります。
ミヤBMの主成分である宮入菌は、抗生物質への強い耐性を持っているため、抗生物質治療中でも効果を発揮します。
両者を併用することで、腸内環境を保護しながら、本来の治療効果を妨げることなく、副作用のリスクを軽減できるでしょう。
腹痛や腹部膨満感を感じる人
お腹の張りや痛みは、腸内環境の乱れが原因となっていることが少なくありません。
ミヤBMを服用することで、腸内細菌のバランスが整い、お腹の不快な症状が緩和される可能性があります。
善玉菌が増えることで腸の動きが活発になり、ガスの滞留も減少します。腹部の張りや痛みが和らぎ、快適な生活を送れるでしょう。
妊娠中や授乳中の人
妊娠中は、ホルモンバランスの変化や子宮の増大により、便秘や腹部の張りに悩まされることが多くなります。
ミヤBMは妊娠中や授乳中でも安全に服用できる医薬品として知られており、妊娠・授乳中の不快な症状を和らげるのに役立ちます。
胎児や乳児への影響を心配することなく使用できるため、妊産婦の方がお腹の調子を改善するサポートとなるでしょう。
お肌の調子を整えたい人
腸内環境が乱れると、きれいなお肌は実現しません。
ミヤBMの服用により腸内環境が改善されると、体内の老廃物や毒素が効率的に排出されます。結果として、腸内環境の悪化が原因となっている肌荒れやくすみなどの肌トラブルも改善が期待できます。
また、栄養素の吸収が促進されることで、肌の代謝も活発になり、内側からの美容ケアが期待できます。
健康的な腸内環境は、美しい肌を育む土台となるのです。
ミヤBM錠服用のポイント

ミヤBM錠は、体調や症状に応じて、柔軟に用量を調整できる点が特徴です。
- 服用方法
- 効果の持続期間
- 噛みくだいてもOK
服用方法や効果について正しく理解することで、より効果的な治療が期待できます。
服用方法
医師から処方されたミヤBMは、通常15歳以上の場合1日3~6錠を3回に分けて服用します。食前・食後のどちらでも服用可能で、水やぬるま湯で飲み込みます。
症状や年齢によって服用量が調整されることがありますので、医師の指示に従いましょう。
また、継続的な服用により、より安定した効果が期待できるとされています。
効果の持続期間
ミヤBMを服用してから効果が現れるまでには、一般的に約5時間程度かかるといわれています。
効果の持続時間は個人差がありますが、およそ1~2日間続きます。
腸内環境の改善には継続的な服用が推奨されており、急に服用を中止すると症状が再発する可能性があるため、医師と相談しながら服用期間を決めていくことが大切です。
噛みくだいてもOK
錠剤の飲み込みが苦手な方でも安心して服用できます。
ミヤBMは噛み砕いて服用しても効果に影響はありません。
また、飲み込みやすい粉薬タイプも用意されているため、年齢や好みに応じて選択できます。医師に相談して、最適な剤形を選びましょう。
ミヤBMを処方してもらうには
ミヤBMは処方薬のため、市販では購入できません。
- 対面のクリニックで処方
- オンライン診療で処方
医療用医薬品であるミヤBMを入手するためには、医師による処方が必要です。
対面のクリニックで処方
消化器系の症状がある場合は、まず近くの消化器内科やかかりつけ医を受診しましょう。
医師が症状を確認し、腸内フローラの乱れが原因と判断した場合、保険適用でミヤBMが処方されることがあります。
症状や治療目的に応じて、適切な投薬量が決まります。
オンライン診療で処方
美容目的でミヤBMを希望する場合、オンライン診療がおすすめです。
自費診療にはなりますが、腸からくる肌荒れを改善する目的でミヤBMが処方されることがあります。
ニーズに応じた柔軟な処方が可能なため、腸内環境の改善を通じて美肌を目指す方にとって、おすすめの選択肢です。
ミヤBMを美肌のサポートに服用するならANS.(アンス)のオンライン診療へ
オンライン美肌治療サービスANS.では、ミヤBMも取り扱っています。
医師がチャットを通じて肌トラブルの原因を特定し、腸内環境の乱れが肌トラブルの原因と判断された場合は、ミヤBMを処方します。
オンライン診療は、スマホがあれば、時間や場所を選ばず受診できることが特徴です。
HADA相談室による定期的なフォローアップにより、効果や副作用の確認もスムーズに行えます。
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美肌のために併用したい処方薬

ミヤBMと併用することで、より効果的なスキンケアが期待できる処方薬をご紹介します。
- シナール
- ビフロキシン
- ユベラ
シナール

シナールはビタミンCを主成分とする医療用医薬品です。
ミヤBMによる腸内環境の改善効果に加え、シナールのメラニン生成抑制作用により、肌のくすみやシミへのアプローチが可能です。
さらに、ビタミンCの強力な抗酸化作用により、肌の老化予防も期待できます。日々の紫外線や環境ストレスから肌を守る働きもあるため、美肌ケアの強い味方となっています。
ビフロキシン

ビフロキシンはビタミンB2(リボフラビン)を主成分とする医療用医薬品です。肌の代謝を促進し、肌荒れやニキビの改善に効果が期待できます。
ミヤBMとの併用により、腸内環境と肌の健康をトータルにサポートすることが可能です。皮膚の新陳代謝を助け、健やかな肌へと導きます。
ユベラ

ユベラはビタミンEを主成分とする医療用医薬品で、抗酸化作用により肌の健康維持をサポートします。
血行促進効果があり、肌の新陳代謝を活発にする働きがあります。また、保湿力を高める効果もあるため、乾燥肌も改善できるでしょう。
シミやそばかすの改善も期待でき、ミヤBMと併用することで、内側からの美容ケアを強化します。
ミヤBMの代替になる市販薬
ミヤBMと同様に宮入菌を配合していて、処方箋なしで購入できる市販薬をご紹介します。
強ミヤリサン
強ミヤリサンは成人の1日量あたり270mgの宮入菌末を含有しており、服用後は腸内で増殖して酪酸や酢酸などの有機酸を生成するお薬です。
有機酸が腸内環境を整え、善玉菌の増殖を促進すると同時に、悪玉菌の繁殖を抑制する効果が期待できます。
整腸作用により、便通の改善や腸内環境の正常化を目指す方におすすめの市販薬です。
【無料】スマホで簡単に肌診断!

自分の肌タイプが分からない!そんな方に向けてオンライン美肌治療サービスANS.(アンス)では肌トラブルの原因と治療ポイントが分かる肌診断を行っています。
質問に答えるだけで、あなたの肌タイプや肌トラブルの原因を分析します。さらに、あなたに最適な治療方法やスキンケアのポイントもアドバイス。
診断結果に基づいて、必要に応じてオンライン診療への移行もスムーズに行えます。
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まとめ ミヤBMが気になるならANS.にご相談ください
ミヤBMは、腸内環境を健やかに整えることで美肌をサポートする処方薬です。
便秘やお通じの悩みだけでなく、腸内環境の悪化による肌荒れに悩む方にもおすすめです。
ユベラやシナールなどの美肌処方薬と併用すると、有効成分の吸収をサポートし、さらなる美肌効果が期待できます。
オンライン美肌治療サービスANS.では、ミヤBMの処方も行っています。
そもそもANS.とは?
『ANS.』は、日々忙しい現代人に向けて、手軽で便利なオンライン診療を行っている伴走型のオンライン美肌治療サービスです。
スマホが1台だけで、診察から処方、処方薬の配達までが完結。予約不要で診察を受けられるので、隙間時間でも利用できます。
診察は、チャット形式で気軽に相談可能。自分のタイミングで落ち着いて相談ができます。
ANS.には、決まったセットやプランなどはありません。一人ひとりに合わせた完全オーダーメイドの処方を医師が行っています。
なお、お薬は1種類から配送可能で、定期しばりはありません。いつでも解約できます。
また、HADA相談室ではお薬の処方についてはもちろん、スキンケアの指導も受けられます。
腸内環境を整えて、内側から美肌を目指しましょう。
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