
2008年高知医科大学医学部卒業。初期研修後都内の大学病院麻酔科入局。
その後、整形外科へ転科。2015年から医療×ITのスタートアップに参画し医療監修を務める。医療×IT分野の執筆多数。 医療×ITを美容医療に導入するべくANS.の立ち上げに参画。ANS.クリニック院長。
- アゼライン酸の効果が気になるけど、本当に肌に合うか心配…
- ニキビや肌荒れに悩んでいるけど、アゼライン酸って本当に効果があるの?
これを読むあなたは、そう悩んでいるかもしれません。
結論、アゼライン酸は、ニキビや肌荒れに有効で副作用も少なく長期的な使用もできるため、使いやすいお薬です。
この記事では、アゼライン酸の特徴や効果、副作用、入手方法について詳しく解説します
アゼライン酸について正しい知識を身につけることで、より効果的なスキンケアを実現できるでしょう。
オンライン ニキビ治療「ANS.(アンス)」
アゼライン酸とは

実はアゼライン酸は、自然界に存在する成分で、穀物や酵母に含まれていたり、人の皮膚に常在する常在菌から生成されたりする有機化合物です。
抗菌作用や抗炎症作用を持ち、メラニン生成を抑制する効果も確認されています。
海外では医薬品として認可されており、ニキビや酒さの治療に広く使用されています。
日本では主に化粧品成分として利用され、効果と安全性から支持されている成分です。
さまざまなスキンケアブランドが、アゼライン酸配合製品を展開しています。
アゼライン酸の成分
アゼライン酸は、直鎖状のジカルボン酸の一種として知られています。
穀物や酵母から自然に生成される成分であるため、肌への親和性が高いことが特徴です。
分子量が比較的小さく、皮膚への浸透性に優れているため、浸透のよさも期待できます。
また、メラニン生成を抑制する働きがあり、シミやそばかすの予防にも効果的といわれています。
抗菌作用も特徴です。ニキビの原因となるアクネ菌の増殖を抑制する効果が確認されています。
上記の作用から、アゼライン酸は総合的なスキンケア成分として高い評価を得ています。
医療用医薬品(処方薬)としての処方はない
アゼライン酸は、欧米では医薬品として承認され、広く使用されていますが、日本では医療用医薬品としての承認を受けていないのが現状です。
そのため、医師による処方箋が必要な医薬品とはなっていません。
しかし、効果と安全性は海外での使用実績から実証されており、化粧品成分としての配合は認められています。
医療機関では、クリニック専売品として取り扱われることが多く、メディカルスキンケア製品に配合されています。
市販で買えるのはアゼライン酸配合の化粧品
日本国内で入手可能なアゼライン酸配合製品は、主に化粧品として販売されています。
代表的な製品はロート製薬の「AZAクリア」シリーズで、インターネットでも購入できます。
それ以外のアゼライン酸製品を求める場合は、医療機関が出している製品がおすすめです。クリニック専売品は、医師による診断と指導のもとで使用することで、より安全で効果的なケアができるでしょう。
アゼライン酸の効果

アゼライン酸は、さまざまな肌トラブルに効果を発揮する万能な成分として注目されています。
- ニキビへの効果
- シミへの効果
- 赤ら顔への効果
- 毛穴トラブルの予防
主にニキビケアで知られていますが、美白効果や赤ら顔の改善なども期待できます。
ニキビへの効果
アゼライン酸は、皮脂分泌の抑制、抗菌作用、角質ケアの働きにより、ニキビの改善に役立ちます。
皮脂の過剰分泌を抑えることで、ニキビの発生を防ぎます。
また、抗菌作用によりアクネ菌の増殖を抑え、炎症の進行を防ぐことも特徴です。
さらに、古い角質が毛穴に詰まるのを防ぎ、正常な角化を促進することで、角質ケアの効果も期待できます。
上記の総合的な働きにより、既存のニキビを改善するだけでなく、新しいニキビの予防にもつながります。
シミへの効果
アゼライン酸は、メラニン生成の鍵となるチロシナーゼの活性を阻害し、シミや色素沈着の形成を防ぎます。さらに、既にできた色素沈着の改善も期待できる成分です。
特に、ニキビや傷の治癒後に残りやすい炎症後色素沈着に対して高い効果を発揮します。
継続的に使用することで肌のトーンが均一になり、明るく透明感のある肌へと近づくでしょう。
赤ら顔への効果
アゼライン酸の抗炎症作用は、酒さによる赤みや炎症の軽減に特に効果的です。
血管の拡張を抑えることで皮膚の発赤を和らげ、過剰な皮脂分泌を抑制して酒さの悪化を防ぎます。
さらに、抗酸化作用により炎症の予防にも貢献します。継続的に使用すると、落ち着いた肌色を維持しやすくなるでしょう。
毛穴トラブルの予防
アゼライン酸による毛穴ケアは、複数のアプローチで効果を発揮します。
過剰な皮脂分泌を適切にコントロールし、毛穴の詰まりや黒ずみを防ぐことが特徴です。
また、古い角質の蓄積を防ぐことで毛穴の開きが改善され、なめらかな肌へと整います。
こうした働きが相乗的に作用し、キメの整った透明感のある肌へと導きます。
アゼライン酸の副作用

アゼライン酸は、比較的安全性の高い成分として知られていますが、まれに副作用が発生します。
- 熱感やかゆみ
- 赤みやピリピリ感
- 乾燥や剥離
- アレルギー反応
安全で効果的な使用のために、起こりうる症状を理解しておきましょう。
熱感やかゆみ
アゼライン酸の使用開始直後には、塗布部分に熱感やかゆみを感じることがあります。アゼライン酸は名前の通り酸なので刺激となることがあります。
多くの場合熱感やかゆみは一時的なものであり、使用を継続することで数日から数週間で自然に改善していくでしょう。
ただし、強い不快感を感じる場合は、使用頻度を減らすなどの調整が必要です。特に敏感肌の方は、少量から使用を開始することをおすすめします。
赤みやピリピリ感
使用後に体験する赤みやピリピリ感は、アゼライン酸特有の反応として知られています。赤みやピリピリ感は、肌の血行が促進されることで起こる一時的な現象です。
多くの場合、肌がアゼライン酸に順応するにつれて徐々に軽減するでしょう。
乾燥や剥離
アゼライン酸による乾燥や皮膚の剥離は、角質層への作用によって引き起こされます。
乾燥肌の方は、症状が顕著に現れやすい傾向があります。
乾燥や剥離に対しては、十分な保湿ケアで対処が可能です。
使用前後に高保湿の化粧水やクリームを使用することで、症状を軽減できるでしょう。また、使用頻度を調整したり、外用する範囲を減らしてみるなどの工夫も効果的な対処法です。
アレルギー反応
アゼライン酸に対するアレルギー反応はまれですが、発生した場合は重篤な症状を引き起こす可能性があります。
主な症状として、発疹やじんましんなどが報告されています。
アレルギーの症状が現れた場合は、直ちに使用を中止し、医師の診察を受けてください。また、使用前にパッチテストを行うことで、アレルギーリスクを事前に確認できます。
アゼライン酸の注意点

アゼライン酸を安全に使用するためには、5つのポイントがあります。
- 使用初期は刺激が強い
- 紫外線対策を入念に行う
- 傷や異常のある部分への使用を避ける
- 粘膜部分には塗布しない
- 他の治療薬との併用は慎重に
上記の注意点を守ることで、より効果的で安全なスキンケアを実現できるでしょう。
使用初期は刺激が強い
アゼライン酸の使用開始時期は、肌が成分に慣れていないため、様々な刺激を感じやすい状態です。
熱感やかゆみ、赤みなどの症状が現れることがありますが、通常1〜2週間程度で治まるでしょう。
強い刺激を感じる場合は、使用頻度を減らしたり、外用する範囲を狭くするなどの工夫が有効です。
肌の状態を観察しながら、徐々に使用量や頻度を増やしていきましょう。
紫外線対策を入念に行う
アゼライン酸を使用する際は、紫外線対策が欠かせません。
塗布部分に紫外線が当たることで、ヒリヒリ感や赤みが増強される可能性があり、また紫外線は酒さの症状を悪化させるリスクがあります。
シーンに応じた日焼け止めを使用し、物理的な紫外線対策として帽子や日傘の併用もおすすめです。
傷や異常のある部分への使用を避ける
アゼライン酸は肌への刺激が強いため、傷やかぶれ、湿疹などの異常がある部分には使用を避けるべきです。
傷や異常のある部位に使用すると、刺激が強くなったり、症状が悪化したりする可能性があります。
傷に付着した場合はすぐに洗い流し、痛みやひりつきの症状が持続する場合は医師に相談しましょう。
粘膜部分には塗布しない
アゼライン酸を使用する際は、目の周りや唇、鼻の内側などの粘膜部分を避けて塗布してください。
粘膜は皮膚に比べて刺激を感じやすく、アゼライン酸が付着するとヒリつきや熱感、かゆみなどの不快な症状が生じることがあります。
特に、目に入ると強い刺激を感じるため、塗布後は手をしっかり洗い、誤って触れないよう注意が必要です。
万が一粘膜部分に付着した場合は、すぐに大量の水で洗い流し、刺激が続く場合は医師に相談しましょう。
他の治療薬との併用は慎重に
アゼライン酸は、他のスキンケア成分や治療薬との併用が可能です。併用する際は肌への負担を考え、様子を見ながら少しずつ重ね付けします。
特に使用開始時は、単独での使用から始めることがおすすめです。
肌が成分に慣れてきたことを確認してから、徐々に他の製品を取り入れていくことで、刺激を最小限に抑えられます。
併用を開始する際は、必ず数日間の経過観察を行い、肌の反応を確認しましょう。
アゼライン酸を入手する方法
アゼライン酸は処方薬のため、医療機関を受診する必要があります。オンライン診療なら、時間がかからずニキビの診療ができます。
- アゼライン酸を取り扱っている医療機関を受診
アゼライン酸を取り扱っている医療機関を受診
アゼライン酸は保険診療での取り扱いがないため、自費診療で購入します。
事前にアゼライン酸を取り扱っている医療機関を確認し、入手可能なクリニックを受診することが大切です。
受診の際は、医師に肌の状態や悩みを相談し、アゼライン酸が適しているか判断してもらいましょう。
また、他の治療との併用や使用方法についても詳しく説明を受けることで、より効果的に活用できます。
購入方法は、医療機関で直接購入するケースや、オンライン診療を利用して処方後に郵送されるケースなどがあります。
ライフスタイルや通院のしやすさを考慮し、最適な方法を選びましょう。
ANS.(アンス)のオンライン診療でもアゼライン酸を取り扱っています
オンライン美肌治療サービスANS.は、肌の状態に応じたオーダーメイドの治療プランで、アゼライン酸の購入も可能です。
診察後、必要に応じてアゼライン酸を含む治療薬が処方されます。
お薬は最短翌日に届くため、すぐに美肌治療をスタートできます。
ANS.オリジナルのアゼライン酸「AZクリーム」

「AZクリーム」は、高濃度のアゼライン酸を配合したニキビや毛穴のケアに特化した高機能スキンクリームです。
ANS.オリジナルのAZクリームは、下記の保湿成分を配合し、アゼライン酸による乾燥が起きにくくなっています。
- ヒアルロン酸
- セラミド
- スクワラン
- アミノ酸
また肌荒れ防止成分「アロエベラ葉エキス」「GK2」を配合。
アゼライン酸の弱点である乾燥などの副作用をカバーした製品となっています。
また、無香料や無着色料など6つのフリー処方かつノンコメドジェニックで、使い心地にもこだわった商品です。
ニキビや肌荒れが気になる方にぴったりのクリームです。
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【無料】スマホで簡単に肌診断!
自分の肌タイプが分からない!
そんな方に向けてオンライン美肌治療サービスANS.(アンス)では肌トラブルの原因と治療ポイントが分かる肌診断を行っています。
スマホから質問に答えるだけで、肌トラブルの原因や自分に合った治療のポイントをチェック可能。
ニキビやシミ、毛穴の悩みなど、肌状態を詳しく分析し、あなたにぴったりのケア方法を提案します。
スキンケア選びに迷っている方や、美肌を目指したい方は、ぜひお試しください!
ANS.の治療薬を使って美肌治療をした症例紹介


まとめ アゼライン酸が気になる方はANS.をご検討ください
アゼライン酸は、ニキビや毛穴ケア、肌のトーンアップなど、さまざまな肌悩みにアプローチできる成分です。
「使ってみたいけど、どこで購入できるの?」
「自分の肌に合うのか不安…」
という方は、オンライン美肌治療サービスANS.(アンス) がおすすめ。
そもそもANS.とは?
『ANS.』は、日々忙しい現代人に向けて、手軽で便利なオンライン診療を行っている伴走型のオンライン美肌治療サービスです。
スマホが1台だけで、診察から処方、処方薬の配達までが完結。予約不要で診察を受けられるので、隙間時間でも利用できます。
診察は、チャット形式で気軽に相談可能。自分のタイミングで落ち着いて相談ができます。
ANS.には、決まったセットやプランなどはありません。一人ひとりに合わせた完全オーダーメイドの処方を医師が行っています。
なお、お薬は1種類から配送可能で、定期しばりはありません。いつでも解約できます。
また、HADA相談室ではお薬の処方についてはもちろん、スキンケアの指導も受けられます。
ANS.では、医師の診療を受けながら、自分に合ったスキンケアや治療法を見つけられます。
肌診断から治療までオンラインで完結するので、忙しい方でも気軽に利用可能です。アゼライン酸を試したい方は、ぜひANS.をチェックしてみてください。
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