2008年高知医科大学医学部卒業。初期研修後都内の大学病院麻酔科入局。
その後、整形外科へ転科。2015年から医療×ITのスタートアップに参画し医療監修を務める。医療×IT分野の執筆多数。 医療×ITを美容医療に導入するべくANS.の立ち上げに参画。ANS.クリニック院長。
- 市販薬を使い続けているのに、なかなかニキビが治らない…
- 皮膚科に行くべきか迷っているけど、費用が心配…
この記事を読むあなたは、そう悩んでいるかもしれません。
結論、セルフケアでニキビの改善が見られない場合や痛みがある場合は、できるだけ早く皮膚科を受診するのがおすすめです。
この記事では、セルフケアと皮膚科治療それぞれのメリット・デメリットを詳しく解説し、皮膚科へ行くべきタイミングについても具体的に説明していきます。ぜひ最後までご覧ください。
オンライン ニキビ治療「ANS.(アンス)」
セルフケアのメリット
ニキビのセルフケアのメリットは、手軽さと経済面です。市販薬やスキンケア製品を使用することで、自分のペースで気軽にケアを始められます。
- 費用を抑えられる
- 手軽にケアできる
- 副作用が少ない
費用を抑えられる
皮膚科での治療と比べると、セルフケアは費用がそこまでかからないことがメリットです。
市販のニキビケア製品は1,000円から3,000円程度で購入でき、皮膚科に行かないため診察料や処方箋料もかかりません。
複数の商品を試してみても、皮膚科での長期治療より総額を抑えられる可能性が高いでしょう。
自分の肌に合った商品が見つかれば、継続的なケアも比較的リーズナブルな価格で行えます。
手軽にケアできる
ドラッグストアや薬局で簡単に購入できる市販薬やスキンケア製品を使えば、すぐにケアを始められます。
予約や待ち時間も必要なく、自分の都合の良いタイミングでケアができるのが大きなメリットです。
また、朝晩の洗顔時など、日常的なスキンケアの一環として組み込みやすく、忙しい方でも無理なく続けられます。
副作用が少ない
市販のスキンケア商品やニキビ用市販薬は、処方薬に比べて穏やかに作用します。
そのため副作用が起きにくいことがメリットです。
乾燥や皮むけ、ヒリヒリ感が抑えられるため、肌トラブルのリスクも少なくなります。
セルフケアのデメリット
一方で、セルフケアはニキビの状態や薬の種類を自分で判断しなければなりません。自己判断による間違ったケアは、症状を悪化させる可能性もあるため注意が必要です。
- ニキビが悪化する可能性がある
- ニキビ跡が残る可能性がある
- 効果が出にくいことがある
- 治るまでに時間がかかる
ニキビが悪化する可能性がある
自分の肌状態やニキビの原因を正確に把握できていないと、不適切なケア方法を選んでしまう可能性があります。
たとえば、乾燥が原因のニキビに対して過度に皮脂を抑制する製品を使用すると、かえって症状を悪化させてしまうでしょう。
また、洗顔や化粧品の使用方法が不適切な場合も、刺激となってニキビを悪化させる原因となります。
悪化したニキビを潰してしまうと、凹凸ニキビ跡やシミ(炎症後色素沈着)のリスクも高まります。
ニキビ跡が残る可能性がある
適切な治療を受けずにニキビを放置したり、自己流のケアを続けたりすることで、治りにくいニキビ跡が残るリスクが高まります。
特に、ニキビを潰したり過度に触ったりすることで、クレーター肌や色素沈着といった後遺症が残る可能性があります。
凹凸のニキビ跡は一度できてしまうと治療が困難で、長期的な通院や高額な美容治療が必要になり費用もかかるので避けたいですよね。
セルフケアによるニキビ治療は、潰さないよう慎重に行うことが必須です。
効果が出にくいことがある
セルフケアは、軽度のニキビには効果が期待できます。
しかし膿んだり赤く腫れたりしているような重症化したニキビには、十分な効果が得られないことがあります。
また、一時的に症状が改善しても完治まで至らず、再発を繰り返すケースも少なくありません。
市販薬は医療用医薬品と比べて含有できる有効成分が限られるため、重症のニキビには効果が限定的です。
治るまでに時間がかかる
セルフケア製品は作用がマイルドなため、効果を実感するまでに時間がかかります。
市販薬は重篤な副作用のリスクを抑えるために、有効成分の配合量を抑えた穏やかな処方になっているためです。
そのため、完治までには数ヶ月以上の期間を要することも多く、その間に別のニキビができて肌状態が悪化するリスクもあります。
次々に新しいニキビができる場合、市販薬を塗布するだけでは完治が難しいでしょう。
食生活も含めた体質改善が必要な場合、医師のアドバイスが有効です。
皮膚科のメリット
皮膚科では、専門医による適切な診断と処方薬による効果的な治療を受けられます。
皮膚科に行くメリットについて、5つ解説します。
- 専門的な診断が受けられる
- 認可済の処方薬を使える
- 長期的な予防ができる
- ニキビと他の肌疾患を識別できる
- 別の皮膚疾患を見つけられる可能性がある
専門的な診断が受けられる
ニキビの原因を正確に把握した上で、一人ひとりに合った最適な治療法を受けられるのが皮膚科のメリットです。
皮膚科の診察では、専門医がニキビの状態を詳細に観察し、見た目だけではなく、その背後にある原因や病状の進行具合を丁寧に評価します。
たとえば、ホルモンバランスの乱れやストレス、食生活、スキンケアの方法が影響している場合もあります。
患者の肌質や生活習慣も考慮しながら日常的なケア方法の見直しや、治療効果を高めるための具体的なアドバイスをするのが皮膚科です。
認可済の処方薬を使える
皮膚科では、市販薬とは異なる有効成分を含む「医療用医薬品」を処方してもらえます。
医療保険承認された薬剤は、十分な臨床試験を経て効果と安全性が確認されており、より確実なニキビ改善が期待できるでしょう。
また、症状に応じて内服薬と外用薬を組み合わせた治療も可能です。
長期的な予防ができる
皮膚科では、現在のニキビ治療だけでなく、今後の再発を防ぐための包括的なサポートを受けられることが大きなメリットです。
ニキビは治療後に再発しやすいため、その原因に応じた生活習慣の改善点や予防策が必要です。
たとえば、食生活における脂質や糖分の取りすぎを避けるアドバイス、ストレス管理の方法、適度な運動の推奨、また睡眠の質を向上させるための習慣改善など、生活全般にわたる指導を受けられるでしょう。
体の内側からのアプローチを通じて、根本的な改善が期待できます。
ニキビが他の肌疾患か識別できる
ニキビに似た症状でも、実際は別の皮膚疾患である可能性があります。
たとえば、毛包虫(顔ダニ)による炎症や、アレルギー性の湿疹、粉瘤などは、素人目にはニキビと見分けがつきにくいものです。
皮膚科では、上記のような疾患を正確に診断し、適切な治療を行えます。
別の皮膚疾患を見つけられる可能性がある
皮膚科での診察時に、ニキビ以外の皮膚疾患が発見されることもあります。
早期発見・早期治療により、重症化を防ぐことができ、結果として治療費用も抑えられるでしょう。
また、内臓疾患に由来する皮膚症状が見つかることもあり、健康管理の面でも有効です。
皮膚科のデメリット
ここでは、皮膚科のデメリットを3つ、解説します。
- 通院の手間
- 費用がかさむ
- 症状によっては即効性がないことも
通院の手間
皮膚科を利用するには、通院するための時間や待ち時間、実際の診察時間など、ある程度の時間的拘束が伴います。
平日の日中しか診療していない皮膚科であったり、特に人気の皮膚科では待ち時間が長くなるなど、仕事や学校との両立が難しい場合もあるでしょう。
また、定期的な通院が必要な場合は、そのための時間確保も考慮する必要があります。
費用がかさむ
皮膚科での治療は、健康保険が適用される場合でも、診察料や処方薬の費用が必要です。
初診料や再診料に加えて、処方される薬剤の種類や量によっては、予想以上に費用がかさむかもしれません。
また、長期的な通院が必要な場合は、交通費なども含めて継続的な出費を覚悟する必要があります。
症状によっては即効性がないことも
処方薬による治療でも、効果が現れるまでにある程度の時間を要する場合があります。
特に、重症のニキビや慢性化したニキビの場合は、すぐには改善が見られないことも多く、継続的な通院と治療が必要です。
ニキビは、体質改善も含めて根気よく治療する必要があるのです。
皮膚科に行くタイミング
できる限り自力でニキビを治したい方も、皮膚科に行くべきタイミングがあります。
放置するとニキビ跡になって、肌の凹凸や色素沈着のためにさらなる治療が必要になってしまいます。
- セルフケアで効果が見られない時
- ニキビが悪化して痛みや炎症が強い時
- ニキビが繰り返しできる時
セルフケアで効果が見られない時
市販薬やスキンケア製品を使用しても、1ヶ月程度で改善が見られない場合は、皮膚科での治療を検討すべきです。
また、症状が悪化傾向にある場合は、それ以前でも早めの受診がおすすめです。
専門医による適切な治療を受けることで、症状の重症化を防ぐことができますよ。
ニキビが悪化して痛みや炎症が強い時
ニキビが悪化し、赤みや腫れ、痛みが強い場合は、すぐに皮膚科を受診しましょう。炎症が強いニキビは、そのまま放置すると深いクレーターやニキビ跡になるリスクが高まります。
特に注意が必要なのは、クレーターや凹凸のニキビ跡になってしまうと、通常の処方薬やスキンケアでは改善が難しくなってしまうことです。美容クリニックでのレーザー治療など、高額で長期的な治療が必要になる場合もあります。
ニキビが繰り返しできる時
同じ場所に繰り返しニキビができる場合は、その原因を特定するために専門医の診断が必要です。
ホルモンバランスの乱れや、体質に合わない食生活、不適切な生活習慣など、様々な要因が考えられます。
医師の診断のもと、生活習慣の改善も含めた総合的な治療アプローチで肌質を改善しましょう。
美肌治療サービス「ANS.(アンス)」はニキビ用の処方薬を豊富に取り揃えています
オンライン美容皮膚科「ANS.(アンス)」では、スマートフォン一つで医師による診療が受けられ、処方薬も自宅で受け取れます。
お薬を受け取った後も美肌のプロが食生活やスキンケアのアドバイスをするため、通院の手間なく総合的なニキビ治療が可能です。
オンライン診療は予約不要で、待ち時間もなく、忙しい方でも無理なく治療を続けられるでしょう。
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ANS.でもらえるニキビ治療薬
ANS.では、症状や肌質に応じて最適な処方薬を選択できます。
予算に合わせた組み合わせも可能なため、お財布に優しくニキビ治療ができますよ。
ANS.で処方している、ニキビ用お薬の一部をご紹介します。
ビフロキシン(内服薬)
ビフロキシンは、ビタミンB2とB6を含む内服薬です。
これらのビタミンによって脂質代謝が促されることで、皮脂分泌抑制効果があるとされます。皮脂による毛穴づまり改善で、ニキビの治療効果が期待できるお薬です。
ユベラ(内服薬)
ユベラは、ビタミンEを主成分とする内服薬で、抗酸化作用により肌の炎症を抑制します。肌の新陳代謝を促進し、ニキビの治癒を促進する効果も期待できます。
長期的な服用も可能なお薬です。
ゼビアックスローション(外用薬)
ゼビアックスローションは、抗菌作用を持つ外用薬です。
ニキビの原因となる菌の増殖を抑える作用があり、とくに赤・黄ニキビに対して有効な外用薬です。
べたつきが少なく、さらっとした使用感のため、毎日のスキンケアにも取り入れやすいのが特徴です。
エピデュオ(外用薬)
エピデュオは、抗菌作用と角質溶解作用を持つ外用薬で、毛穴の詰まりを解消しながら炎症を抑えるお薬です。
主成分の一つである過酸化ベンゾイルは、ニキビの原因菌を効果的に殺菌し、もう一つの有効成分であるアダパレンが毛穴の詰まりを防ぎ、角質のターンオーバーを促進します。
既存のニキビを改善すると同時に新しいニキビの発生を抑える相乗効果が期待できます。
デュアック(外用薬)
デュアックは、クリンダマイシンという抗菌成分と、過酸化ベンゾイルを配合した外用薬です。
抗菌成分がニキビの原因となる菌の増殖を抑制し、過酸化ベンゾイルが毛穴の詰まりを改善します。
炎症を抑える作用も強いため、赤みや腫れを伴うニキビの改善に優れています。
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お薬の購入までは費用が発生しないため、お気軽にお試しください。
ANS.の治療薬を使ってニキビ治療をした症例紹介
まとめ ニキビは皮膚科で正しく処置して早く治そう
ニキビ治療においてセルフケアで改善が見られない場合や、症状が重い場合は、迷わず専門医による診察を受けることがおすすめです。
特に、炎症が強いニキビや繰り返し発生するニキビは、放置すると治療が困難なニキビ跡が残る可能性があります。
皮膚科での適切な治療を受けることで、ニキビ跡リスクを抑えられるでしょう。
ANS.のオンライン診療なら、通院の手間なくニキビ治療を継続できます。
そもそもANS.とは?
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