今をときめく憧れの人たちが、仕事、ライフスタイル、美容に関して自身なりに見つけてきた「答え」にフォーカスをして、強くたおやかに生きていく秘訣に迫るインタビュー連載「MY ANSWER.」。
今回お話を伺ったのは、アパレルブランド「CAVEZAROSSO(カベサロッソ)」のディレクターを務める傍ら、2児の母としても忙しい日々を送るインフルエンサーのMOYAさん。抜群のファッションセンスと飾らない人柄で、多くの女性から支持を集めています。
仕事と家庭を両立する中で、どのようにワークライフバランスを整えているのか。その秘訣を伺いました。
インフルエンサー MOYAさん
完璧を目指さなくていい。仕事と家庭のバランスを保つポイントは「人に頼ること」
— MOYAさんがプロデュースされているブランド「CAVEZAROSSO(カベサロッソ)」のコンセプトについて教えてください。
私は旅行が大好きで、これまで世界各国を旅してきました。
その経験から、ブランドのコンセプトも旅先でその土地になじみ、気負わずに着られて、身も心もリラックスできる服にしました。「質」と「リラックス」を大切にしながら、一点一点にこだわりを詰め込み、カジュアルウェアでありながらも「特別な一着」と感じてもらえるデザインを意識しています。ただ快適なだけではなく、身にまとうだけで気持ちが前向きになり、自分らしくいられる。そんなブランドを目指しています。

ー ブランドを立ち上げるにあたって、1番大変だったことを教えてください。
ブランドを立ち上げるタイミングで妊娠が発覚したことが、一番の想定外でした。妊娠によって体型が変わるため、自分自身でフィッティングができず、モデルとしての撮影も難しくて…。
また、ブランドのコンセプトが「旅になじむ服」だったのに、思うように旅行先での撮影ができなかったのも大きな課題でした。その影響で、ブランドの方向性をどう進めるか悩む場面も多く、チームにも迷惑をかけてしまったと感じています。
当初は「思っていたのと違う」と葛藤することもありましたが、今振り返ると、それも一つの運命だったのかなと。結果的に、私自身がライフステージの変化を経験したことで、同じようにママ層のお客様にも共感してもらえるブランドへと成長できたと感じています。
ー その当時、葛藤や困難をどのように乗り越えたのでしょうか。

一番支えになったのは、チームの存在ですね。妊娠中で思うように動けない時期も、仲間がサポートしてくれたおかげで、ブランドを形にすることができました。
また、私にとって働く意義は、家族を幸せにすること。子どもが私の働く姿を見て、「頑張ってね!」と応援してくれる——そんな環境で、仕事と家庭を両立できるのが理想です。だから、すべてを完璧にこなすことにこだわるのではなく、バランスを大切にしながら続けることを意識するようになりました。
ー 具体的には、どのように仕事と家庭のバランスを保っていたのでしょうか?
「すべて自分で抱え込まないこと」 を徹底しています。絶対に自分が責任を持たなければならない業務以外は、信頼して人に任せる。そうすることで、チームのメンバー自身も成長し、自信をつけることができます。結果として、チーム全体がより強くなっていくと感じていますね。
家族の笑顔のためには、まずは自分を満たすこと
ー ご夫婦でYoutubeをされていますよね!お二人のやりとりがすごく面白いです(笑)。仲良しの秘訣ってありますか?

お互い、かなり自由人なんです。だから、「いつも一緒」というよりは、それぞれが好きなことをしている時間が長いのが、うまくいっている理由かもしれません。
それでも、週に1回や月に数回は二人で食事に行く時間を作り、ゆっくり話すようにしています。彼は土日も仕事があるので、普段はなかなかゆっくり話せないんですよね。
だからこそ、会えたときにはしっかり情報共有をするのはもちろん、思っていることは全部吐き出すようにしています(笑)。自分の機嫌を保つためにも、絶対に溜め込まない。彼もそんな私の性格を理解して、受け止めてくれています。
また、YouTube を始めたことで、二人の時間が増えたのも大きな変化でした。基本的には自然体でお届けしていますが、「誰かに見せるもの」という意識がある分、少しオンのモードになるというか。長い付き合いの中でも、新しい一面を知るきっかけになり、新鮮な気持ちを味わえています。YouTubeは、いい刺激になっていますね。
ー 素敵なご関係ですね!お子さんが二人いて、さらに仕事にYoutube…すごくパワフルですね。
いや〜めちゃくちゃ大変ですよ(笑)! 「小学生の壁」と聞いてはいましたが、想像の何倍も大変でした。これまで7年間子育てをしてきましたが、今が一番しんどいかもしれません。壁が高すぎましたね(笑)。
帰宅時間が早くなったぶん、自分のライフスタイルやタイムスケジュールをすべて見直さないといけないし、提出物や宿題も一気に増えて…。なので、下の子の面倒は周りにたくさん頼っています。

キツイなと思うことも多いですが、子どもの進路も含め自分で決めたこと。責任を持ってやり遂げたいなと思っています。この生活が一生続くわけではなく、せいぜいあと数年。この期間は腹を括って、やれるだけがんばります。
ー 子育てでMOYAさんが大切にしている信念を教えてください。
色々ありますが、一番は「面倒を見すぎないこと」ですね。できるだけ自分のことは自分でできる子になってほしいと思っているので、命に関わること以外はなるべく手を出さないようにしています。それは、子どもたちのためでもありますし、私自身の機嫌を良く保つためでもあります。
ー お仕事も夫婦関係も子育ても、「自分の機嫌を保つ」ということを大切にされているのですね。
そうかもしれませんね! まずは自分がストレスを溜めず、心地よく過ごせることを優先しています。自分の機嫌が悪いと、仕事にも家庭にも影響が出てしまいますから。だからこそ、何よりも「自分を大切にする」ことを意識しています。
日々の丁寧な積み重ねで土台から美しさを育む
ー とんでもなく多忙な日々かと思いますが、その美しさはどう育んでいるのでしょうか。
朝と夜のスキンケアはしっかり時間を確保し、月に1〜2回はプロの手を借りてお手入れをしています。朝晩のケアは、歯磨きと同じくらい習慣化しているので、きちんとできないと落ち着かないですね。
人前に出る仕事をしていることもあり、肌の調子がそのまま気持ちやテンションに影響してしまうんです。だからこそ、スキンケアには手を抜かず、日々の積み重ねを大切にしています。
また、睡眠時間もしっかり確保していて、毎晩10時くらいには就寝し、最低でも7時間は眠るようにしています。これくらい寝ないと、体が持たないんです(笑)。
ー スキンケアや睡眠といった土台を整えるケアを丁寧に積み重ねているのですね。他に取り入れている美容法はありますか?
最近、週に1回ピラティスのパーソナルトレーニングに通っています。通い始めて半年ほど経ちますが、体幹が整ってきたのを実感しています。
また、産後の尿漏れに長年悩んでいたのですが、ピラティスを始めてから改善されました! これまで骨盤矯正にも通いましたが、あまり変化を感じられなかったので、ピラティスの効果には驚いています。
年々、筋力や体力が落ちていくので、それを補うためにもピラティスを続けたいなと思っています。
ー その積み重ねがいまの美肌に繋がっているのですね。
でも最近、シミに悩んでいます。もともと太陽の下にいるタイプなので、シミが目立つようになってきました。美容皮膚科でシミ治療を受けたりもしているのですが、追いつかなくて…。
あと、シミ取りをしたあとは絶対に2〜3ヶ月紫外線対策を徹底しなくちゃいけないと思うのですが、私には結構それがしんどいなと感じることもあります。
最近、ANS.でシミ・肝斑治療プログラムを始めましたが、飲み薬と塗り薬で治療していくので、その点はすごく新鮮だなと思います。
ー ANS.をご利用いただいて魅力的だなと思ったところを教えてください。

まず、「こんなに簡単に、早く手元にお薬が届くんだ!」と驚きました。オンライン診療もとても手軽で、スムーズに受けられたのが印象的です。
美容皮膚科って、待ち時間が長いですし、行き帰りの時間もかかりますよね。その時間を確保するのが大変なので、よほどのことがないと通えないのが現実です。でも、オンライン診療なら自宅で好きな時間にサッと診察を受けられて、あとはお薬が届くのを待つだけ。とても便利でした!
また、デザインが可愛くて、箱を開けるときもワクワクしました。リーフレットやしおりの紙質にもこだわりを感じて、細かい部分まで丁寧に作られているなと思います。
美容皮膚科に行きたいけれど時間が取れない、そんな方にはぜひおすすめしたいですね。

オンライン シミ・肝斑治療「ANS.(アンス)」
撮影/恒松 弘匡 ヘアメーク/野口由佳 取材・文/佐々木ひとみ