2008年高知医科大学医学部卒業。初期研修後都内の大学病院麻酔科入局。
その後、整形外科へ転科。2015年から医療×ITのスタートアップに参画し医療監修を務める。医療×IT分野の執筆多数。 医療×ITを美容医療に導入するべくANS.の立ち上げに参画。ANS.クリニック院長。
ハイフの施術を受けてみたいけれど、やめたほうがいいという噂もあるし迷っているという人も多いと思います。デメリットがあることを考えると、施術を受けていいか悩んでしまいますよね。
ここではハイフで得られる効果から、メリット・デメリットまで詳しく解説します。やめたほうがいいと言われている理由についても調査しましたので、ハイフを検討している方はぜひ参考にしてください。
ハイフとはどんな施術?
ハイフとはHigh Intensity Focused Ultrasoundの略称で、頭文字を取ってHIFU(ハイフ)と言います。どんな施術なのか知らないという人もいるかと思いますので、まずはハイフについて詳しく解説していきます。
高密度焦点式超音波を用いた施術
ハイフは高密度焦点式超音波を出す機器を用いた施術です。肌の奥にある皮下組織とSMAS筋膜に超音波を一点集中させることで、筋膜などを引き締めることができます。
肌のたるみは外科的手術でしかケアできないものとされていましたが、ハイフが登場してからは手術なしでたるみをケアできるようになりました。肌にメスを入れる必要がないため、切開が怖いという方にもおすすめの施術です。
筋膜を引き締めてたるみを改善する効果がある
たるんでしまっている筋膜や皮下組織を引き締めれば、肌の弾力がアップ。肌のたるみをケアすることが可能です。頬のたるみを引き締めたいという人が多いですが、中には目の下のたるみをケアしたいという人もいます。
目の下のたるみも、ハイフなら切開なしでケアすることが可能。肌の引き締め&引き上げ効果が期待できるため、小じわなどのお悩みもまとめてケアできるでしょう。
ボディの瘦身効果も期待できる
ハイフは小顔・エイジングケア向きの施術ですが、ボディへの施術を可能としているクリニックもあります。痩身のように全体にアプローチすることはできないものの、おなかやおしりなど、ピンポイントへの施術ができます。
たるみをケアすると共に、脂肪細胞を破壊することが可能です。硬くなっている脂肪にも効果があるとされているため、ダイエットをしても中々落ちない部位への施術としておすすめです。
ハイフはやめたほうがいい?起こりうるデメリットとは
ハイフは手術なしで肌のたるみをケアできる画期的な施術です。しかし、ハイフはやめたほうがいいという意見もあるため、本当に受けていいのか迷ってしまいますよね。
ここではハイフを受けることで起こりうるデメリットについて解説します。
体質によってハイフのダウンタイムが強く出る
ハイフを受けると、体質によってはダウンタイムが強く出たり、長引いたりする恐れがあります。
ハイフは肌にメスを入れない施術なので、切開を行う施術に比べると比較的ダウンタイムが少ない施術です。しかし、赤みやむくみ、水ぶくれといったトラブルが出ることもあります。
ハイフを照射する部位や、機器の出力の強さなどによってもダウンタイムが出るかが異なります。保湿ケアや紫外線対策などのアフターケアをしっかりしておくことで、ダウンタイムの悪化を防げるでしょう。
症状が長期化する可能性も
ハイフのダウンタイムは、症状が長期化する可能性もあります。どの施術も同様ですが、ダウンタイムの出方は人によって大きく異なります。ダウンタイムが1週間~1か月程度で落ち着けばいいですが、治まらない場合はクリニックで診察を受けましょう。
また、症状が悪化していると感じる場合も医師に診てもらうことがおすすめです。早い段階で診察してもらえば、症状がひどくなることを食い止められるでしょう。
筋肉痛などの副作用が出ることもある
ハイフのダウンタイムは赤みやむくみなどの症状が多いですが、中には筋肉痛のような痛みが出る人もいます。ハイフはSMAS筋膜に超音波を照射する施術なので、筋膜に刺激を与えます。
施術中から筋肉痛のような痛みが生じ、それが1週間程度続くかもしれません。長期的に続くことはほとんどないとされていますが、1週間以上経過しても治らない場合は医師に診てもらうといいでしょう。
施術後に神経を損傷した事例も
エステサロンでハイフを受け、術後に神経が損傷してしまったという事例があります。消費者生活センターに複数寄せられた相談によると、施術後に熱傷が起きた、頬の神経を一部損傷した。などの事例が報告されているようです。中には顔に傷跡が残ったというものもあります。
術後に熱傷などが起きた場合は、数か月の治療期間を要します。こういった事例が報告されていることから、ハイフはやめたほうがいいという声も出ているのです。
デメリットばかりじゃない!ハイフで得られるメリット3つ
ハイフは体質によってはダウンタイムが強く出たり、長引いたりする恐れがあります。また、施術を受ける場所によっては熱傷などのリスクを負うかもしれません。
このようにデメリットばかりが目立ってしまいますが、ハイフはメリットも多くあります。ここではハイフを受けることで得られる3つの大きなメリットをご紹介しましょう。
肌のコラーゲンなどを増やせる
加齢とともに減少していくコラーゲンを施術によって増やすことが可能です。ハイフは皮下組織やSMAS筋膜にダメージを与える施術なので、照射後に人体の損傷治癒作用が働きます。
この働きによってコラーゲンの生成量が増えるため、肌のハリや弾力が上がったことを実感できるでしょう。すぐに生成量がアップするわけではありませんが、施術から3か月ほどで肌に変化が現れます。
エイジングサインのケアにぴったり
ハイフはたるみはもちろん、小じわもケアできるため、エイジングサインのケアにぴったりの施術です。前述したように、ハイフは皮下組織とSMAS筋膜に超音波を照射して引き締め、肌のたるみをケアしていく施術です。
垂れ下がった肌がきゅっと引き上がるだけでなく、気になる小じわも目立ちにくくなります。加齢と共に出てくるサインをまとめてケアできますので、施術後は若返った印象になるでしょう。
施術時の痛みが少なくダウンタイムの期間が短い
ハイフの施術は痛みが少なく、ダウンタイム期間が短いため、体への負担が軽く済みます。施術時にチクチクとした痛みを感じることがあるものの、我慢できる程度の痛みと感じる人が多くいます。また、個人差があるものの、ダウンタイム期間が短く済むケースも多いようです。
施術時の痛みが気になる場合は麻酔の相談をしておくといいでしょう。施術後には施術部位のアフターケア方法が説明されますので、しっかりとケアしておくことがおすすめです。入念にケアを行うことで、ダウンタイムもひどくならずに済むでしょう。
ハイフは効果ない?やめたほうがいいと言われる理由を調査
ハイフにはクリニックで受けられる医療ハイフと、エステサロンで受けられるエステハイフがあります。エステハイフは医療ハイフより費用が安いというメリットを持ちますが、施術の失敗例があることも。
エステハイフは出力レベルが弱い分、複数回受けないと効果がないと言われています。この点も、ハイフは効果がない、やめたほうがいいと言われる理由の一つでしょう。
ハイフのやりすぎ注意!術後に後悔する理由とは?
クリニックやエステサロンでハイフを受けるには、適正な期間を保つ必要があります。1~3か月の期間をあけて施術を受けるため、やりすぎるということはないでしょう。
しかし、自宅でハイフ機器を使用している方は注意が必要です。ここでは自宅用ハイフ機器を頻繁にやりすぎることで起きるデメリットについて解説します。
ハイフの効果は脂肪や筋肉によって異なるので場所によっては効果がないことも
ハイフの効果は施術部位によって異なりますので、施術を受けても効果がわからないということもあります。人によって脂肪や筋肉の付き方は異なります。2人の女性が同じ部位にハイフを受けても、1人は効果が見え、もう1人は効果がないということもあるのです。
ハイフを受ける前に、希望する施術部位を医師に診察してもらいましょう。効果が認められるかを確認した上で、施術を受けてください。
ハイフをやりすぎると将来の姿に大ダメージ
クリニックでハイフを受けるときは、1~3か月の期間に従って施術を行います。期間を守ることでトラブルも出にくいですが、自分の好きな時にできる自宅用ハイフ機器だとやりすぎてしまう恐れがあります。
ハイフは脂肪細胞を破壊する効果が期待できるため、頻繁に行うとそれだけ脂肪細胞も破壊されます。施術部位の脂肪がなくなり、こけてしまうとより老けた印象に。年齢が若くても老け顔になる可能性があるので、使用期間を必ず守りましょう。
自宅で使えるhifu美顔器の口コミは?
ハイフはクリニックやエステサロンで受けられますが、自宅用ハイフ機器を使えば自宅でのケアが可能です。自宅用ハイフ機器はクリニックでの施術同様に効果が得られるのか、口コミを見ていきましょう。
効果があるのかわからない
正直凄い効果があるのかわかりません。
毎日やらないとダメかもしれません。せっかく買ったので使っています。
水の出し入れが面倒くさいです。引用:https://shopping.yahoo.co.jp/review/item/list?store_id=jobell&page_key=jbfu03
効果があるかわからず、とりあえず使い続けている方の口コミです。毎日しないと効果が出ないのかもしれないとありますが、前述したようにやりすぎると施術部位がこけるというリスクが生じます。使う場合は使用機器の頻度を守りましょう。
やらないよりは良いというレベル
やらないよりはマシという自己満的な効果でしたが、値段が値段なので満足。中国語と翻訳機を使ったみたいな怪しい日本語が奇妙な感じでしたが製品には問題がないです。サロンでの施術1回分より安いのでお得といえばお得でした。
値段が値段なので、やらないよりはいいという口コミです。自宅用ハイフ機器は、安ければ7,500円ほどで購入できます。クリニックやエステサロンでの施術費用に比べると安く済みますが、ハイフのメリットが得られるかはわかりません。
ハイフ効果はいつからいつまで続く?
ハイフを受けることで肌のたるみ・小じわのケアや、肌の弾力アップなどの効果が期待できます。これらの効果はいつから実感し、いつまで続くのでしょうか?
ハイフの効果がいつからいつまで続くかを解説します。
効果を実感できるのは術後1~3か月後
ハイフの効果は、個人差があるものの、施術から1~3か月後に実感できます。肌のたるみや小じわは早い段階で効果が現れるようですが、肌の弾力に関しては少し時間がかかります。
施術でコラーゲンの生成量を増やし、コラーゲンが増えていくことでもっちりとした肌になっていくでしょう。
施術効果は6か月~1年ほど続く
ハイフの施術効果は、6か月~1年ほど続くといわれています。持続期間にムラがあるのは、使用する機器によって期間が異なるからです。6か月ほどしか持続しない機器もあれば、1年ほど持続する機器もあるため、施術を受ける際は使用機器について確認しておきましょう。
安全性を重視するならクリニックの医療ハイフがおすすめ
ハイフをしたいのであれば、クリニックで受けられる医療ハイフがおすすめです。ここでは医療ハイフの詳細と、エステハイフとの違いについて解説します。
医療ハイフとは?
医療ハイフとは、クリニックで受けられるハイフ施術のことです。
- ソノクイーン
- ウルトラセルQ+
- ダブロ
などの機器があり、それぞれで特徴が異なります。施術時の痛みやダウンタイム、得られる効果が変わりますので、使用する機器の特徴を確認しておくことがおすすめです。
医療ハイフの痛みやダウンタイムは?
ハイフは皮下組織やSMAS筋膜にアプローチする施術なので、皮膚に痛みは生じません。しかし、皮膚の下をチクチクと刺されるような痛みを感じるといわれています。クリニックによっては麻酔を用いますし、使用機器によっては麻酔なしで施術が可能です。
医療ハイフのダウンタイムはほとんどないといわれていますが、赤みや水ぶくれなどの症状が稀に出ます。症状は1か月以内に治まるでしょう。ダウンタイムが長引くようであれば、担当医師に診察してもらってください。
エステサロンのハイフと何が違う?
医療ハイフとエステサロンのハイフの違いは、超音波の出力レベルです。医師であれば肌にトラブルが起こらないレベルまで照射できますが、エステサロンでは弱い出力でしか照射できません。
そのため、一度の施術では効果が実感しにくいというデメリットがあります。
安い美容外科でハイフを受けても大丈夫?
美容クリニックによって施術費用に差がありますが、あまりにも安いクリニックはおすすめできません。ハイフの費用相場は40,000~60,000円と少し高めです。できるだけ安く受けたいという方も多いですが、安すぎると不要なトラブルを招く恐れがあります。
ダウンタイムやハイフの効果を重視するためにも、価格よりクリニックの実績や医師の技術力からクリニックを選びましょう。
まとめ
ハイフはデメリットが複数ある施術ですが、その反面エイジングケアができるなどのメリットも大きい施術です。安全性の高いハイフを受け、アフターケアをしっかり行うことでひどいダウンタイムを防げるので、施術を受ける場所を慎重に選びましょう。
医師の管理の下で行われる医療ハイフは、安全性が高いと言えます。ハイフの実績が多く、技術力の高い医師がいるクリニックを選ぶことがおすすめです。安全にハイフを受け、たるみのない若々しい肌を手に入れてくださいね。
HADA LOUNGEで施術を受けられるHIFU、ウルトラセルQ+のご紹介!
定額制で様々な美容施術を受けられるHADA LOUNGEでは、ウルトラセルQ+を使ったハイフ施術が受けられます。
ウルトラセルQ+は筋膜にアプローチしてたるみをケアするだけでなく、コラーゲンを増やしたり脂肪細胞を溶かすことが可能。さらに施術時の痛みを従来機器よりも低減、施術時間も10~15分程度に短縮できるといったメリットを持っています。
ダウンタイムもほとんどないとされていますので、ハイフのメリットだけを得ながらエイジングケアができるでしょう。
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