ニキビ

背中ニキビがなかなか治らないのはなぜ?原因とできやすい人の特徴・治し方を解説

「気づいたら背中にニキビができていた」「ちゃんと洗っているのに、なかなか治らない」——背中は自分の目で確認しづらく、知らないうちに悪化しやすい部位です。

  • 背中ニキビがなかなか治らないのはなぜ?
  • 背中にだけニキビができるのはなぜ?
  • 大事なイベント前にできたらどう対処すればいい?

この記事では、背中ニキビの原因やできやすい人の特徴、悪化させてしまうNG習慣、今日から始められる予防・ケア方法までをまとめて解説します。

自分では見えにくい背中だからこそ、正しい知識で早めにケアしていきましょう。

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背中ニキビができる原因とできやすいタイミング

背中ニキビも、基本的には顔のニキビと同じ仕組みでできます。まずはその仕組みと、できやすいタイミングを押さえておきましょう。

背中にニキビができる仕組み

背中は皮脂を分泌する皮脂腺が多く、もともとニキビができやすい部位です。

皮脂が過剰に分泌されたり、古い角質がたまってターンオーバーが乱れたりすると、毛穴の出口がふさがって皮脂が詰まります。この詰まった皮脂を栄養源にアクネ菌が増えると、炎症を起こした赤いニキビへと進みやすくなります。

放置して炎症が悪化すると膿を持ったニキビになり、痕が残る原因にもなります。背中は手やタオルが当たりやすく、衣類でこすれやすいことも、毛穴詰まりや炎症につながりやすい一因です。

背中ニキビができやすいタイミング

背中ニキビは、皮脂や汗が増える状況でできやすくなります。

特に汗ばむ夏場や、運動・入浴で汗をかいたあとに、汗や皮脂がたまったままになると毛穴が詰まりやすくなります。一方で、肌が乾燥する冬も、バリア機能の低下からニキビができやすくなる時期です。

また、睡眠不足やストレス、食生活の乱れが続いているときも、ホルモンバランスの変化を通じて皮脂の分泌や肌の状態に影響し、ニキビができやすくなると考えられています。生活リズムが崩れているタイミングは要注意です。

背中にだけニキビができるのはなぜ?背中特有の理由

背中にだけニキビができるのはなぜ?背中特有の理由

「顔にはできないのに背中にだけできる」という方は、背中ならではの環境が関係していることが多いです。

背中は顔と並んで皮脂腺が多く、皮脂の分泌が活発な部位です。それに加えて、背中には次のような特有の事情があります。

ひとつは、シャンプーやトリートメントの洗い残しです。髪を洗うときに流れ落ちた洗浄成分が背中に残ると、毛穴詰まりや刺激の原因になります。もうひとつは、衣類や寝具との摩擦・蒸れです。背中は一日中なにかしらが触れている部位で、汗をかいても乾きにくく、湿った状態が続きやすいのが特徴です。

さらに、背中は自分の目で見えにくく、手も届きにくいため、ケアがおろそかになりがちです。顔のように毎日鏡でチェックしないぶん、できはじめに気づけず、悪化してから初めて気づくことも少なくありません。こうした要因が重なって、背中にだけニキビが集中することがあります。

背中ニキビができやすい人の特徴・習慣7選

同じ生活をしていても、背中ニキビができやすい人とそうでない人がいます。次のような特徴・習慣に当てはまる場合は、背中ニキビのリスクが高まりやすいといえます。

ひとつめは、皮脂分泌が多い脂性肌・汗をかきやすい体質の人。皮脂や汗は毛穴詰まりの直接の原因になります。

ふたつめは、髪が長く、背中に髪が触れている時間が長い人。髪についた汚れや整髪料、洗い残したシャンプー成分が背中に触れ続けることが刺激になります。

3つめは、体を先に洗い、最後に髪を洗っている人。髪を後に洗うと、シャンプーやトリートメントの洗浄成分が背中に流れ落ち、そのまま残ってしまいがちです。髪→体の順で洗い、最後に背中を流すと、洗浄成分の残りを防ぎやすくなります。

4つめは、通気性の悪い衣類や、汗をかいたままの服を着続ける人。蒸れと摩擦が重なり、ニキビができやすい環境になります。

5つめは、睡眠不足や不規則な生活が続いている人。肌の修復が追いつかず、ターンオーバーが乱れやすくなります。

6つめは、脂質・糖質に偏った食事や間食が多い人。皮脂の分泌が増えやすく、ニキビの悪化につながることがあります。

7つめは、ストレスをためこみやすい人。ストレスはホルモンバランスや皮膚の免疫力に影響し、ニキビの炎症が強く出る一因になります。

また、背中は自分の目で見えにくく手も届きにくいため、洗い忘れが起こりやすい点にも注意が必要です。洗ったつもりでも汚れや皮脂が残っていることがあり、毛穴詰まりにつながる場合があります。

複数当てはまる場合でも、ひとつずつ見直していくことで背中ニキビのできにくい肌に近づけます。

背中ニキビがなかなか治らない3つの理由

背中ニキビがなかなか治らない3つの理由

「ケアしているのに治らない」と感じる背中ニキビには、背中ならではの治りにくさがあります。

自分で見えず、悪化に気づきにくい

背中は鏡を使わないと確認できないため、できはじめのサインを見逃しがちです。気づいたときには炎症が進んでいることも多く、結果として「治りが遅い」と感じやすくなります。

摩擦・汗・蒸れの刺激が常に加わり続ける

顔と違い、背中は衣類や寝具が一日中触れています。せっかく落ち着きかけても、摩擦や汗の刺激が繰り返し加わることで、なかなか改善が進まないことがあります。

皮脂が多く、慢性化・繰り返しやすい

背中は皮脂の分泌が多いため炎症が長引きやすく、ひとつ治ってもまた別の場所にできる、というように繰り返しやすい部位です。また、自己流のケアを続けているうちに、実はニキビではない別の症状だった、というケースもあります。

なかなか治らない場合は、ケア方法が合っていない可能性や、別の症状である可能性も含めて見直すことが大切です。

そのブツブツ、ニキビじゃないかも?間違えやすい症状

背中のブツブツは、ニキビとよく似た別の症状であることがあります。見た目が似ていても原因が異なると、ニキビ向けのケアでは改善しにくいため注意が必要です。

マラセチア毛包炎

皮膚に常在するマラセチア菌(カビの一種)が毛穴の中で増えて起こるとされています。赤みのある小さな盛り上がりが多数できるのが特徴で、かゆみを伴うこともあります。汗をかきやすい時期に悪化しやすく、ニキビと見分けがつきにくい症状です。

毛包炎(毛のう炎)

毛穴の浅い部分に黄色ブドウ球菌などの細菌が感染して炎症を起こした状態とされています。赤みのある小さな膿を持ったブツブツができ、軽いかゆみを伴うことがあります。

おでき(癤)

毛包炎が進行し、毛穴の深い部分やその周囲まで炎症が広がって化膿したものとされています。皮膚がかたく盛り上がってズキズキと痛み、赤みや熱を伴うことがあります。

これらはニキビとは原因が異なり、必要な対処も変わります。セルフケアで改善しない、かゆみや強い痛みがある場合は、自己判断で対処を続けず、医療機関で正しい診断を受けることをおすすめします。

背中ニキビを悪化させる、ついやりがちなNG習慣6選

背中ニキビを悪化させる、ついやりがちなNG習慣6選

よかれと思ってやっていることが、かえって背中ニキビを悪化させていることがあります。次の行動は避けましょう。

ゴシゴシ強く洗う

汚れを落とそうとナイロンタオルなどで強くこするのは逆効果です。摩擦が刺激となり、炎症を悪化させてしまいます。

ニキビをさわる・つぶす

気になって触れたりつぶしたりすると、刺激や雑菌で悪化し、痕が残りやすくなります。

汗をかいたまま放置する

汗や皮脂がたまったままだと毛穴が詰まりやすくなります。とくに運動後や就寝中の汗には注意が必要です。

シャンプー・トリートメントの洗い残し

背中に洗浄成分が残ると毛穴詰まりや刺激の原因になります。すすぎが不十分になりやすいので意識して流しましょう。

通気性の悪い服を着続ける

汗を吸わない・乾きにくい衣類は、蒸れによってニキビができやすい環境をつくります。

背中の保湿・紫外線対策をしない

顔はケアしても背中は放置しがちです。乾燥はバリア機能を低下させ、紫外線は炎症やニキビ痕の悪化につながります。

どれも日常のなかで無意識にやってしまいがちなことばかりです。心当たりがあるものから見直してみましょう。

背中ニキビのケア方法と予防のポイント

背中ニキビは、毎日のちょっとした習慣の積み重ねで予防・ケアができます。原因に合わせたポイントを押さえておきましょう。

汗をかいたらこまめに洗い流す

汗をかいたら、できるだけ早くシャワーで洗い流すのが理想です。すぐに洗えないときは、清潔なタオルでやさしく押さえるように拭き取りましょう。汗や皮脂をためこまないことが、毛穴詰まりの予防につながります。

洗い方とすすぎ残しに気をつける

体を洗うときは、よく泡立てた洗浄料でなでるようにやさしく洗います。ゴシゴシこすらないことが大切です。また、髪→体の順で洗い、シャンプーやトリートメントが背中に残らないよう、最後にしっかりすすぎましょう。

背中こそ保湿と紫外線対策を

洗ったあとは背中も保湿してバリア機能を保ちましょう。ニキビが気になる肌には、毛穴を詰まらせにくいノンコメドジェニックテスト済みのアイテムや、低刺激のものがおすすめです。あわせて、見落としがちな背中の紫外線対策も、炎症やニキビ痕の悪化を防ぐうえで役立ちます。

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下着・寝具を清潔に保つ

背中に長時間触れる下着・衣類・寝具は、こまめに洗濯して清潔に保ちましょう。汗を吸いやすく通気性のよい素材を選ぶと、蒸れによる悪化を防ぎやすくなります。

生活習慣を整える

十分な睡眠、栄養バランスのとれた食事、ストレスをためこまない工夫も、背中ニキビの予防には欠かせません。脂質・糖質に偏った食事や間食を控え、規則正しい生活を意識することで、肌の状態が整いやすくなります。

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大事なイベントに背中ニキビができたときの対処法

結婚式や旅行、ドレスを着る予定など、背中を見せるイベントの直前にニキビができてしまうこともあります。

まず大前提として、つぶしたり無理に隠そうとこすったりするのは避けましょう。刺激でかえって赤みや炎症が強くなり、痕が残るリスクが高まります。

炎症が出ている場合は、肌を清潔に保ち、刺激を与えないことが基本です。当日は、ニキビをカバーできるデザインの服を選んだり、肌あたりのやさしい素材を選んだりするのも一つの方法です。ただし、これらはあくまで一時的な対処にすぎません。

ニキビは短期間で完全に消すことが難しいため、大事な予定があるとわかっている場合は、できるだけ早い段階から治療を始めておくことが、結果的にいちばんの近道になります。直前になって慌てないためにも、気になりはじめたタイミングで早めに対処しておきましょう。

なかなか治らない背中ニキビは医療機関への相談がおすすめ

セルフケアを続けても改善しない背中ニキビは、医療機関に相談するのがおすすめです。

背中ニキビには、できはじめのコメドから赤ニキビ、膿を持ったニキビまで段階があり、症状によって適した対処が変わります。また、見た目がニキビに似ていても、マラセチア毛包炎や毛包炎など別の症状である可能性もあります。医療機関では、症状や肌の状態を確認したうえで、一人ひとりに合った対処を選べます。

背中ニキビは放置すると悪化したり痕が残ったりしやすく、繰り返しやすい部位でもあります。今あるニキビを落ち着かせ、繰り返さない肌を目指すためにも、なかなか治らないと感じたら早めに相談することが大切です。

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自分では見えない背中ニキビはオンライン診療という選択肢

「背中ニキビが気になるけれど、わざわざ皮膚科に行くのは気が引ける」という方には、オンライン診療という選択肢があります。

背中は自分では見えにくく、人に見せるのもためらいがちな部位です。その点、オンライン診療なら、自宅で気になる部分の写真を見せながら相談でき、通院の手間もかかりません。

なお、背中ニキビだと思っていても別の症状であることもあるため、まずは自分の肌の状態を知ることが第一歩です。気になりはじめたら、早めに専門家へ相談してみましょう。

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記事の監修者
竹村 昌敏
ANS.監修医 2008年高知医科大学医学部卒業。初期研修後都内の大学病院麻酔科入局。 その後、整形外科へ転科。2015年から医療×ITのスタートアップに参画し医療監修を務める。医療×IT分野の執筆多数。 医療×ITを美容医療に導入するべくANS.の立ち上げに参画。

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